my favorite things

絵本の話を中心に、好きなもの、想うことなど。

グレーボディにチョコブラウン

2012-09-30 13:48:42 | 好きなもの・Tシャツ

もうひとつのブログや、FBなどでは出来上がってすぐに紹介したので
すでに見てくださった方もいるとは思いますが、ここでもご紹介させてください。


+++


白いTシャツボディに、チョコレートブラウン色のインクでプリントした
玉乗り象Tシャツはあったのですが‥




そのチョコブラウン色のインクを、グレー地のTシャツにあわせてみる、
ということは、全然思いつきませんでした。

ですが、お客様のリクエストにより、今年の新柄のモーターサイクルズ・
3ヘッドスクーターTシャツ
を、この組み合わせてでやってみたところ、
とてもいい感じに仕上がりました。


柄のアップ


加えて。
ハイレフトTシャツのオーダーもいただきました。

 (クリックで拡大します)

ハイレフトTシャツは、この柄がバックに入り、フロント面にはこのワンポイント
が入ります。




グレーボディに、チョコブラウン色でのプリントは、この他にも
展開していきたいと思います。

リクエスト、お待ちしています。



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はじまりの風、吹いてます

2012-09-21 14:52:55 | 日々のこと

毎年恒例、10月のお楽しみは、工房からの風@ニッケコルトンプラザ ですが、
ことしは、10回目の記念の展ということもあって、はじめましての企画がいくつも
あるようです。


当日、らふとのお庭を吹きぬける心地よい風は、もう、そよそよと吹き始めて
いるのですね。

〈投稿サイト〉
風が運んだ「もの」がたり 

工房からの風 で、私たちが選び、日々使っている「もの」の様子を
メッセージ、写真とともに投稿できる専用サイトです。
(もしフェイスブックに登録していれば、連動しているのでさらに楽しめますが
未登録でも、投稿はOKだと思います)

友達が選んだものが何なのか、それをどんなふうに使っているのか、
気になりますよね?
と同時に、自分がとても気に入って選んだものを、どんなふうに使っているのか、
知ってもらいたくなりますよね?

もし、それを作った作家さんが見てくれたら、とても嬉しいし‥
作家さん側は、どんなふうに使ってくれているのか、きっととっても知りたいはず
だし、知ることができたなら、すごく嬉しいにちがいありません。

それになにより、当日のお客としてだけでなく、「参加者」になれるってことが
とても楽しいなあと思います。


昨日、早速ひとつ投稿させていただきましたが、何度してもよいそうなので、
過去の楽しかった「風」を思い起こして、またトライしようと思っています。

皆様もぜひぜひ一緒に参加いたしましょう♪


(※写真は、何年か前のものが色々混じっています。)








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オースター的イリュージョン

2012-09-05 17:55:50 | 好きな本

ブルックリン・フォリーズがとてもおもしろかったので、続いて、オースターのこの本を
図書館で借りました。




文庫版もあるようで‥文庫の方はこんな表紙です。

同じ内容が書かれているにも
かかわらず、表紙から受ける印象はだいぶ違いますよね?

私は、上のハードカバー版を読んだのですが、キーパーソンとなる
失踪した映画スター、ヘクター・マンを表紙の「白い男」は表していたんだなーと
読み終わってみればわかります。
文庫版の方は、終盤、主人公が辿り着く「ある場所」を表しているのでしょうかー。


***


とても緻密で、とても入り組んでいて、とてもうまい小説だなあと思いました。
英語で書かれた話を、日本語訳で読んでいるのに、文章はとてもスムーズに
流れていくのです。(訳者の力なのかな‥)

原題は、The Book of Illusions  邦題は、幻影の書。

「幻影」という日本語だと、単数で、幻影は「ひとり」のようですが、
イリュージョン「ズ」と、複数になっているところがポイントかなと思っています。

そう、物語は、飛行機事故でいっぺんに妻と二人の子どもを失い
「死んだように」生きている主人公や、死んでいるのか生きているのか
わからないヘクター・マンという俳優や、彼が作ったシナリオの中で生きている
人々や、単なる物語中の登場人物に過ぎなかったはずの人が、その後の運命を
示唆していたりと、1冊の本の中に、多くの「イリュージョンズ」が満ちているのです。

