my favorite things

絵本の話を中心に、好きなもの、想うことなど。

深まる秋(来年への準備)

2008-10-31 19:33:13 | 日々のこと
明日から11月。

少しづつ、朝晩は冷え込んできて、暖房のぬくもりが恋しく
なってます。

藍の花はおしまいで、綿には今頃咲いてきた花もあって、
ブルーベリーの葉は赤くなってきたのに、ラズベリーには
また実が、ほんの少しだけどできたりして‥
写真を撮るほどでもないけれど、なんとなく、それなりに
鉢もの関係、楽しんでます。

そう、久しぶりに球根も買ったんです。ミニスイセン。
アネモネや、ラナンキュラスや大輪のユリに心奪われましたが、
ムスカリと相性がいいのは、スイセンかも、と思いなおしました。



昨日、来年の手帳が届きました。




左側は、今年の手帳。
並べてみたら‥なんだか、同じライン上にあるので
おかしくなってしまいました。
(その前に作ったカバーの写真はこちらに

3年目に突入のほぼ日手帳ですが、カバー選びはかなり
迷い‥ベージュに白い水玉がちらちらしているのもいいなあと
思ったのですが、それだとなんだか「守り」に入ってしまいそうで‥
夫にも、ちょっと違うんじゃないと言われたし‥
2009年も、どんどん「攻めて」いくためには、やはり赤かなと
思い、決めました・笑

07年のよりも、膨らんで重くなっている08年の手帳。
(なんでも貼っていくことにしたからなんですが‥)
09年は、どんな感じになるでしょうね。

3月には卒業式と記し、4月の欄には、入学式。

あとはどんなことが記されていくのでしょう‥
rが中学生になるなんて!!! 
驚きの09年への準備の第一歩です。




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魔法使いのチョコレートケーキ おはなし会@ことり文庫

2008-10-28 19:26:50 | 好きなもの・おでかけ
26日の日曜日は、ことり文庫さんで開かれた
魔法使いのチョコレートケーキ おはなし会に、小6の娘rとともに
参加しました。

おはなし会に、2人で行くのは、いつ以来でしょう?

小学生になってからは、たぶん初めて。
もうすこしで、小学生もおわりになってしまうので、ラストチャンス
でした。(なんてラッキー)

1部と2部に分かれていて、メインテーマである
魔法使いのチョコレートケーキ」のお話が終わったら、
本当にチョコレートケーキが焼きあがるように、なっていたのです。

それって、よく考えると、とってもとっても凄いことです。

その時は、奥の部屋の、奥の椅子に座って、もうその「世界」に
居たので、それほどすごいって思わなかったのですが、
その夜、寝る頃になって、しみじみ思いました。

焼きたての、ほかほかで、ふかふかの、チョコレートケーキが
おはなしを聴きおわったら、出来上がっている、本屋さんなんて
世界中探しても、ないんじゃないかって。

そして、それは、小さい時に、その日の語り手である
「みさえおばちゃん」のお話を聴いて、大きいチョコレートケーキが
ほんとに食べられたらどんなにいいだろうと、思っていた
「ふみちゃん」が、大きくなって、本屋さんになって、実現させて
しまったことなんです!

お話を始める前に、「みさえおばちゃんが」とても嬉しそうに
そう教えてくださいました。



おはなし会は、ろうそくを灯すところから始まって、よく、
手遊び歌なんかをしますよね。
その日は、大人も半分くらいいたせいなのか、それともそれが
みさえさん流なのか、歌の代わりに、短い詩を、声に出して
言いました。とってもいいなあって思いました。
聴き手になるだけでなく、その場所に、本当に、自分が居る感じで。


お話は下記の通りです。(ことり文庫日誌より転載させて頂きました。メモをとってなかったのです)

