10月は映画館へは一度も行かず、テレビと
オンデマンドでWOWOWの映画を3本観ただけでした。
翔んで埼玉2
埼玉県民としてはおさえておかなくては(笑)という
気持ちから‥。
話は関西方面にも広がっていくのですが、大阪と
神戸と京都(の一部)は特別なんやねーの感じが
よく出ていました‥配役だいぶ濃かったですが。
埼玉県内のトピックで面白かったのは、武蔵野線の
立ち位置というか、存在感というか‥ふんふんそうだよね
という感じでした。(そのへんの感じ方は県民ならでは
かもしれません)
杏さんの熱演が妙にココロに残りました。
パーフェクトデイズ
公開後すぐに映画館で観ましたが、このたび
WOWOWでも放映されていたので、録画して
娘の披露宴の翌日に、夫と二人で観ました。
姪っ子ニコの、瑞々しさが、今回はとても印象的
でした。
リップヴァンウィンクルの花嫁
少し前から、オンデマンドで観られることは
知っていたのですが、3時間を超える大作なので
迷っていました。
岩井俊二監督の『キリエのうた』を8月に観て、
原作も9月に読んで‥娘が持っていた映画のパンフを
拾い読みしていたら、やはり、『キリエのうた』の
前作である『リップヴァン~』を観ておかなければ、
という気持ちになってきて、観始めたのですが、
WOWOWにあったのは、公開版より遥かに長い
4時間19分の完全ヴァージョンで、しかも、話の
序盤から中盤にかけてがとても哀しく長く感じられて
もうここでやめてしまおうか、と思ったくらい。
綾野剛の、わるいひとっぷりが恐ろしくうまく、
黒木華の、無垢ぶりがココロに痛くてしかたなく。。
でもやっとCOCCOが登場してきたので、タイトルの
「花嫁」が意味しているものを知りたくて観続けた
次第です。
公開時ヴァージョンは、きっと中盤に行きつくまでが
編集されていたのかなーと想像しますが、前半の山場?
の、スーツケース引きずってさまようシーンも、終盤の
2人のウエディングドレスシーンも、私には正直ちょっと
長く感じられました。
(でも、キリエとこの作品を観たことで、監督が求めている
美しさみたいなものが、どこにあるのか、ちょっとだけ
わかったような。。)
それにしても、綾野剛演じるアムロは、ほんとうに
わるいひとなのか、それともシゴトに忠実なだけの
フツーの人なのか、COCCO演じる真白の母と一緒に
泣いて裸になってしまうような、実は良い人なのかー。
今も時々思い返して考えています。
::: ::: :::
10月の最大のイベントは娘の結婚式&披露宴でした。
あいにくの空模様でしたが、終始和やかで、とても
よい式でした。
写真は、私たちのテーブルの設え。
横たわっている(笑)折鶴は晴れていれば、式の時に
「折鶴シャワー」として、列席の方々の手から空に舞う
予定だったのですが‥(その準備のため夏中せっせと
折り続けたわたし‥)
お花のガラス鉢の横にある本は、ただの飾りだと
思っていたら、2冊目は表紙を開くと中は空洞で、そして
そのテーブルに座っている方それぞれ宛の手紙が入って
いたのでした。これにもびっくり。
(式の終盤で、二人のピアノ演奏があったことも、
知らされてなかったのでびっくりでした‥曲はスピッツ
好きの娘の選曲で【空も飛べるはず】。新郎は初ピアノ
だったそうで‥新郎側のご両親がはらはらしてました)
披露宴のBGMも二人で選んでいるのは知っていて‥
きっと私へのサービスで(笑)、スピッツの曲入って
いるのだろうなあと予想していて‥でも、ピアノ演奏
あったから(出席者みんなで歌ったし)、もうこれで
おしまいだよね、と思っていたところ。。。最後の
最後(お手紙朗読のあと)で、【正夢】が!しかも私が
草野さんの歌詞なかで特別好きと言ってた箇所!が
流れてきたときには、もう涙なみだでした。
♪ちいさなしあわせ つなぎあわせよう
浅いプールでじゃれるような ♬
他には‥
リアルシトロン@阿佐ヶ谷 に娘と友だち2人と
行ったあと、リトグリの10周年を御祝いするライブに
娘と行ったり。
26日土曜日には毎年恒例の【工房からの風】に行き、
(ほんとは子供向けの)ワークショップに、入れて
もらって金工体験してきました。
9月は映画館で1本、テレビとオンデマンドで
WOWOWの映画を4本観ました。
映画館で予告上映を何度も観て、興味はあったものの
(探偵ものが好きなので)ドラマ版を観ていなかった
ので、公開当時は観に行きませんでしたが、テレビ
録画で観ることができて満足。
菅田くんのこのビジュアルはなんか新鮮で‥
もじゃもじゃ頭の、大きくなったコナンを見ている
ようで、楽しめました。
@ユナイテッドシネマ浦和
この日は@さいたま新都心のビールまつりのシート券を
妹が買っておいてくれたので、午後からそこへ行く前に
2人で観ました。
キャストのほとんどが、過去に三谷作品(大河ドラマ)の
出演者だったので、なんだか懐かしい感じ(笑)。
その中でも、瀬戸康史の起用が一番効いているのでは?と
私は思いました。あと、西島秀俊と松坂桃李は三谷組の
「レギュラーメンバー」の中に新鮮味を添えていたのでは?
