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絵本の話を中心に、好きなもの、想うことなど。

贈った絵本と贈られたもの

2014-08-30 10:38:31 | 日々のこと

今年も無事に、娘と私のお誕生日週間が過ぎました。

ことり文庫さんにたのんで送ってもらった絵本はこんなステキな
お包みで届きました。

日めくりカレンダーをつかうアイデア、さすがですね~。

選んだのはこの絵本。

 

AMAZONに、作者 いせひでこさんからのメッセージが掲載されていました。

 ◎いせひでこさんからのメッセージ◎

絵と音楽の結婚のような絵本が描きたいと思いつづけてきた。
13歳のとき、チェロは天から降ってきた。以降現在にいたるまで
ぼそぼそと弾きつづけている。
34歳のときには、偉大なチェリスト、カザルスの魂に導かれるように
ピレネー山中の村プラードを訪ねた。それからいくつもの国境を越えて
たくさんの風景を歩いた。私は絵描きになっていた。

スケッチをしていると、色とことばと音の境がなくなっていくような感覚におちいる。
手から生み出された線や色、それは記憶以前のものから生まれてくるのかもしれない。
スケッチを続ける旅のなかで、どうしても私の手がひきつけられるモチーフがあった。
それが木だった。雪をかぶった切り株や、私をころばせた大きな根……。
いつしかスケッチ帖は木々でいっぱいになっていった。

やがて描きためたスケッチ帖の中から、しずかな音楽が滲み出てきた。
それはあまりにもピアニッシモだったけれど、それこそが私がほんとうに
たいせつにしたい音だと思えた。

その音を懸命に聞きとるようにしてこの絵本を描きました。
絵と音楽はひとつになれたでしょうか。

いせひでこ


物語は、 ルリユールおじさん」や「大きな木のような人」のように
繋がっていくはなし。

最近、勉強の本以外は1ページも繰っていない受験生の娘も、
タイトルをみただけで興味を示し、とても喜んでくれました。
弦楽器なんてどれもやったことないのに、弾くのなら、断然
チェロがいいのだそうです。
 




そしてこちらは、誕生日に娘が贈ってくれた写真たて。 
すっごくいいもの見つけたでしょ、と、自信たっぷりで手渡してくれたのと、
朝から10回くらい(ほとんど嫌みの域?笑)言ってくれた
「おたんじょうびおめでとう」が、(それでもやっぱり)嬉しかったです。 

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絵本を待つ楽しさ

2014-08-20 19:10:30 | ふと思ったこと

どれがよいかあれこれ迷って、信頼できる本屋さんに相談したりもして。
そして、ポストに届くを日を待つ…。

そんなことも少なくなってしまったこの頃でしたが、8月後半にやってくるのは
特別な1週間なので、久しぶりに、そんな嬉しさ味わいながら、やってくる
絵本を待っています。

娘の、20歳の誕生日までは絵本を贈り続けようと決めたので、残るは来年と
さ来年(今年のはもう決めてしまったので)。

バースデープレゼントにかこつけて、自分の好みを最大限に生かして選んで
きましたが、今年のは、表紙さえも実物は見たことがない本なので、
ほんとうに楽しみです。

そのときに思い出した他の絵本2冊も、自分用に送ってもらうことにしたし。
(あんなに好きと公言している作家さんなのに、この本を持っていなかったこと
自分でも忘れていました)

