10月18日は、5年生のクラスでの当番でした。
食欲の秋到来ということで、1冊目は『はらぺこさん』を読みました。
うちにあるのは、月間誌「かがくのとも」で買ったときのものですが、
2011年にハードカバー版も出たのですね。
どうしておなかが減るのか、のしくみがとてもわかりやすく
書かれているのですが、読んでみると9分くらいかかるので、
低学年のクラスより、高学年のクラスで、私は読んでいます。
動物園に行って迷子になって、やっとみんなと会えたとき、嬉しいのと
はらぺこなのが一緒になって泣いちゃった、という男の子のエピソードと
おなかがすいたときに、どうしてお菓子を食べちゃいけないんですか~?
って、訊く女の子のページが、個人的には大好きです・笑。
2冊目は、のうさぎのおはなしえほんシリーズから、この本を選びました。
同シリーズの「あな」は何度か読んだことがあったけれど、「いえ」は
今回が初めてです。
おでかけが好きで、家に居るのがきらいなうさぎさん。
なんで家に居るのがいやかといえば、理由は暗くて寒いから。
閉まらなくなってしまった玄関のドアに嫌気がさして、おおかみくんに
「あきや」を探してもらうことにしたくらい。
でも、なかなかこないおおかみくんを待っているうちに、汚れているドアを
ふいて、布でみがいただけなのに、ドアがすぅーと閉まるようになって。
ガラス窓をふいたら、そこからお日さまがはいって明るくていい部屋になって。
うさぎさんは自分の「いえ」が大好きになっていくのです。
手をかけたり、面倒をみたりしているうちに、ものだって生き物だって
相乗効果でどんどん好きになっていくし、その逆に、はじめはとても愛おしいと
思っていたものだって、触ったり、見つめたり、世話をしなくなっていけば、
互いの気持ちはどんどん離れていくのだということを、忘れてはいけないと、
この絵本を読むたびに戒められてる気がします。
最後の場面で、雨が降ってくるところがとてもいいです。
10月の読み聞かせの記録です。
10月11日は3年生のクラス。↓の2冊を読みました。
ラルフを小学校の教室で読むのは初めてでした。
ラルフの悪行を、思ったよりも真剣に静観していましたね、3年生。
こんなにやるのは、いくらなんでもやりすぎだよ、と思っていたのでは
ないかなと、読みながら感じていました。
ラルフのレビューを読んでたらどこかに、自分の息子を思わせるって
書いてあって。(だから何をやっても憎めないんですって。)
へえー男の子ってこんな意味のないいたずらするの?と個人的には
そのレビューに驚きました。
ネコだって、男の子だって、注目されたくって、かまってほしくて
いたずらするのかと思っていたけど、何の理由もなくて、ただただ
悪態をつきたい、あくたれたい時もあるってことなのでしょうかー。
ゆめちゃんの方は、ハロウィーンにはちょっと早いと思ったけれど、
次に3年生のクラスに来る時には、終わっていると思ったので、
読んでみました。
これまた真剣に、ニューヨーク(マンハッタン)に住む、ゆめちゃんの
ハロウィーンパーティの様子を、聞いていましたし、仮装した絵など、
じっくりとよむ見てくれているようでした。
お話の主人公のゆめちゃんは、幼稚園に行っている設定だけど、
きっと現地では小学生くらいは皆同じようなことやっているはずだから、
異文化を知るという意味では、良い絵本なのではないかなーと思っています。
工房からの風。
行ってきました。
朝8時過ぎには出発できたので、なんと今までの中で
いちばん早い、9時40分に到着しました。(クルマです)
今年の目標は、まず「カフェ・ポステンさんのコーヒーを飲む」
だったので(昨年は気づいた時には完売でした)、お店が開くのを
待ちながら、ゆっくりとする余裕がありました。
早く着くのって、やっぱりいいなあと思いながら・笑。
陽射しは強かったけど、風は、とっても心地よくて。
この写真の感じです。
ワークショップに参加し、ひとつひとつ出展作家さんのテントを
まわってお話聴いたり、買い物したり。
友だちと連絡とりあったり、偶然出会ったり。
1年ぶりの人も、数年ぶりの人も、1ヶ月前に会ったばかりの人も
手をふりあって、笑い合って、買ったものをみせあって。
こんなに心地よくて、こんなに楽しい時間を過ごせる場所って
なかなかないなあと、帰り道ではいつも同じことを思います。
帰ってきてからも、お楽しみは継続中…。
今日の思い出の品々。
あ、忘れてならない私のブローチ(笑)。
※トキニワカフェの様子は、こちらのブログに。
※工房からの風は、明日も開催です。ぜひ、お出かけくださーい。
リビングに置いてある黒い大きな棚の半分から上はCDで
うまっていますが、下半分は、絵本用の棚になっていて、
床に座った時に、ちょうど目がゆく真ん中あたりには、好きな絵本の中でも
特に好きな絵本を並べています。
先日、ふとそのあたりで目が留まったときに、買って一度読んだきりで
そこへしまったことをすっかり忘れていたこの絵本を発見し、なんだか
得したような気持ちと、忘れていた自分に苦笑するような、まぜこぜの
変な気持ちを味わいました。
夏休みに、極楽寺のことり文庫さんへ行った時に見つけたのです。
ささめやゆきさんの絵が大好きなのと、新装オープン後のことり文庫で
買うのならやっぱり!みたいな気持ちがありました。
それにこの本、装丁がすごーくステキなんです。上の画像の絵は
表紙ではなくって、外の箱状のケース(ほとんど箱なんですが
背表紙のところがあいているんです)に描かれていて、それを
はずすと黄色の本体が出てきます。
内容は家に帰ってからのお楽しみにしようと思い、店主さんにも訊かず、
その場でぱらぱら見ることもしませんでした。
お話は私の予想に反して、ちょっと重い内容ですが、主人公夫妻と
「きいろ」と名付けられた小鳥の、毎日が細やかなに綴られ、
ささめやさんの絵がとてもフランスっぽくて、(そう舞台はフランス
なんです)家族がまだ帰宅しない夕方に、そしてできれば、夕焼けが
きれいな日に、窓を開けて、風を感じながら読みたいような、そんな本です。
+++
ことり文庫さんで、小鳥の絵本。
そして、今、ことりさんの店内では、井上コトリさん作『ちいさなぬま』の
原画展が開かれています。10月13日(日曜)まで。
原画展のほかにも、ハロウィンくじや、ミニミニワークなど
楽しいことがことり文庫さんではもりだくさんのようです。
秋の鎌倉散歩もいいですよね~私もまた行きたいです♪