配役の好き嫌いで、映画の評価も変わってくるかなーとも
思えました。(私的には宮澤エマはtoo much だったな)
広いリビングルームやセスナ機のシーンなど、まるで
お芝居のワンシーンのようで、私は楽しめたけど。
こちらも映画館で予告を何度か観ていたものの
観に行くまでには至らず。
けれど、8月の旅行の帰路が飛行機から新幹線に
変更になったことで、時間を持て余すかも、と
米子駅近くの本屋さんで、あらかじめ文庫本を
入手しようと思い立ち、旅先で読むのなら、と
沢木耕太郎さんのエッセイを買って‥その中に
『春に散る』に言及した文章があって‥急に
興味がわきました。
映画と原作とでは違いも多々あるようなので、
いつか沢木さんの小説も読んでみようと思いつつ。
映画は、思っていた以上に面白く、ちょっと苦手
だなーと思っていた横浜流星がなかなか良くて、
ヒールな窪田正孝もよかった。
それにしても、タイトル(題名)の【春に散る】
究極のダンディズムですよねー。
邦画ばかり観ているので、たまには洋画を観たく
なって。
オリジナルタイトルは She came to me
スランプに陥った作曲家に無謀と思えるアタックを
仕掛けてきた「彼女」がきっかけとなって、新作の
オペラを書くことができたので、それが、主人公に
とって She came to me なのだとそこで気が付く。
そんなことってあるのかなーが、いくつも起こるが
まあ、ブルックリンなんだし、そんなこともある
かもね、と思わなくもなく、ちょうど良い長さの
ちょうど良いコメディだった。
『チャーリーとチョコレート工場』に登場した
工場長ウォンカの、「始まり」の物語。
ティム・バートン版の映画よりもだいぶ明るい
ミュージカル映画。シャラメ演じるウォンカが
ジョニー・デップのようなウォンカには、いくら
年を経てもならないよねーと一人つっこみつつ(笑)。
終始楽しくて、エンディングで、ヌードルと
呼ばれていた女の子が幸せになるところもよかった。
::: ::: :::
9月も楽しいことたくさんありましたが、なんといっても
平日開催の【ロックのほそ道】@仙台GIGS に強行参加(笑)
したこと。
大宮から仙台は新幹線で2時間弱なので、余裕だと
思っていたら‥なんとその日に限って、東北新幹線が
朝から昼過ぎまで不通になり、急遽、上野から
特急ひたちに乗って5時間かけて仙台へ。
友から届いた誕生日プレゼント。嬉しい。
@東京オペラシティ 矢野顕子×上原ひろみ
この日の音源はCDにも収録されるということも
あってか、今まで聞いたことがないくらいの
拍手と、熱気に包まれていました。
(大安吉日だったので、この会場で娘へ私たち
からの御祝いを手渡し。ご祝儀袋は私が書のお教室
で書いた「壽」。素気ないけど、それが私たちらしい
かなーと思いました)
8月は映画館で2本、WOWOWで3本 観ました。
オンデマンドとテレビ録画で観たものも
昨年公開された「新しい」映画でした。
KINGDOM 大将軍の帰還@MOVIX川口
新作の公開までに、前作をすべて観終えて‥
やっと劇場で、この作品を観ることができました。
いやいやいやいや、壮大な戦いと、心理戦と、
むかしのはなしと現在と‥様々に入り乱れていましたが
とってもよくできたエンターテインメントだなーと
感心しました。
あんなに傷ついたのに、あんなに持ち堪えてる!という
驚きと、襟にあんなに羽付いた服!!やはりただものでは
なかった~という驚きにも満ちていて‥。
そんななか、思わず涙がこぼれてしまった場面は、
信の幼馴染のひとりが、もう自分が助からないと悟ったとき
「最初に会ったときのこと覚えているか?」と喋りだすところ。
アタマは懸命に映画の中のストーリーを追っているのに、
なぜか気持ちの中では、娘が産まれたときのことが
【最初に会った】で思い出されてしかたありませんでした。
4で終わりではなく、まだまだ信が「大将軍」になっていく
ところを切望しています。
昨年、絵画館で予告を観て、なんとなく気になってた
映画(法廷ものがわりと好きなんです)。
こんな若手さんたちが、どんな法廷劇を演じるのだろう
という興味で観てみましたが、想像よりもずっと重くて
びっくり。
それにしても、杉咲花ちゃん、ほんとに演技がうまいな。
劇場公開の時に、気になっていたものの、
絶対に泣いてしまうだろうなーと思い、躊躇して
いるうちに、終わっていました。。
テレビ録画をして観たのですが、予想に反して?
涙は出ませんでしたね。
菅田将暉演じる賢治の、自分探しを観ているのが
つらく、地方の名家に生まれることの悲哀を感じ
ました。(名家を守っていかねばという父の悲哀も)
妹のトシを演じた森七菜がとってもよかったの、
トシが亡くなったときは、賢治と同じ喪失感を
味わいました。
映画全体としては、なんだろう?ちょっと焦点が
ぼんやりしているような‥「銀河鉄道」をタイトルに
持ってきているのに、『銀河鉄道の夜』に触れてるのは
最後のファンタジックなシーンで‥そこを
「ファンタジック」と思ってしまったので、感情移入が
できなかったのかなーと考察しています。
(原作があるようなので、いつか読んで、映画との
違いを感じてみたいと思います)
キリエのうた
劇場公開時に娘が観に行って‥気になっていた
ものの上映時間が長いので機会を探っているうちに
終わってしまったので、今回録画で観られてよかった‥
時間軸や場所がいくつも変わっていくし、
アイナジエンドは一人二役なので、ややこしいのです。
なので、通して観たあとに、気になった箇所のおさらいも
録画だったので、できました。
いやいやいや‥そういうある意味壮大な映画だったとは
まったく知らず。実は映画のあとに、岩井監督が書いた
小説があると知って、そちらも読んで、それでやっと
理解できたこともありました。
映画ではどうしても、きりえの、アイナジエンドの
歌声に魅せられ、聴きいってしまうので、うまくストーリーを
追えないところもあって。(音楽映画なのでそれでよいのかも
しれませんが)
イッコさんが、「まおり」という名前を捨てた経緯とか
小説を読むとなおさら、映画のシーンの意味がわかったり。
キリエの妹の名前はルカ。幼少期のルカを演じる子役も
とてもよかったな。夏彦役の松村北斗。どんどんいい感じの
上手い役者さんになってきてると思いました。
ラストマイル@MOVIX川口
公開されてわりとすぐに一人で観てきました。
とっても楽しみにしていたのです。
テレビドラマの「アンナチュラル」「MIU404」
もちろんどちらも大好きで、かなり入り込んで
観ていて‥シェアードユニバースムービーとか
新分野を切り開いたとか、言われていますが、
それがなかったとしても(ドラマの方々がまったく
登場しなかったとしても)、この「ラストマイル」
だけでも、十分楽しめました。
欲しいものはすべて手に入れたいと思っていた
満島ひかり演じる舟渡エレナが、最初に登場してきた
時の指輪がとても印象的でした。
たぶん、最後に職場を去るときには、もうそれらは
はずされていたのではなかったかな。(確認できず)
まったくの余談ですが、映画を観る数日前に、たぶん
映画で使われたと思われるモノレールに、私も初めて
乗っていたのです!なんかひとりでニマニマ。
