my favorite things

絵本の話を中心に、好きなもの、想うことなど。

戻ってくるねラスチョ

2014-01-28 20:09:41 | 日々のこと

福音館書店の月刊誌の2014年度ラインナップを見てましたら、
こどものとも年少版7月号に、『ラスチョのせんすいかん』というのを発見。
シリーズ4作目と書いてあったので、あああのラスチョが戻ってくるんだー♪と
嬉しくなりました。(前3作についてはこのログに書きました) 

ラスチョの他にも、こどものとも年中向きでは、パン屋のクルトンさんや
ほねほねさんが登場しますし、こどもともでは、なんと加古さんのだるまちゃん
シリーズの新作!です。(『だるまちゃんとにおうちゃん』ってタイトルから
してすごいですね…)それと、ねぼすけスーザももう7作目だそうです。

新しい絵本が毎月どんどん発売されて、新しい作家さんも続々登場する中で
かつて娘と一緒に楽しんだ「おなじみ」さんを見つけると、なんだかとても
安心するような(笑)、懐かしい気持ちに満たされます。

 

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SHADOW かげ

2014-01-24 17:38:44 | ひらきよみ(読み聞かせ)

本日は4年生のクラスでの、読み聞かせ当番でした。
たいていはひとりで2,3冊読むのですが、今日は珍しくパートナー有り
でしたので、思い切って、文字なし絵本に挑戦してみることにしました。
(数日前にこっちのブログにも書きましたが)

もちろん一人の時でも、読み物の絵本にした後に、文字なし、と
いうこともできますが、ペアが居た時のほうが、クラスの雰囲気なども
よくみてもらえるし、感想も聞けるので。

選んだというか、挑戦したのはこの絵本です。


でも、私が持っているのはオリジナルの方なので‥


表紙と、かちっと電灯のひもを引っ張る音と、「ごはんですよー」の
ところにしか文字がないので、英語版の方でもまったくモンダイは
ありません。


教室で読むにあたって、どんなふうに紹介しようかなと考え、
「この絵本はフツーの本と変わっているところが3つあります」という
アプローチを思いつきました。

ひとつめは、カバーをはずすと、カバー絵とは違う表紙絵が
でてくるところ。
ふたつめは、大抵の本は右から左にページをめくっていくけれど、
この本は、下から上へページをめくっていくところ。
そして、みっつめは、3ページ目くらいまで進んくると「あれっ?」と
気がつくと思いますが、声に出さないで、その違いをよーく見ていてください、と
言いました。

そして導入部のところだけ、わかりやすいように、ことばを添えました。

 「かちっ。
 女の子が物置部屋の電灯をつけました。灯りがともり、部屋の中には
 影の世界が現れました」

その次からは、しばらく無言でページをめくるだけ。

上のページでは、物置の中で女の子がものにさわったり、ポーズを
とったり。下のページでは、反転した影が現れますが、ページが進んでいくうちに
下の影のところの背景は黄色になり、忠実に反転されるはずのものが
別のものに変身し、影の世界が暴走しはじめるという内容です。


1冊めの、パートナーさんが読んでくれた『あくたれラルフ』の時から
とても集中して見てくれる子ばかりでしたが、この絵本の時も、飽きたそぶりを
見せる子は見当たらず、影の世界の成り行きを心配したり、おもしろがったり
しているように感じました。

私は私の考えた「ものがたり」をその場面、場面で、ココロの中で読んで
いましたが、見ていた4年生の子たちは、どんなストーリーを「作って」いたのかなー
と思います。想像力を刺激するこういう絵本も、学年とその状況などを選べば
たまにはいいかなと思いました。


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3びきねこさんのそりあそび他

2014-01-21 15:41:39 | ひらきよみ(読み聞かせ)

先週の金曜日は、3学期の読み聞かせの初回でした。
私の担当は1年生、3冊の絵本を読んできました。

1冊目。

こどものともセレクションとして単行本になったこともあるようですが、
私が持っているのは「こどものとも2000年1月号」。
娘が小さい時にこの「3びきねこさん」シリーズが大好きで、
何度も何度も寝る前に読んだ思い出の絵本です。(過去ログあり)