1部

・ がまくんとかえるくんの「クッキー」
・ ノニー・ホグロギアンの「にんじんケーキ」
・ 魔法使いのチョコレートケーキ「葉っぱの魔法」

2部

・ がまくんとかえるくんの「ひとりきり」
・ ジプシーの昔話「なんでもみえる鏡」
・ 魔法使いのチョコレートケーキ「魔法使いのチョコレートケーキ」

おまけのおはなし
(その日参加していた、藤本みさえさんのおともだちが、
急な指名にもかかわらず、美しい声で語ってくれました)

・ローザとジバル(クロアチアの昔話)


休憩のときや、おわったあとに、藤本みさえさんや、みさえさんの
文庫に長くいらしているおともだちに、絵本の読み聞かせと、
語りの違いを聞くこともでき、楽しいだけでなく、とても勉強にも
なりました。

前に、会ったことがある、naoさんこももさんとも、
慌ただしいながらもすこしお話できたし。
はらぺこさんには、rもすっかり心許したようで(笑)、新宿まで
楽しいおしゃべりがつきませんでした。
みなさん、どうもありがとう。



そうそう。

ろうそくの灯りを吹き消すときに、お願ごとをします。
その日は、1部と2部とおまけの時の、合計3度、お願いをする
ことができました。

すごい効き目が現われて、お店を出るまでの間に、私のお願い事は
叶ったのです。(こっちのブログに書いたので、詳細は省略します)
願った時点で、もう半分は叶っている、という、大好きなフレーズが
実証されたってことですね。

とってもとっても嬉しかったです。








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揺さぶる音

2008-10-22 14:52:03 | 好きな絵本

この頃、お出かけしたことばかり書いていて、ちょっと気が引けてます。
なので、今日は「絵本」のおはなし。

絵本というくくりに入れていいのかどうかわからないけど、グレーの紙に
黒く細い線画がとてもいいので、装丁は、ちゃんとした「本」みたいだけど
「絵本」ということで‥




タイコたたきの夢』 ライナー・チムニク 作 矢川澄子 訳


同じ作者の『クレーン男』を、1か月前くらいに読んで、ふーむとなりました。

寓話なのかなと思ったけど、うまく自分の気持ちをまとめられなくって、
同じ作者の、別の作品も読んでみようと思い、こちらを手にとりました。
題名がすごく気になったのです。

表紙だけみると、描かれている二人の男がプロの「タイコたたき」で、
その男たちの夢見ていること、って内容みたいですよね。
でも、この男たちは、大勢の中の誰かであって、名前もなければ、
タイコをたたくのが職業というわけでもありませんでした。


むかしむかしのあるくにで、ある日、ひとりが言い出すのです。

   「ゆこう どこかにあるはずだ
   よっとよいくに よいくらし!」


それに賛同したものたちが、太鼓を打ち鳴らしながら、自分の国を出て、
よそのまだ見ぬ、もっとよいところを目指します。



現状に思い悩んでいるのなら、立ち上がって、太鼓を鳴らして
どんどん外に出ていくのが、得策であり、良策であり、人間としての本能でも
あるのかなあと思います。

でも、城壁の中で、それなりに満ち足りた暮らしをおくっていたのに、
どこの誰ともわからない男たちが、大勢で太鼓を鳴らしながらドカドカ
やってきたら、それもどんなものなのでしょうね‥

いろんな側面から、いろんなことが感じられます。

いま、私がいちばん思うのは、太鼓の音が聴こえてきたら、きっと
ドキドキしちゃうなあということ。
そのドキドキは、侵入者に対しての警戒であるよりも、一緒に行こうという
誘いに聞こえてしまうからかな・笑。
色々な意味で、太鼓の音には、揺さぶられます。


太鼓の音といえば、春樹氏の初期のエッセイ『遠い太鼓』の一節が、
必ずセットで思い出されるのです。

ある朝目が覚めて、ふと耳を澄ませると、何処か遠くから太鼓の音が
聞こえてきた。ずっと遠くの場所から、ずっと遠くの時間から、
その太鼓の音は響いてきた。とても微かに。
そしてその音を聞いているうちに、僕はどうしても長い旅に出たくなったのだ。