::: ::: :::
8月。楽しいことたくさんありましたー。
谷中にある穀雨さんに、頼んでいた指輪を受け取りに。
初めて朝倉彫塑館へも。お庭がとても素敵で、毎日自分の
部屋から池を眺めるのはどんな気分だったのかなと‥。
その日は、友と三人で谷中ビアホールへも。
TORIO展@国立近代美術館
おもしろい切り口の展示だなーと思いました。
今は大阪でやってるみたいですね。
出雲~松江~足立美術館 へ旅行してきました。
(2泊3日の予定でしたが、台風で飛行機が欠航になり、
急遽、米子にもう1泊して、岡山まで行きそこから
新幹線で帰るというハプニング付。)
ブルーマン2024
30年くらい前にニューヨークで観たことがあって。
そのブルーマンを、東京で、家族3人で、観ることが
できたことにじんわり感動してました。
そしてなんと来年8月にまた新宿で観られるみたい
ですねー(絶対行こう)
7月は一度も映画館へ行くことなく、テレビ録画で
4本観ました。(民放で2本、@WOWOWで2本)
まずは、キングダムの2作目「遥かなる大地へ」。
ここから清野菜名演じるキョウカイが出てくるのですね。
(登場人物の名前はどれも難しくて、覚えれません)
「五人組」のメンバー(特におにいちゃん)、
誰も死なずに済んで、ほんとによかった。
そして翌週に放送されたキングダム3
「運命の炎」
秦の若き国王、エイセイ(吉沢亮)の、少年期が
語られ、杏さん演じるシカの役どころにぐっと
きました。
これでやっと公開中のキングダム4「大将軍の帰還」を
観に行くことができます。
まだまだ記憶に新しい、ゴジラ-1.0
公開時、薦められたものの、なんとなく尻込みして
観に行かなかったので、WOWOWで観られると知り、
すぐに録画しました。
結果、観ておいてとてもよかった!です。
ゴジラって、光るだけじゃなくて、あんなふうに
自己再生するんだーという驚きもさることながら、
いちばんは、シナリオがよかったというか、その
「設定」が秀逸だったなあと思いました。
もしも現代だったら、あんなふうにゴジラに対決を
挑むなんて無謀過ぎるし、無理があるよーーって
ところも、戦後すぐの日本だったら、ああいう方法が
精一杯だったよね、と感情移入しやすいし‥。
終わり方もかっこよかったな。
ゴジラ、またやってくるかも‥と思っちゃいました。
こちらも昨年公開の映画。
テレビドラマで放送されているときはまるで
知らなくて‥たぶん、何かの時の予告上映を目にして
へーと思ったくらいだったのですが、主役3人のうち
二人は、とても好きな2人なので、観てみることに。。
どの役者さんもとてもよかったです。
それぞれのいろんな役柄を他の作品で観ましたが、
いちばん自然に、のびのびと、好きに演じてる?と
思うくらい(笑)。
あ。感覚ピエロの主題歌がいいですよねー。
::: ::: :::
7月。
終わったばっかりだけど、楽しいこと満載の月でした。
リトグリ@東京ガーデンシアター
姪っ子ちーちゃんの結婚お祝いお食事会
スキマスイッチ主催のスキマフェスに、娘と参加。
スピッツは2日目の夕方18時5分~
翌日は帰る前に、熱田神宮へ。
そして先週の金曜日は乃木神社にて、娘の、
結婚式の「前撮り」でした。
6月も映画館へ行ったのは一度だけ。
あとはオンデマンドとテレビ録画でした。
@WOWOW
たしか視聴期間がもうすぐ終了してしまうから、と
観たような‥
丘の上にある小さな本屋さんの店主と、そこへ
集うお客さんの、小さな物語。
とても美しいところだなーと思いながら観ていて、
あとから「イタリアの最も美しい村」のひとつ
チビテッラ・デル・トロントというところが舞台だと
知りました。
オリジナルのタイトルは(イタリア語で)
私は幸せになる権利がある
店主のリベロがブルキナファソ出身の少年に、最後に
贈る本のタイトルがまさにそれ。
わるい人がまったく登場しない映画にはじめは戸惑う
(皆が、舞台上で「良い人」を演じているように
見えてしまう)が、しだいに、リベロの店を中心とした
交流を心地よいと感じている自分が居ました。
店の奥の壁に掲げられていた言葉もとても良くって。
持ち主が代わり 新たな視線に触れるたび 本は
力を得る
カルロス・ルイス・サフォン『風の影』より
@新宿シネマカリテ
とくにプリンスのファンというわけではないけれど、
ドキュメンタリー映画のことを知ってからは、とても
楽しみ待ってました。
ミネアポリスという街の位置、その街に生まれ育った
こと、(もちろん)黒人であるということ‥。
そのむかし、強制労働させられていた畑で、口ずさんで
いた歌が、黒人のブルースになり、ジャズになり、
プリンスの作る曲に繋がっていった‥という映画冒頭の
件は、「プリンス初心者」の私には、とてもわかりやすく
ココロにすとんと落ちていきました。
生前の友だちや関係者やコミュニティの人々が
彼を思い出して語るという構成は、それはそれで
面白かったけれど、1曲だけでもよいから、ステージ上の
プリンスを観たかったなあ。
(いろんな権利の関係上、ライブ映像は使えなかった
みたいですね)
@WOWOW
昨年劇場公開されたとき、特に興味もなく
観ることはないだろうなと思っていたのに、
『バビロン』を観て、あのマーゴット・ロビーが
バービーを演じていると知り、興味が‥。そして
今年のアカデミー賞で、ビリー・アイリッシュが
歌曲賞を受賞したし。(授賞式にバービーがバックに
プリント?されたスタジャン着てましたね)
内容的には‥特に感動はなかったけれど、
アメリカでも、日本同様、女として生まれたものへの
「宿命」や「期待」や「役割」は同じで、皆それに
押しつぶされないように必死なのだと、マテル社で
働く女性社員のセリフを聞いていて、思った。
母親になってもいいし、ならなくてもいい。
働いていてもいいし、いなくてもいい。
何でもない自分を受け入れる‥。
@WOWOWテレビ録画
原作を貸してくれた同僚(男性)が、映画を観て
泣いてしまった!と言っていたので、これはぜひ
観なければと思っていました。
本のときは、そんなに感動しなかったのですが、
たしかに映画ヴァージョンの方が数段よくって、
これは泣いてしまったのもわかるかも、と思いました。
にのと波留を主役にキャスティングしたのが、大正解で
親友役の桐谷と浜野もとてもよかったです。
美しい映像を観ていると、こういう恋愛も、こういう
結末もありかも、と思えてくるから不思議です。
::: :::
6月は初めて、ブランクーシ展を観に
アーティゾン美術館へ。
日比谷音楽祭の翌週、野音でのSHE'S のライブ。
昨年に続き今年もさいたま新都心のヘブンズロックで
店長のドラム発表会もあり。
5月も映画館で1本、@WOWOWで2本観ました。
(4月の途中からNBAのプレイオフが始まったので
おもにそれを観てました)
浅田次郎作の「大名もの」は好きだし、主役が
神木隆之なので、ちょっと観てみようかーと。
原作の小説は未読なので、どれくらい脚色があるの
かはわかりませんが、松山ケンイチ演じる、義理の
兄のおばか具合と、義理の父役の小日向さんが
やはりうまいなあと思いました。
@MOVIXさいたま新都心
ボブ・マーリーのドキュメンタリー映画を10年?
