2019年。
とりあえず1月の読書は、江戸時代と印象派。
以前、あさのあつこさんの時代小説を貸してくれた方が
こういうのも好きなんじゃない?と貸してくれた(やはり)時代物を
昨年末から読んでました。
(その間に、家にあった『源氏物語九つの変奏』もすこしづつ)
辻堂魁さんの、日暮し同心始末帖シリーズ。
天地の蛍
冬の風鈴
花ふぶき
と読んで、次は‥
逃れ道
つくづくシリーズものが好きなんだなーとひとり笑つつ。
主役の北町奉行所平同心の日暮龍平は、元は旗本の家の三男坊。
剣の腕は超一流。けれどこの時代、次男三男はお家を継ぐことができません。
婿入りをし、町方同心となるということは、身分的には下がるけれど、
龍平はむしろ日暮家の一員となり町方になったことを清々しく受け止め、
些細なことを命じられても、労をいとわず、解決の糸口を見つけてゆくのです。
そして、ここ一番、という時には龍平の刃がきらりと光ます。ああかっこいい笑。
(既読の3冊の中では『花ふぶき』がいちばんよかったです)
ブログ友のところで見かけたこの雑誌が気になって、
それにフィリップスコレクション展を新年早々観に行ったことも相俟って、
早速予約をしたら、日暮し同心の途中で、読むことになってしまいました。
印象派の画家にまつわる7つの短編が載っています。
前にマハさんの作品を読んで知っているエピソードもあったけれど、
マネとベルト・モリゾの話や、セザンヌの、奥さん目線からの話など
とても興味深く面白かったので、またどこかで印象派の大規模な展が
あればよいのに、と思っています。
マハさんの『常設展示室』
ただいま絶賛(図書館で)予約中。77人中16番まで来ています。あともう少し。