読者である私は、劇中劇の巧みさに驚き、入れ子のようになっている構成に
感心させられ、両側に鏡が貼られている部屋の真ん中に立たされているような、
デジャブを見せられているような気持ちになりながら、振り切られないように
しっかりとつかまって、最後まで読みとおした、というような気持ちでいます。
主人公は、物語の最初から悲惨な状況に置かれているし、失踪した俳優が出演した映画は
とても興味深いし‥そういうところにいちいち立ち止まったり、振り返ったり、わき道にそれたりも
してみたくなりますが、そんなことをしていると、この物語そのものに、おいていかれる予感が
大きかったので。



疾走感というのとは、ちょっと違うかもしれないし、達成感とまでは言えないかも
しれないけど、オースターの小説がまた読みたくなるのは、おいていかれそうだったけど
ぎりぎりでついていかれた、おもしろいと思えてよかった、という、この「あとあじ」なのかな
と思います。


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ボブ・マーリー ルーツ・オブ・レジェンド

2012-09-03 17:12:05 | 好きなもの・映画やDVD

9月1日から3週間だけという限定で、『ボブ・マーリー ルーツ・オブ・レジェンド』が
上映されています。

昨日、夫とふたりで、角川シネマ有楽町(有楽町ビッグカメラビルの8階)で
観てきました。


25年くらい前から、ボブ・マーリーの曲を聴いていますが、映画の宣伝コピーに
書かれているように 私は、本当のボブ・マーリーを知らない まま、今までずっと
過ごしてきたんだなーと、つくづく思いました。
そして、この機会に映画を観ることができて、ほんとうによかったと心から
思っています。


カリスマとしての、レゲエの神さまとしてのボブ・マーリーにも、ハーフとして
生まれ、ゲットーで育った、つらい少年期があり、ミュージシャンを夢見て、最初に
仲間と結成したウェイラーズの瑞々しい青年期があったことを、当時の彼を知る人の
インタービューを聞き、またその時々の曲がとてもタイミングよく流れてきて‥
もしも、レゲエが好きでない人や、ボブ・マーリーを知らない人がこの映画を観たと
しても、ひとりの男の生涯のものがたりとして、とても感銘を受けるのでは
ないかなと思いました。

私は、本当のボブ・マーリーを知らない 人だったかもしれませんが、その音楽は、
長い時間の中の、色々な、ほんとうにいろいろな場面や局面で聴いてきたので、
その時々の、自分の思い出が、流れてくる曲にたびたび重なりました。

その中でもとびきりは、1998年6月、NYワシントンスクエア。(旅行中のことです)
公園で、輪になって「ノーウーマン・ノークライ」を歌っているグループがいたのです。
当時まだ2歳になっていなかった娘とふたりで散歩中にその光景に出くわし、
私は足をとめて、すこし離れたところからその人たちの歌を聴きました。
曲に合わせて、私から手を離して、踊り始めた(ほんのわずかな踊りですが・笑)
娘を見ている自分を、さらにはなれた場所から見つめる自分自身がいました。
こんな幸せってあっていいのかな、と思いながら。

きっと、誰にも、こんなエピソードがたくさんたくさんあることでしょう。
よい歌は、いつでも私たちのすぐそばにあって、生きて行くことを肯定してくれるように
思います。


ボブ・マーリーはわずか36歳という若さで旅立ってしまったので、「晩年」というと
30代に入ったばかりのころをさすことになるのでしょうかー
フィルムの中で、インタビューに答えたり、ステージで踊り歌っているときの顔が
とても30代そこそこの人には見えず、達観しているというか、老成しているなあと
感じたところがありました。
背負っているものの(もちろん病気のことも含めて)大きさを思わないでは
いられませんでした。

映画のエンディング。

いろんな国のいろんな人たちが、彼の歌を歌ったり、曲を聴いたりするのです。
その場面のことを思い返すだけで、熱いものがこみ上げてきます。




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