12年くらい前に観て、それがとてもココロに残って
いるので(DVDも買ったかも)、なんか他の人が
演じたのを観るのもねえ的な気持ちもあったのですが。
それはそれ。これはこれ。で、映画としてよく
できていたし、曲の演奏も、ほんとのボブ・マーリーが
歌っているのに、その役者さんが歌っているかのように
自然だったので、なんかとても不思議な気持ちで
感動しました。
リタと出会った頃の、まだ幼さが残る二人を演じていた
若い役者さんもとてもよかったし、ロンドンに住んで
いたころ、エクソダスが出来上がっていき、皆で
演奏するところもよかった。
※映画のあと、けやき広場のビールまつりに行き、
スーパーアリーナでやっていたメタルフェスに来ていた
すっごいメイクの方々の写真を撮らせてもらったり
して‥おもしろい日でした。
映画館でたびたび予告を観るうちに、いったい
キングダムとはどんな映画なのかなーと漠然と
思っていて‥来月公開される4作目の前に
ちょっと観ておこうと思いました。
だいぶ豪華なキャストだなーというのが第一印象。
そうなんだ、吉沢亮は二役をやっていたのだなとか
橋本環奈、長澤まさみの役どころもわかったので、
テレビ放映される2作目、3作目を観て、劇場公開に
備えたいと思います。
::: ::: :::
5月も映画の他にも楽しいことたくさんありました。
久しぶりに三重へ帰省した際、荻須高徳美術館や
名古屋未来タワー 名古屋城へ。
母の日にもらったqueのサンダル履いて、
【黄色いハンカチの会】へ娘と参加。
4月は土日のたびに予定があり、映画は3本‥WOWOW
オンデマンドで2本、映画館で1本観ただけでした。
@WOWOW
滝藤賢一さんがドラッグクィーンに挑戦!的なニュースを
ワイドショーで紹介していたのを、昨年の健診の待ち時間の
時に目にしたような‥。劇場では観ることないかなー、ですが
オンデマンドだと観やすい、です。
真ん中が滝藤さんで、左のちょっとふっくらした方が
前野朋哉さん、反対の隣が渡部秀さん。(←なんか初めて観た
かも?と思ってました。仮面ライダー役とかやってたみたい
ですねーイケメンでした)
後半で、両端の二人が踊るシーンがあったのですが、それが
とっても楽しくて、そして上手で。本物のドラッグクィーンの
方たちのショーもこんなんだったら‥と見てみたくなりますね。
滝藤さんは、映画冒頭で、ひとりで部屋で練習しているシーンが
あって。モリリン(滝藤さんの役名)が自分の中での葛藤に
打ち勝って、また踊りを再開してくれるといいなあと思いました。
急死したなっちゃんのお母さんが岐阜出身で、葬儀にぜひと
請われて、三人で車で向かう展開、なかなか面白かったです。
@WOWOW
オンデマンドでは邦画ばかり観ている気がしたので、
たまには‥と、ベネディクト・カンバーバッチ主演で描いた
伝記映画 を観てみました。
2022年12月劇場公開とありますが、その時はちっとも気が
付きませんでした。
そして、モデルとなった主人公のルイス・ウェインさんに
ついても、恥ずかしながらまったく‥。
調べたところ、ルイスさんは1860年ロンドン生まれ。彼の下には
妹が6人も居て、父親はルイスさんが20歳の時に死去。
母親と、妹6人の生活はルイスひとりの肩にかかっていました。
妹の家庭教師として雇ったエミリーが10歳年上だったこと、
職業を持った女性であることなど、二人の結婚生活は周囲から
祝福されるものではなく‥その上結婚後わずか3年で、エミリーは
病(癌)で天に召されていきます。
死の間際、エミリーはピーターと名付けた猫を可愛がり、妻を
喜ばせるために猫の絵を描き始めるルイス。1886年に発表された
擬人化された猫は大評判になりますが、エミリーの居ない
ルイスの人生は名声を得たのちも決して幸せ色には輝かず‥。
ロンドン郊外の風景は美しく、猫のイラストの先駆けとなった
生涯は興味深くはありましたが、寂しい気持ちが残りました。
@ユナイテッドシネマ浦和
今年の名探偵コナン、妹と観てきました。
毎回、映画のラストで来年の予告が流れるので、今年の
メインキャストは怪盗キッドで、舞台は函館だと知っていて。
わたし、テレビアニメのコナン、放送開始から(たぶん)
観ているので、かなりいろんな知識も持ってるし、好き嫌いも
あるのですが(笑)、正直、キッドが出る回はそんなにテンション
上がらないというか‥。
が、しかし、今年のはよかったですね~映画版の名探偵コナン
確実にレベルアップしてると思います。シナリオが複雑に
なってるし、大人が観て十分楽しいというか、むしろ子ども
では理解できないところ(むかしからの繋がりとかしがらみとか)
たくさんあって、すごく面白かったです。今年のも。
そして、函館。美しかったです。訪れたことがある街が舞台って
それだけでまず嬉しい。エンディングテーマも、昨年を越える
のは無理だよーと思ってますが(笑)、いやいや今年のもなかなか
よかったです。劇場版名探偵コナン、ずっと続いて欲しい。
::: ::: :::
4月はいろんな場所へお出かけしました。
まず絵本の会@八王子
高校時代の友人と@川越
植物の力展@松戸
はらぺこらぼ さんのオリジナルティー
そしてマティス展@新国立美術館
今回のマティスも、とってもよかった!
5月27日(月)までやってます。
乃木坂へ行ったついでに‥乃木神社へも。
3月は失速というか、いつものペースに戻ってしまい、
映画館で観たのは2本、家でテレビ録画と、WOWOWの
オンデマンドで1本観ました。
@ユナイテッドシネマ浦和
予告を観てずっと気になっていて‥久しぶりに妹と
一緒に観てきました。
自宅3階から転落死した夫は他殺なのか、自殺なのか、
それとも事故なのかー。
疑われているのは妻で、重要参考人は目に障害を持つ
11歳の息子。すべてを知っているのはこの家の犬だが
彼はしゃべることができない‥。
法廷で、誰に罪があるのかを争い、様々な人が証言し、
判決が出るのだが、なんだかすっきりしないし、
カタルシスが得られない。それは画面のこちら側で
行く末を凝視していた私たちだけでなく、当事者であり
最大の容疑者であった妻でさえも冴えない顔をしている。
なんなんだ?この映画。という気持ちを抱いて帰宅し、
様々なネタバレページを読んだ結果、自分的にいちばん
しっくりきたのは、この夫婦はオートフィクションを
実践していたのではないか説、です。
この映画の最大のポイントは、夫婦ともに物書き
なんだけれど、妻が売れっ子で、夫は作家未満であると
いう点。夫の死亡前日に、夫婦は派手なケンカをし、
それがテープに録音されて残っていたことから、妻が
最大の容疑者になるだが、そもそもその「ケンカ」は
夫の小説のためのネタ造りで行われていたのでは?