今の季節に合う絵本、何かあるかなーと家の「こどものとも」の棚を
見ていて、久しぶりに手にとって読んでみたら、なかなかいいのでは、と
思い、読んでみました。

お話の山場は、貼紙を見つけた3びきが、うさぎのおばさんの家へ
不用になった古いそりをもらいに行くのですが、先を越されてしまい
がっかりするところでしょうか‥(笑)。

1年生の反応は、と言いますと‥。
3びきが無事そりをもらえるかどうか心配しているような気配が
伝わってきて(とても集中して聞いていてくれました)、いけずないたちくんが
誰にもそりを貸さずに一人でしゅうしゅう滑っている場面では、その先の
なりゆきを見守っているようにも思えましたが、ほんとのところは
どう思って聞いていてくれたのでしょうね。
(最前列の男の子は、ちょっと長かった~と言ってました。7分半くらい
あったので、1年生には長いと感じる子もいますよね‥)


2冊目は、うまどしにちなみ、この絵本を読みました。


来月、単行本として発売されるようですが、私は、「かがくのとも2011年4月号」を
持っているので、それを読みました。(前に2年生のクラスで読んだ時の過去ログあり)

  じぶんでいうのも なんだけど
  うまは かっこいいよね
  うん ほんとうに かっこいい

  そうおもわない?


と、のっけからいきなり馬がそう言うと、

  ああ
  たしかに そうおもうよ
  なかなか かっこいい

  それに‥

  おまえ
  おれに にているよね


と、横から椅子がそうこたえるのです。

そして、次々に「似ている」箇所を挙げられて、最初は「全然似ていない」と
否定していた馬も、最後には「ぼくときみ、ほんとに同じだね」と興奮ぎみで
言うのですが、椅子はあくまでもクールに、「同じじゃないよ、似ているだけ」と
答え、お話は終わります。

馬の側に立っているはずの1年生は、そうだねたしかに馬と椅子は
おんなじだよ、と思いかけたところで、同じと似ているは全然違うと
椅子から突き放され、あれれ???となってしまったように見えました。
気持ち的には混乱させられたと思いますが(笑)、なんとなくおもしろかった
という気持ちも一緒に残ったかなーと思っています。


すこしだけ時間が余ったので、3冊目も読みました。



お話は短いのですが、暖かい気持ちがこめられたとても良い絵本だと思っています。
(こちらも過去ログありました)
冬眠してしまうので、色々な楽しいパーティを一緒にできないクマくんのために、
ともだちが様々なものを持ち寄って次々にクマくんの家のチャイムを鳴らすのも、
そのたびにクマくんがびっくりしたり、あっけにとられたりするのも、おもしろいです。

(余談ですが、私は、この絵本の最後のページ‥ともだちが皆帰ってしまって
クマくんが長い眠りに入るところの絵が、あまたある絵本のあまたある絵の
中でベスト5に入るくらい好きだなーと思っています。
降り始めた雪が、クマくんの顔に降りかかっているように描かれているのですが
幼いころからこういう絵の絵本を楽しめるということ、こういう絵の絵本を
作る人たちが居るということを知って、当時の自分がすごく感激したことを
今でもよーく覚えています。)

次回の読み聞かせは、4年生のクラス。
初めてのジャンルの絵本に挑戦してみようと思っているところです。



 

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目標

2014-01-03 18:39:54 | ふと思ったこと

新年、あけましておめでとうございます。

のんびりできたのは元日だけで、昨日から、サッカー部の応援へ
娘が行くために、通常モードになりました。

昨日、今日と続けて、私も夫とともに、娘が通う高校を応援に行き、
昨日はウキウキしながら、今日はとぼとぼと帰ってきました。


そして、夕方ぱらぱらと新聞めくっていたら、ふと思いついたのです、
今年の目標。
今年だけでなく、これからずっとの目標になるかもしれませんが…

話していて楽しかったな、また会って話したいなあと
思ってもらえる人でありたい(人になりたい)。

お目にかかったことがない方からは、この人に会ってみたいなと
思ってもらえる人に、って。


ふと降りてきた(わいてきた?)この気持ち、だいじにしようと
思います。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
 

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