春樹氏は、日本を離れてギリシアやイタリアで生活し、そしてそのあと
ノルウェイの森』が出版されました。

なんか、すごいむかしばなしをしているみたいで、それに驚きますが(笑)、
「遠い太鼓」を最初に読んだときに、私も、この場所にいてはだめ、
行きたいと思っているところにいかなくちゃ、と強く思ったことをよーく
覚えています。

太鼓の音を、思い浮かべただけで、だから、気持ちが今でも揺さぶられる
のでしょう。

遠い太鼓




私たちのお店、BOOTS&STICKS の「スティックス」も、もちろん
太鼓をたたく、スティックのことです。
(私たちのお誘いは、まだ見ぬよい国へ、ではなく、ちょっとそこらへんの
散歩や、頭の中で、好きな場所へ行くことですけどね ♪)











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工房からの風 2008年版 

2008-10-20 18:14:53 | 好きなもの・工房からの風

2年前の、「工房からの風」の時にいただいてきた綿の実から
種をとって、種を蒔いて、家でも綿の種がとれるようになり、
それをまた、ともだちに送ったりして。

だから、綿が実をつけ始めると、今年もそろそろだなあと
気になりはじめ、らふとのお庭に行くと、必ず、綿を探し眺めます。

なんて大きく。なんてふくよか。

(私の中では) 綿=工房からの風、なんです。



今年は、初日の土曜日に行かれないことが、わかっていたので
それが残念でたまりませんでした。
おともだちは、みな、土曜日に行くときいていたので。

でも。

わくわく・ドキドキのかわりに、会いたいなあ、お話してみたいと
思っていた方々と、わりとゆっくりおしゃべりする時間が持て、
穏やかな風を、頬に受けることができました。

それに。

今年は、これ、と心に決めていたものが、
日曜日にもあって(残っていて)、すごく嬉しかったです。

そのひとつは、家。

右側が、花のある農家 で、左側がホテルです。
ホテルの壁には、避難用のはしごがあり、農家の壁には
ちゃんと花の咲いている木が描かれています。

すごーくかわいい。すごーく素敵。

案内に載っていた写真を見て、HPを見て、すっかり魅了され
実際に手にとってみたら、その「重さ」がなんとも心地よかったです。



もうひとつはお皿。

出展者のお名前に、中本純也さん、中本理詠さんを
見つけてから、ずっと楽しみにしてました。

焼き締めのが純也さんで、白い方が理詠さんのです。

家には理詠さんの白い小さな器が2つあって、同じような
気色のもので、取り皿にも使えるような大きさのお皿があったら
と、ずっと思っていたのです。
そして、『手しごとを結ぶ庭』を読んでから、中本さんご夫妻って
どんな方たちなのだろうと、思ってきました。

お会いして、お話して‥すごく楽しいひとときでした。
互いに、こどもは娘ひとりで、その学年も1年ちがいだったし、
お住いは和歌山県で、夫の実家の三重とは隣同士だし、
それに、なにより、私が出したガマ口を見て、
「あ、それ、宮本さんの」ってわかってくれたし。
(このあとひとしきり、私がモン族の話をしたことはお察しの
通りです・笑。ダブルガマ口方式には、純也さんもすごく感心
してくれました)

夫も、純也さんから、蹴ろくろの話なんかを、いつのまにか
聞いているし、とても初めてお会いした方とは思えない
空気が取り巻いていました。


お皿3枚と、手前の小さいのは、高台がついている器です。
お皿は私が選び、高台付の方は、夫のお気に入り。
(高台が八角形のところと、厚みがいいのですが、写真では
ちっともわかりませんね。)

でも、器はやはり料理がのってこそ、かなと思い‥

早速その日の晩ごはんに使いました。





洗濯物?と思って近づいていったら、小さな布に、小さな
ジュエリーがついていたり、ガラスを使った、小さな作品にも
心奪われるものがあり、作った方のお名前を覚えておこう、
いつかきっと、と思ったり。
柿渋染めのバッグぅぅ、と思ったり、ああ、どんぐり染めと
横目で見たり。