やっぱり誕生日って、いくつになっても大好きかも・笑。 

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ありがとうございました

2014-08-11 12:34:37 | 好きなもの・Tシャツ

プレゼント企画、昨日で受付終了しました。

エントリーしてくださった方、読んでくださった方
ありがとうございました。

本日夜に、厳正なる抽選をして、「当たり」を決めたいと
思います。 

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明日が締め切りです

2014-08-09 15:37:42 | 好きなもの・Tシャツ

ものすごーく細々とした感じの「プレゼント企画
明日10日が締め切りです。

皆様がお忙しいのか、商品に魅力がないのか、
想像していたよりも、エントリー数少ないです。

まだ明日いっぱいご応募受付ていますので、かるーい気持ちで
色を決めて、コメント欄にちょこっと書いてください。

お待ちしています。

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ライフとイコールになるワーク

2014-08-09 12:06:22 | 好きな本

ものすごーく久しぶりに、村上龍氏の本を読みました。



その昔、高校生の頃に、デビュー作の「限りなく透明に近いブルー」に衝撃を受け、
コインロッカー・ベイビーズ」とか、「海の向こうで戦争が始まる」とか、
愛と幻想のファシズム」とか、夢中で読みました。
でも、「トパーズ」からは、全然ついていかれなくなり、この20年くらい、何の作品も
読んでなかったと思います。

今回、この本に惹かれたのは、もちろん題名から。

あ、正確には、テレビドラマになったことを先に知って、ドラマも先に観てしまい、
それから原作も図書館で借りて読んだのですが。


文庫のあとがきの解説にも書かれていましたが、「13歳のハローワーク」の
続編というか、高年者向けの「55歳からのハローワーク」という本が出たのだと
私も思っていたのです。
でも、よくみたら、ワークではなくって、ライフ
そこのところとっても重要でした。

元々は新聞に連載していた小説で、著者曰く、長編でも短編でもない、
中編小説だというところで、設定が難しかったそうです。
5編から成っているのですが、連作というか、繋がりをもたせてあって、
テレビドラマの方では、この繋がりがもっと意識された作りになっていました。

脱線してしまいますが、5回にわたってNHKで放送されたドラマ
とてもよくできていました。
原作を(先でも後でも)読むと、大抵のドラマや映画は、どうしても原作には
勝てないなって思う派なんですが、今回の場合は、ドラマの勝ち?と思うほどの
出来上がりで、それぞれの回の役者さんにおうところが大きかったと思いますが、
音楽もよかってたし、ロケ地もよかったなあと思い返しています。


結婚相談所

空を飛ぶ夢をもう一度

キャンピングカー

ペットロス

トラベルヘルパー


原作の順番はこうなのですが、ドラマでは、

リリー・フランキーの、キャンピングカー
風吹ジュンの、ペットロス
原田美枝子の、結婚相談所
小林薫の、トラベルヘルパー
イッセイ尾形の、空を飛ぶ夢をもう一度

の、順番になっています。
(タイトルの前についている、役者さんが、その回の主人公なんですが、
ね、観たくなってくるでしょ?)




55歳には、私自身はもうすこし間があるのですが、夫婦単位で考えたら
もうどっぷり「この世代」だし、決してひとごとではいられないことが数々があり、
ああわかるわかる、や、これだけは勘弁、や、それはまずいよね、や、
きつすぎる、や、とにかく身近に感じました。

でも反面、職業による違いは大きいと思うところもたくさんあって、
階級による格差とか、早期退職とか、リストラとか、私たちの場合のようなシゴトには
あてはまらず、ゆえに、想像するしかない箇所もありました。


ドラマ、原作、終えてみて、今いちばん思うことは‥。

「ライフ」とイコールで結ばれる「ワーク」を持つことって、一番大切なことじゃ
ないかなーです。

私の娘は高3で、来週には18歳になりますが、彼女が小学校高学年の頃から
学校の指導要綱(?)の中には、いかにして正規の職業に結びつけた進路を
子どもたちに選ばせるか、そのように導いていくか、が入っているにちがいないと
しか思えないような、「自由学習」が多く、小学生なのに、もう大学選びとか
させちゃうんだね、と思ってみてましたが。
(なりたい職業を決めて、そこに行きつくためにはどういう学校へ進学する
必要があるかを調べて表にまとめさせられてました)