二人ともそれを承知で言い合っているうちに、でも、
本音が出てきてしまって‥夫婦として家族として
思い合う気持ちよりも、物書きの「業」が出てきて
しまって、互いにもはや引くことはできず、夫は
窓から身を乗り出す「パフォーマンス」を見せている
うちに、ほんとに外に飛び出してしまったのでは?
というのが私なりの結論。妻は実際に手をくだした
わけではないが、そこまでの「筋書」はすでに
彼女の中に見えていたので、あんな表情だったのでは
ないかなー。こわいこわい、物書きという種類の人たち。
@WOWOW オンデマンド
なんか、観ておこうかなーと思って(笑)。
2013年劇場公開なので、もう10年以上も前なんですね。
キャストの豊富さというか、バラエティに富み過ぎていて
そして、それが皆その役柄にぴったりで、とても
面白かったです。
(私的には、通訳ワクバル役の濱田岳が一番かなー)
テレビ録画
劇場公開の時に気になりつつも、機を逃したので
WOWOWで放送されたものを録画しておきました。
ジャズにひたすらのめり込む若者たちの話。
音楽の監修はジャズピアニストの上原ひろみさん。
なので、音楽はピアノはもちろん、サックスもドラムも
とっても良かったー。
そんなにうまくいくか~?と思いつつも、感動しました。
@新宿シネマカリテ
3月24日に夫と観に行ったのですが、17日日曜日は
東京音楽祭の中のピアノのプログラム(ヴェートーベン)
を東京文化会館で聴き、20日春分の日には、【ひみつ
ストレンジャー展】@渋谷 で、スピッツに浸り、
22日金曜日はズーカラデル@ZEPPダイバーシティ、
23日土曜日『BLUE GIANT』でジャズを聴き‥の音楽三昧
の締めで、レゲエだったのです。
心地よいリズムに誘われて‥寝ないようにするのに
必死でした(笑)。
:: :: ::
3月は初めて村上春樹ライブラリーにも行き、安西水丸展
観てきました。
とても居心地のよい空間でした。
ふらっとまた行ってみたい場所ですが、4月になって
キャンパスには学生が溢れかえっているのでしょうね。
2月はたくさん映画を観ました。記録し始めてから
一番たくさん観た月ではないかな。
@WOWOW
公開時に映画館で観たのだけれど、すごく好きな映画
なので、オンデマンドの期限切れにならないうちに、と
また観ました。
ゴージャスな俳優陣も好みだし、オーシャンズ
シリーズの「続き」になってるところも好きだし、
後から種明かしがあるような展開も好き。
これを観たことではずみがついてしまって、
そのあと続けて、オーシャンズのシリーズを@WOWOW
で観てしまいましたよ。
この頃のブラッド・ピットはいいですねー
すごくかっこいい。悪役側にまわったアンディ・ガルシア
も新鮮でした。
舞台はヨーロッパに移って。
むかし観たストーリーはほぼ忘れていたので
新鮮でしたが、少々難解だったかも。
ここまで観たら最後まで観ないとね~。
仲間の敵討ち的な側面と、その為の手段として
11で敵だった、ベネディクト(アンディ・ガルシア)
と手を組むのは面白かったー。
@グランドシネマサンシャイン池袋
ものすごーく楽しみにしていた映画。
1985年日本公開から39年の時を経て、4Kレストア版で
劇場公開されました。せっかくだから、IMAXの
中でも最も大きいところで観てきました。
レーザーディスクで何度も何度も観て、DVDも持って
いるけれど、巨大なスクリーンで観るデヴィッドバーンは
格別によかったです。音の良さは‥まるで自分の後ろに
観客が居て、一緒に騒いでいるようでした。
@WOWOW
ちょうど1年前くらいに原作を読んだので、映画も観て
みようかな‥と。
2016年劇場公開なので、8年くらい前。豪華な俳優陣が
皆8歳若くて、なんだか初々しいなと感じる方も居ました。
原作では、とにかく警察内部の力関係や主従や内部の
ごちゃごちゃに辟易しましたが、映画で印象に残ったのは
新聞記者の秋川(瑛太)と、広報室の諏訪(綾野剛)、
被害者の父親の雨宮(永瀬正敏)かなー。
原作とは異なるラストでしたが、映画としてはその方が
よかったのかなーと思いました。
@MOVIX川口
娘が観てきて、とってもよかったーというので
それならば、と観てきました。
結果、出かけて、劇場で観ておいてよかった映画
でした。原作も、ぜひ読もうと決めてます。
帰宅後、パンフレットで知ったのですが‥
「プラネタリウム」に展開していく場面は原作には
ないということ。そして、登場人物ひとりひとりの
生い立ちとか経歴がとても細かく設定されているの
です。何人兄弟の何番目に生まれたとか、かつて
高校球児だったとか‥。それを読んでから映画の
場面を思い返すと、あああそこであの人がキャッチ
ボールをしていたのは、そういうことだったのか、
とか‥監督の作品に対する並みならぬ情熱を感じました。
@WOWOW
何年か前に原作を読んだので、映画化されたときに
ちょっと気になってました。(西島さんも出てるので)
岡田くんと西島さんの二人の主役から愛された篠役を
演じていたのは麻生久美子さん。篠のココロはどちらに
あったのだろうなーと思いました。
ラストに繋がるシーンはとにかく血しぶきが凄くて‥。
岡田くんがクールに見えるように撮られた映画なのだと
感じました。よかったのは篠の妹役の黒木華さんと
弟役の池松君でした。
@恵比寿ガーデンシネマ
友だちのイチオシだったので、小雨降る中
久しぶりに恵比寿へ、娘と出かけました。
自分の気持ちに素直に、生き生きと過ごす人の
毎日と、知人友人と積み重ねてきた時間‥。
気持ちが自然に入り込んでしまって、何でもない
場面でも涙がどんどん流れてきました。
劇中で角野さんが、たったひとつの魔法をつかみ
とって、しがみついて自分のものにした、という
ようなことを言うのですが‥わたしも私らしく居る
ことにしがみついていこうと、と思ったのでした。
::: ::: :::
2月12日日曜日。
久しぶりに吉祥寺へ【出久根育展】を観に出かけました。
初期の、ちょっとエドワード・ゴーリーっぽい絵も
好きだけど、今回は『もりのおとぶくろ』から始まる
こうさぎのシリーズにぐっときました。
とにかくディテールがいちいち可愛すぎ!