楽しい秋の一日を、今年も堪能させてもらいました。







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セミナーpert2 「家族の風景」@ヒルサイドテラス

2008-10-17 19:05:21 | 好きなもの・講座やワークショップ

昨日は、代官山のヒルサイドテラスへ行ってきました。

末盛千枝子さんによる「人生に大切なものはすべて絵本から教わった」の
2期の第1回目だったからです。

大好評のうちに終了した1期が、作家を中心に編んだものに対して、
今回からの2期は、テーマを決めて、それにそった本を、末盛さんに紹介して
いただくという形にしたそうです。


第1回目のテーマは「家族の風景ーさまざまな形」


この 「The Family of Man」という、末盛さんが、大切に
大切にしている写真集を軸にして、おはなしは広がっていきました。

この写真集の中には、人生の営みのすべてがあり、
‥恋人たちの語らい、結婚式、誕生の場面、こどもたち、家族写真、別れ‥
優れた絵本のすべてのもとを見ることが出来る、と末盛さんは
おっしゃっていました。

写真集との出会いは、日本でこの写真展が開催されたときに、
末盛さんのお母様が、見に行かれ、すごく感動して、写真集を買ってきた
ことによるそうです。
以来、舟越家のリビングには、いつもこの本が置かれ、末盛さんだけでなく
ほかのご兄弟も、飽くことなく、眺めては、みな自分のお気に入りの
ページがあったというお話も聞きました。

特に好きな写真を、拡大コピーしてきたものを見せていただき、
脚注も素晴らしいと、それを日本語に訳したものもいただきました。
写真集そのものも、あとから、手に取って、見ることもできて、とても
よかったのですが、さすがに、脚注と照らし合わせてみるほどの
「ひとりじめ」はできませんでしたので(笑)、ぜひとも、うちのリビングにも
1冊欲しいと、思い始めています。


テーマにそった絵本として、まずご紹介くださったのは、
とてもなじみのあるこの絵本でした。




    『わたし』 谷川俊太郎 作  長新太 絵


  
  『みみをすます』 谷川俊太郎 作


以下、メモをもとにご紹介の本を並べてみます‥

  『たびのなかま』 はらだたけひで

  『アラバマ物語』 ハーバー・リー

  『ちいさなとりよ』 マーガレット・ワイズ・ブラウン 

  『白バラは散らず』 インゲ・ショル


  『ここが家だ』 ベン・シャーン



  『悲しい本』  マイケル・ローゼン


本の紹介の前だったか、あとだったか、覚えていないのですが、
新聞の記事のコピーもご紹介くださいました。

朝日新聞夕刊、10月3日付の「絵本の記憶」よりの一節と、
おなじく、10月3日に、掲載された、僧侶 有国智光さんの文章です。
偶然にも、私もこの記事を読んでいて、あまりにも感動が大きかったので
手帳に、文章からの抜粋を書き写していました。
同じものを、末盛さんも読み、同じように深い感銘を受けていたことに
驚くとともに、じんわりとした嬉しさを感じました。
(記事の全文はこちらから読めるようですでの、ぜひ)

有国さんが、文章の最後を結んでいるこの文章を読むと、
末盛さんがご紹介された、絵本や本の「繋がり」がなんとなく
見えてくるかなあと思います。

小さい悲しみはやがて消えていく。

深い悲しみは私を育てる。大きな悲しみは慈しみにつながる。




                   + + +         + + +        + + +




セミナーのもうひとつのお楽しみは、ランチタイムです。
今回は、いつものブログ仲間で参加したのは私だけだったので
プレッシャーがありました‥ランチの写真を撮らなければ‥
(いつもは、他の方にまかせきりで、自分で写真を撮ってきたのは
昨日が初めてでした・汗)

メニューは、下記の通りです。

ワイルドライスのサラダ
(H&Hベーグル使用)NYスタイルのスモークサーモンベーグルサンド
パンプキンプディング
コーヒー


(パンには自信があるだろう)ヒルサイドパントリーの方が、
ベーグルだけは、うちのよりもH&Hの方がおいしいと言いきっただけの
ことはある、本当においしいベーグルでした。
もちろんクリームチーズ+スモークサーモン+フェンネルの相性も抜群でした。