高校に入れば、いちばん先に決めることは、文系か理系かの「おおまかな選択」で、
1年の頃から毎学期末の保護者会で説明されることは、どの科目を選択するかと
いうことばかり。
もちろん、今は高3の夏のなので、第一志望をどこにして、それに向かって
「戦略」を立てて勉強していくことが大事なのは、重々承知の助ですが、
でも。
それでも、一番大切なことは、大学に受かることではなく、5年先、10年先、
30年先(たぶん想像できないと思うけど・笑)に、どんなふうな自分でありたいか、
ではないかと思うのです。
そうすれば、ワークの後にライフが来るという発想もないし、
ワークの後のライフをどうしようと悩むこともなくなると思うのですが。




そうそう、最後になりましたが、

5編それぞれに、紅茶、水、コーヒー、中国茶、日本茶、と
主人公にこだわりを持たせているところがおもしろいなあと感じ、
なんか、どっぷり中高年になった村上龍の作品もいいかも、また読んでみようかなと
思っています。



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はじめましての絵本たちin Kawaguchi その3

2014-08-08 16:56:33 | 好きなもの・講座やワークショップ

「その3」がまだ残っていたことさえ忘れかけていたので、
レジメをみても、その内容を思い出せなくなっている絵本もあるのですが‥。
でも、一応最後まで載せてみたいと思います。


こひつじ文庫さんの時にも紹介してもらって
今回が2度目だったにもかかわらず、やはりその魅力を発見できずに
終わってしまった気がします。センダックの絵はいいなあと思うのですが。



この絵本はよく覚えています。
がまくんとかえるくん的な友情が描かれているけれど、
絵のかわいさに因るものって大きいなあと思います。



アイデア勝負の絵本だけど、
単純なドットで、こんな動物も表せるんだーと驚きます。




たまごとにわとり、どっちが先?
かえるとおたまじゃくしは?? という内容だったらしい、です。
なんかオチもあった気がしますが、すいません、思い出せません。




もう第5弾なんですって、すごいですね。
今回は、客室乗務員とか花火師とかパン職人さんとか。




 ちょっといいかも、欲しいかもと
思ったような。フランスの絵本なので、育ててる野菜が
なんとなく違ってましたねー。




お話は覚えていますが、表紙がこんな
壮大な?感じだったことはすっかり忘れていました。
お姫様が居て、王様が無理なおふれを出して、どこかからやってきた
若者がそれを見事に解決して、というパターン、決して嫌いじゃないな
と思いました。



ダーウィンがビーグル号に乗って
旅した時のことなんかが描かれていたのだと思います。
若いダーウィンが印象的でした。




この後の3冊は、ちょっとおまけ的な。



じゃばらになっているしかけ絵本。
ニューヨークとかロンドンとか、ありましたねえ。


 絵本の主人公たちから「お手紙」が届くと
とても楽しい内容ですが、一緒に封筒をあけて喜んでみてくれる子どもが
いてこそのものだと思うので、懐かしい気持ちで眺めておきました。


 71人もの方が自分の好きな絵本について
語っています。手元に置きたくなって買ってかえったけど、まだ半分も
読んでないかも。



以上で、6月18日に紹介してもらった本がすべてアップできました。
次回三蔵さんに川口で会えるのは、たぶん11月です。
まだ先だなーと思っていると、あっという間にその日が来てしまうということが
経験上わかっているので(笑)、こわいです。



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行ってきました

2014-08-01 01:18:04 | 好きなもの・SPITZ

写真.JPG

 
この写真は、昨日の18時頃に、日本武道館到着記念に撮ったものです。
 
娘にとっては、初!武道館。
きっと気に入るだろうなと思っていたら、案の定、でした。
 
ああ。
 
今思い返しても、胸が熱くなってきます。
 
スピッツの、初!武道館コンサート。
 
ノリノリでしたよ、昨日の今頃。
今日は、このツアーのラストなので、昨日以上の盛り上がり
でしょうね、きっと。
 
・・・・・
 
なぜこんなに好きなのか。
どういうところが好きなのか。
 
熱く語りたいところですが(笑)。
 
今、昨日のセットリストのCD作ってます。
この作業がほんとに楽しいんです。
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