時間があいてしまうと、正直 書くのが
めんどうになってしまいますが、ちょっと先の
自分のための覚書なので、今年も続けていこうかと‥。
@WOWOW
11月に2度続けて読んで、たしか返却した後に、
映画があることを知り、うまい具合にWOWOWで
観ることができた。
主演は金城武。私はあまりよく知らない俳優だが、
どこかに、当初映画化には乗り気でなかった伊坂氏が
金城さんが主役なら、とOKしたとかー。
(私の「死神」のイメージはなんとなく、山田孝之
だったが、金城武もなかなかよかった。)
映画は、6つの短編のうちの下記3つをうまく
組み合わせたオリジナル脚本。原作には出てこない
黒い犬の使い方とか面白かった。
それと、富士純子さんはよかった、美しかった。
「死神の精度」
「死神と藤田」
「死神対老女」
内容とは関係ないけど‥悲惨な事故に遭った方のニュースを
みると、本当にその人たちの前後には死神が居たのでは、と
つい思ってしまう。それくらい理不尽に奪われる命‥。
伊坂氏もそんなやりきれない気持ちを、作品に昇華させた
のでは、と思ってみたり。
@MOVIX川口
リトグリが主題歌「紅」を歌っていることで知り、
コミック原作の雰囲気を損なわず作られていた、とか
想像以上におもしろかった、というレビューを読んで
それなら観てみよう、という気持ちになって。
結論から言うと、観に行ってよかったし、素直に
面白かった。
やくざとカラオケ、中学生合唱部、という組み合わせの
新鮮さに加え、そうそう中学生ってこういう感じだったな
と、高校生とも違う思春期の一面をとても上手く表して
いると思った。(映画オリジナルの、ただ古い映画を観る
だけの同好会がとても効いていた)
そして、「紅」冒頭の英語の歌詞を、関西弁に置き換える
ところは秀逸。こんなにいい歌だったんだ、と実感しました。
@WOWOW
ブラッド・ピット主演 2023年2月劇場公開。
オンデマンドで観られる期限ぎりぎりになって
やっと観る。(3時間越えの長さにちょっと怯んでた)
ハリウッド映画が、サイレントからトーキーに変わっていく
1920年代後半の物語。それぞれが夢や野心を持って
その大きな映画産業の流れに「巻き込まれて」いく。
何でもあり、のゴージャスで猥雑なオープニング場面で
これを最後まで観続けるのはちょっと勇気がいるかも、
と、思いかけたときに現れたディエゴ・カルバが演じる
マニー・トレスの存在は大きかった。
大きなものに巻かれたい、大きなものの中で
仕事がしたいというマニーは、その意思と持ち前の
気転の良さで、ハリウッドの中で頭角を現していく。
彼の純粋さは、この映画の中の「光」になっていて
彼の眼を通してなら、ブラッド・ピット演じる
ジャック・コンラッドの時代遅れも、マーゴット・ロビー
演じるネリーの醜態も、見ていくことができた。
トビー・マグワイアが、残り5分の2くらいのところで
少しだけ登場するが、えーこんな彼観たことない、という
狂気を帯びた役、見ごたえあったな。
映画ではないのだけれど、配信で演劇を観ました。
清原果耶さん主演の『ジャンヌ・ダルク』
舞台は初だったらしいけど、まったくそうは思えなかったし、
何より、ジャンヌダルクのイメージに果耶さんはぴったりで
彼女のための書下ろしなのでは?と思ったほど。
音楽のライブとも、映画とも違う、舞台ならではの演出に
いちいち感心し、一つの空間(場所)が、城の中にも、
戦場にも、裁判や留置場にもなるんだー舞台って面白いかも、
ととても新鮮な気持ちで思いました。
2023年12月も、終わってみれば、2本しか観られませんでした。
2022年11月に劇場公開だったので、
新しい映画ですよね。WOWOWで観ました。
井上荒野原作。
父である作家の井上光春と瀬戸内寂聴、作者の母との関係を
書いた同名小説の映画化。
本は読んでないので、原作に忠実がどうかはわかりませんが、
『荒地の恋』からのトヨエツ繋がり(しかも職業も文筆業)で
観てみようと思ったのでした。
寂聴さんがまだ瀬戸内晴美さんだったころ、その著作や、経歴を
知り、とても激しい生き方をしている人なんだなーと思った
自分の若いころを、まず懐かしく思い出しました。
そして、その想像の中の「瀬戸内晴美」より、この映画の中の
寺島しのぶさん演じる「長内みはる」の方が、穏やかだし、
せつなさややるせなさみたいなものをあまり感じなかったのは、
ストーリーや役者のせいではなく、私自身の年齢が、そのころの
瀬戸内さん=長内さんを越えてしまったからではないか、と
思っています。
あちらにいる鬼 のあちらは、どちらを指しているのかー。
そのどちら側にももう立たないであろう自分を知っているので
遠くの方からただ眺めているだけだから、気持ちは落ち着いて
いるのでしょう。
それにしても、トヨエツ演じる作家の白木。
女の人がほんとに好きな、困り者ですね~(笑)。
ああいう人の妻は、わたしは嫌だな。
浦和パルコのユナイテッドシネマに
公開の翌日に観に行きました。
ヴィム・ヴェンダース監督が、役所広司さん主演の映画を
撮るそうな。というのを知ってから、いつ公開されるのか、と
楽しみに待ってました。
わたしの、好き!が満載の映画でしたが、最も惹かれたのは
音楽と、主人公の平山が毎朝必ず空を見上げるところ。
クルマで聴くカセットテープの曲はどれも懐かしく、中でも
ルー・リードのPERFCT DAY ! そうだよね、この曲から
この映画のタイトルは来ているに違いない、とひとりで、
画面観ながら盛り上がってました。(姪っ子の名前だって
ニコなんですよー)
淡々とした毎日、繰り返されるルーティン。。。
でも小さなドラマは日々の中にあって、それを見逃して
しまうか、記憶しておけるかは、自分次第なんだなーと
思います。
石川さゆりさんの歌。三浦友和さんとのくだり‥とても
よかったし、麻生祐未さんへの、ハグも。
1月10日現在公開中なので、ぜひお薦め致します。
*** *** ***
12月は、石津ちひろさん講演会@石神井図書館
夏に横須賀で見はぐってしまった、荒井良二展を観に
ひとりで千葉市美術館へ。
12月の恒例になりつつある東京国際フォーラムでの
コンサート。今年は上原ひろみさんのバンドヴァージョンの
ジャズを楽しみました。
2023年11月は、映画館に行くこともなく、家でも
ほとんど観ていませんでした。
@WOWOWで放送した『チケットトゥパラダイス』を
録画したものを観たのと、同じくWOWOWドラマの
『荒地の恋』全5回を11月の終わりから12月にかけて、だけ。
往年のスターといいますか、
慣れている人を観たかったというか‥そんな気持ちで
録画したわりには、(素直に)面白かったです。
忘れてましたが、オーシャンズのシリーズで、夫婦役だった
のですね、このお二方~そうでした、そうでした。
この度は優秀な愛娘が卒業旅行先のバリ島で出会った現地の
男性とスピード婚することになり、それを阻止するために
タッグを組むことにした「元夫婦」という設定。
愛し合って結婚したのも遥かむかしのことで、二人は何かに