※第2回目のセミナーは、12月4日(木) 
  「クリスマスの絵本ー贈物について」 です。




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「動物図鑑」展@アトリア

2008-10-15 19:16:26 | 好きなもの・美術館や展覧会

まずは、近くから、ということで、アトリアで行われている
「動物図鑑」展に、行ってきました。

水曜日は、入場無料なので、娘の帰宅を待って、自転車で。
このお手軽な感じがとってもいいです。


あべ弘士さんの原画は、『なめとこ山の熊』と『ライオンのへんな
いちにち
』が、本1冊分全部あり、ほかに、『どうぶつえんガイド』から
数点と、毎年シルクスクリーンで作っているというカレンダーの絵が
5枚ほどありました。

なめとこ山の熊』は、出版されたときに、たしか青山ブックセンターで
原画展があり、見に行きたいなあと思っていたので、
こんな家の近所で見ることができて、ラッキーでした。

あの。

ものすごく当然のことなのですが。
あべさん、とっても、絵がうまいです。

何をあらたまって、そんなえらそうなことをいっちゃってるの!?
なんですが‥私、今までは、あべさんは、動物の絵がすごーく
うまいと思っていた(認識していた)のです。

でも、先ほど、なめとこ山の熊の原画を、1枚づつ見ているうちに
どの絵も、すごく、画面構成が決まってるし、クレヨンか水彩か
色鉛筆を使うかの選択も効果的だし、なんか、まるで、
絵本を見ているみたい、と思ってしまいました。

絵本の元の絵なんだから、あたりまえじゃん、と思うでしょうが、
絵本の原画でも、それが1枚のタブローのように、まったく
独立して感じられるものをあるじゃあないですか。
あるいは、大きく描かれた絵の、ああこの部分を使ってるのね、と
いうようなものも。

でも、なめとこに関しては、どの画面も、きちんと同じ大きさで
きちんと全部が、絵本のページと同じなのでした。
完成度が高い絵本だなあと、思いました。

あべ弘士さんの『なめとこ山の熊』 なかなかいいです。







どうぶつえんガイド

この本の存在を、知りませんでした。
手元に置いて、今度、動物園に行く、前の週から読んで、
わくわくしたいです。
(できれば、子どもが小さかった時に、一緒に読んで
わくわくしたかったです)





原画はなかったけれど、後の本棚に並べられた、あべさんの
作品の中から、このタイトルを見つけました。
いつか欲しいと思いながら、いつも、なんとなく忘れてしまう本の
中の1冊‥

絵とき ゾウの時間とネズミの時間



すっごく前()に、この本について書いたときには、絵の人が
あべ弘士さんだったって、知らなかった気がします。



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ただいま読書中

2008-10-10 18:01:38 | 好きな本
9月のことり便に入っていて、とても気になった本。

「夜のパパ」 というタイトルもさることながら、
表紙の男の人が頭に乗せているのは、ふくろう?




「夜のパパ」は、仕事名。
看護士をしているユリアのママが、夜、仕事で家を空けて
いるので、その時に来てくれる‥

名前は、ペーテル。
石の研究をしていて、石についての本がたくさんあり過ぎて
部屋の中は、寝る場所もなく、
ユリアの家で、寝る場所を確保できたので、好都合という
側面もあり。

ふくろうの名前は、スムッゲル。
とても賢い。
ペーテルは、考えがうまくまとまらないときに、スムッゲルに
頭に乗ってもらう。しっかりおさえつけてくれるから
おちつくのだそう。

夜のパパ』は、そんなペーテルとユリアが、交替で、
日記を書いていく方式でお話が進んでいく。


静かな夜の雰囲気は、秋の読書にふさわしい1冊です。

リトグラフのような挿絵が、とっても、おはなしの雰囲気を
引き立てていて、いちいち見惚れてしまいます。
そして、なぜか、私の中での、ペーテルは
松浦弥太郎さんなのです。
なんか、ヒルサイドテラスでおはなし聴いたときのイメージが
重なっていくのです。



続きのお話が出ていたら、必ずといっていいほど、続きを読みます。




こちらの方は、今ちょうど半分まで読んだところ。

ユリアが頭に乗せているのは、ペーテルが、ユリアのために
作った「象ドードー」

前作『夜のパパ』から数年たち、ユリアも、考えがうまくまとまらない
と感じるような微妙な年齢。
そうでなくても、ユリアは、感受性が豊かな少女なので、
ともだちのこと、学校のこと、家のまわりのことなどで、
思うこと、感じることがたくさんある。


ユリアのひみつ ってなんだろう?

あと、半分、楽しみながら読むことにします。



夜のパパ』 マリア・グリーペ 作 大久保貞子 訳
夜のパパとユリアのひみつ』  同上
挿絵は、両方とも、作者の夫 ハラルド・グリーペ による



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パンプキン・OCTOBER

2008-10-05 15:30:33 | 好きなもの・おでかけ
10月になり、オレンジ色のかぼちゃの飾りが
似合う季節になりました。

8月の終わりに行った 丸木スマ展@埼玉県立近代美術館 や
9月に行った 大道あや展@渋谷区立松濤美術館 のことを
書きそびれているうちに、もう10月です。


秋は行きたいところや、予定がたくさんあって、週末はほとんど
うまってしまいそう‥でも、気がつくと、学校行事以外は
自分の行きたいところを最優先してやいないか‥?

と、いうことで、昨日の土曜日。
まずは、パンプキンを堪能してきました。



   

まだまだ、こんなのも、ありますよ~



ほんとは、川口のアートギャラリーアトリアで、始まった
『動物図鑑』展ー動物たちへのオマージュー
を、早めに見ておこうかなあと思っていたのです。
あべ弘士さんの作品があるので。

もう、申込は終了してしまったのですが、
あべ弘士さんと一緒に絵を描こうという、魅力的な
ワークショップもあって、大人でもOKだったので
わあ!と思ったのですが、その日が10月19日(日)だったので
断念しました。

だって、19日(日)は、工房からの風@らふと に行くんですもの。
小学校のおまつりが、18日(土)にあるので、今年は
日曜日にしか行かれないのです。

19日のワークショップといえば、芸工展 で、ささめやゆきさんが
『彫って使える小物ワークショップ』というのを行うそうです。
同じものが26日(日)にも。
芸工展は10月11日(土)~26日(日)まで、谷中・根津・千駄木・
日暮里・上野桜木・池之端界隈で行われる、町中いたるところが
展覧会場となるもので、第16回目の今年は「素にかえろう」が
テーマだということです。

ささめやさんのワークショップに参加! もとても魅力的ですが
26日(日)は、梅ヶ丘のことり文庫さんで、おはなし会
あり、できればそちらへ行きたいので‥。


その間にも、娘にピアノを教えてくださっている先生の
コンサートや、市の文化祭での、金管の演奏もあったりで、
すでに、前売り券を買ってある、こちらの展覧会は、
11月にならないと行かれなさそうです。

そうそう、日本橋三越の7Fギャラリーで、
10月7日(火)~13日(月)まで、ロベール・ドアノーの
写真展
も開催されます。
どんな写真? と思う方も、きっと、HPの最初の写真は
見たことがあると思います。(私もそうでした)

※ドアノーのところを、ドアーノと間違えてました。
 訂正いたします。




パンプキン・夜ヴァージョンもすごくかわいいです。

どこかの町の人口より、明らかに多くの人が来てるよね、の
状況にもかかわらず、帰るときには、名残惜しくて、
何度も振り向いてしまうのは、さすがだなあと毎回思います。
家族で来るのは最後かもね、と言ったら、rはなんで?という
顔で見返しました。

それは、喜んだほうがいいことなのかしら。



      



    


 
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