つけて対立し、いがみ合ってばかり。(その様子が面白い)
バリ島の自然は素晴らしいし、愛娘の結婚となれば、立場的に
感動ポイントは随所に現われ、という感じでした。
『荒地の恋』は、前に友人に会ったときに、ちょうどドラマのTV
放送が終わった頃で、トヨエツがとてもよかった、という話を
聞き、せめて原作だけでも、と思って読んでました。
けれど、大枠だけ覚えていて、観始めてもその先の展開は
さっぱり思い出せず。原作とドラマはだいぶ違うのでは?と
あらすじを読んだり、自分の感想を読み返したりしてみましたが、
北沢と明子と三田村の、三角関係や、北沢が家を出ていくところ
ばかりが鮮明に思い出され‥そのあとにもこんな色々な展開が
あったなんて、と今回のドラマを新鮮な気持ちで眺めました。
主人公が詩人だということが、大きな、とても大きなポイント
ですよね。平穏で、あたたかく、満ち足りていては、よい詩は
書くことができないのかーと、いうところに、だいぶ自分自身が
ひっかかったことを思い出しました。
荒地ですものね。。。
*** *** ***
映画も観に行かず、読書もあまり進まず‥の11月に
何をしていたかと言えば‥11月はスピッツのアリーナツアーに
二度行ったのでしたー。
Kアリーナ横浜
マリンメッセ福岡
どちらも初めての場所で、しかも九州初上陸でしたーー
10月が一度も映画館へは行かれず。WOWOWとテレビで
3本観ました。
10月からテレビドラマのseason2が始まったので、その前に
劇場版の放送があったのを録画して観ました。
もちろん公開時に映画館で観ましたが、主題歌の「大好物」が
いつ流れるのかが気になって、ラストシーンの記憶があいまい
だったので。
(映画の話からはそれますが‥「何食べ」は、ほんとうに好き。
昨日見逃し配信で、第8話を観たのですが‥なんかとっても
身に沁みましたよ。しろさんのご両親の、しろさんを思う
気持ちとか‥私も見習わなくてはと思ったし。離婚してしまった
夫婦と、離婚をやめた夫婦の、どちらの「場合」もなんか
わかるなあ、だったし。玉ねぎを買いに走ったケンジを
覚えていたいしろさんにもぐっときたし。。)
知り合いの(友だちの、って言ってもいいのかな?)
旦那さんの監督作品。公開時に観に行かれなかったので、
WOWOWで見つけて嬉しかった。
お母さん役の常盤貴子さん、いつからかいいなあと
思う俳優さんのひとり。もちろん、母目線ですべてを
みてしまったけど。。娘千夏役の、吉田美月喜さんも、
透子さん役の前田敦子さんも、みんなそれぞれよかった。
ロケ地はどこだったのだろう?古い家も含めてすごく
リアリティがあった。
10月が終わる前になんかもう1本と思い、
タイトルに、94歳のニューヨーカー。
80分。ドキュメンタリー。に惹かれて観てみました。
アイリス・アプフェルというのが、画像の女性の名前。
2014年の映画の時点で94歳!
初めてきいた(知った)人でしたが、その人のファッションや
生き方が好きかどうか、の前に、お年をすこしも感じさせない
話し方、ユーモアセンス、姿勢の良さ、人との関わり方
(年寄であることを前面に出して、労わってもらおうとか
まるでなし)に学ぶべき点が多かったです。
インテリアデザイナー、実業家、服や雑貨の収集家。
2005年にメトロポリタン美術館でピンチヒッターと
して展示をまかされ、大成功したことで一躍人気者に。
ハイブランドの服も、フリーマーケットの服も、同じ
テンションで、買い物を楽しんでいる様子は、見ている
こちら側も楽しい気持ちになりました。
自分の好き、には、(わたしも)忠実でありたい。
10月は(も)楽しいお出かけ満載でした。
ヒナタノオト展@銀座三越 の前に、パンツをオーダーして、
展のあとには久しぶりに銀座ライオンでビール。
リトグリ@神奈川県民ホール に、娘と二人で出かけ、
遅いランチで台湾料理をカウンターで食べた。
名古屋の近くで新しい暮らしを始める姪っ子に贈る食器を
百貨店に買いに行き‥その前には母も交えてゆず庵で昼ごはん。
ずっと楽しみにしていたデイヴィッド・ホックニー展@現代美術館
観る前に、清澄白河でベトナム料理を食べ、観たあとで
ヒナタノオトへ、RIRIさんの個展を観に。
武蔵小山でレッスンのあと、リアルシトロン@阿佐ヶ谷。
この日のランチはたしかパスタ。
そして10月最後の週末は今年も「工房からの風」
すずきみきさんのウールガーゼのスカートを一番にみに行き、
今、愛用しています。
9月は@WOWOWで2本。映画館で2本観ました。
予備知識もなく、原作も知らず(ポール・ギャリコ作だと
後から知りました)、軽い気持ちで観始めたのですが、
思いのほか良い映画でした。
舞台は1967年のイギリス。主人公は夫が戦地に行ったきり
消息不明の60歳ちょっと前の女性。家政婦として働いています。
仕事先の御屋敷でクリスチャン・ディオールの美しいドレスを
見たことで、所有欲がむくむくと‥。
なんとかお金を工面してパリに行ってはみたものの、オーダーで、
ドレスを作るしくみもわからず。労働者のストライキ中で
パリの街はごみだらけ。でも、持ち前の性格と、周りの助けで
なんとかドレス注文に成功。それでお話は終了、と思いきや、
そのあとの展開がとてもよかったです。
チラシの中で彼女が来ているグリーンのドレスは「最初の」
もの。それほど似合ってるとは思わないなーと思っていたら、
思わぬことから「次の」が手に入ることに!
めでたしめでたしでした。
ウェス・アンダーソン監督の映画!ということで、
家族三人で、映画館へ。
色のトーンが揃っていて、とても美しかったというのが
一番印象に残っています。
お話は、難しいのか難しくないのか、面白いのか
そうでもないのか、正直よくわからないかな(笑)。
ケイト・ブランシェット主演!ということで、
とても楽しみにして、一人で観に行きました。
(ラジオの映画紹介コーナーで知ったのでした)
5月に観た『ター』よりも、こちらの方が、アメリカでの
公開は先だったようです。オリジナルタイトルは
Where'd You Go, Bernadette
周りと上手くやって行かれず、家を突然飛び出して
行方不明になった、というよりも、仕事を辞めて、
シアトルへ来てからの20年間の自分を、自分で探していた
という意味がタイトルに込めれているのかなーと
思いました。
あなたはいったいどこへ行こうとしていたの? と。
コメディ映画のジャンルでも、ケイト・ブランシェットは
とても魅力的で、子供のために生きよう、子供の為なら
どんなことでも我慢する、という母のせつなさもとても
上手く演じていた。車の中で一緒に歌ったり、犬を助けたり、
苦手な旅行にもOKを出したり‥。
そんな母親の気持ちを娘も感じ取り、「ママが一番の親友」
と言い切るシーンでは不覚にも、泣きそうになり、
それ以上の誉め言葉って存在するかなーと思いました。
ハッピーエンドの、ケイトの映画、全然ありでした。
@WOWOW で放映があったのをテレビ録画で
観ました。(映画館で予告観たときに気になってたので)
「ある男」って、いったい誰?
原作は平野啓一郎氏の小説だそうですが、まったく知らず。
亡くなってから自分の夫の身元がまったくの別人のものだと
わかり、ミステリーを読み解くような気持ちで、追っていると
それを追っていた弁護士自身にも、自分はいったい誰なのだ?
という疑問が自分の中に芽生え始める‥とてもせつなくて、
とてもうまく出来ていて、出演者の方々の演技がとても素晴らしい
映画でした。
冒頭と、ラストに、出てくる絵画はルネ・マグリットの作品
「複製禁止」なんとも意味深。
細かいストーリー忘れたときの自分と、ネタばれOKの方には
こんな記事も
9月は、@川口リリア「リトグリコンサート」あり、
@大阪城ホール「ロックロックこんにちは」からの、
神戸旅行あり、で、とても楽しい思い出がたくさん♬
8月は映画館で1本、あとはWOWOWのテレビ録画と
オンデマンドで観ました。
ミッション:インポッシブル
デッドレコニング PART ONE
トム・クルーズが特に好きなわけではないのに、またまた
トムが主役の映画を観てきました。このシリーズがけっこう好きなので‥。
前作までがどんな感じだったかよく覚えてないのですが、
ずっとイーサンを支えてきてる「チーム」の存在がいいですよね。
そして副題 デッドレコニング
移動経路や距離などから位置を割り出すことで航行する“推測航法”という意味
だそうで、転じて、情報のない中で推測や結果を出すことを指す言葉でもあり
イーサンだけでななく、何人かの人物のメタファーにもなっているのだとか。
冒頭で最新テクノロジーの潜水艦とその中枢部を管理する場所が出てくる
のですが、そのカギが本当に文字通りの「鍵」だったことと、AIの暴走に
驚きつつも、結局は力づくでその「鍵」を奪い合う‥という、オーソドックスな
展開がおもしろかったです。カーチェイスあり、変装あり、ハラハラありで。
今回のPART ONEは、始まりに過ぎず、登場人物のお披露目的な役割だった
と思うので、「鍵」がすべてを明かしてくれるPART TWO を楽しみにしたいと
思います。
何年か前に原作を読んだのに、肝心のところが抜けて落ちていて。
なので、映画を観て、ああそうだったのかーと思いました。
本を読んだときに印象的というか、忘れられなかったのは、
主人公ココロが同級生からのいじめに合う場面。そんなつまらない
ことで、グループやクラスからはじき出され、居場所を失くして
しまうなんて!でした。
映画でもそのあたりのことも丁寧に描かれていましたね。
ラスト近くで、孤城の秘密が解き明かされるところでは、
何度か録画を止めて確認したり‥。時間は流れ、時代は移り変わっても
(いわゆる)いじめの連鎖は途切れることがないので、自己防衛策
として、自分の思っていることははっきりと自分で言う。
嫌なことは嫌だと言う。それが自分自身を保つ(もしかしたら)
唯一の方法なのかなと思いました。
ワンスアポンアタイム イン ハリウッド
レオ様はそうでもないけど、ブラピは大好きなので、劇場公開の時に
観たいなーと思っていて‥でもタランティーノ映画は、グロい(もしくは
えぐい)場面が多いかも?とも警戒(笑)していました。
この映画には元ネタというか、下敷きになっている事件があって、
それを踏まえた上で観るのと、ただ漠然と観ていくのでは違うという
ことに、1度観終えたあとに気が付き、1969年のシャロン・テートという
女優さんがカルト集団チャールズ・マッソンファミリーに殺害された
ログを読んでからもう一度観なおしました。
ふむふむ、なるほど~そういうことだったんだ、と非常に納得。
そして、そのシャロン・テートの隣の家に、レオ様演じるリック・ダルトン
という俳優が住んでいて、彼のスタントマンであり、親友でもあるクリフ
(ブラピが演じてる)が大いに絡んでくるというわけです。
全体からしてみれば、五分の一くらいのラストに面白さをすべて注ぎ込む
ために、他五分の四を、丁寧に作り込んでいたのだなーと思いました。
クリフの最後の言葉 I will try よかったな。
オリジナルタイトルは Misbehayior ( 直訳すると 非道徳な行為)
こちらは、「ミス・ワールド」の1970年ロンドン大会で
実際に起こった騒動を、キーラ・ナイトレイ主演で映画化した作品。
1970年代って私が小学生の頃ですが、テレビでミスユニバース
世界大会とか、その日本予選とかを観た記憶があり‥王冠乗せた
きれいな人に、子供心に憧れましたねえ。
女性解放運動とか、その活動をしている人とか、もちろん当時は
考えてみたこともなく、今回この映画を観て、そういう運動って
そんなに昔のことじゃないんだ、と軽く驚いた次第です。
国の代表として「ミス・ワールド」出場のためにロンドンまで
来た女性にも、もちろんそれぞれの背景があるわけで‥ミス・ワールド
反対派の女性たちと、出場側の女性たちの「視点」が交わるところと
実際にこの「騒動」に関わった人たちのその後の人生を、ラストで
紹介しているところにじんとくるものがありました。
オリジナルタイトルは、チラシの下に載ってる
MIlitary Wives
基地の中で共に暮らす軍人の妻たちが、夫が出征したあとに
秩序とメンタルを保つための活動の一環として結成した合唱団の話。
こちらも実話に基づいてます。
最初ばらばらだった気持ちと歌声が、最後みごとにまとまって
行くのはとてもよかったし、彼女たちが「練習」していた歌が
80年代のヒット曲で‥ああそういうことをうたっていたんだ!と
今更ながらに知ることができました(笑)。
8月は、とても久しぶりに電車で川越まで。
作家さん5人展のギャラリーでお買い物して、コエドビールブルワリーへ。
手前のが私ので確か「伽羅」という
名前が付いていたと思います。。美味しかったなー
「植物と歩く」@練馬区立美術館 からバスで荻窪へ出て、友人と
ハンバーガーショップで夕方ビール。
「らんまん」モデルの
牧野博士が実際に作った植物図鑑が観たくて行ったのですが、
他の絵画や彫刻も見ごたえありました。
「ピーター・シス展」@八王子夢美術館 から調布で夫と待ち合わせて
友だちの絵画展へ。そしてこの日はエビスビールのお店へ。
後半は@渋谷でSTOMP観ました。この日のために店長が製作した
Tシャツを、家族三人で着て行って。(でもビールは家に帰ってから)
娘との合同誕生日会では、今年もシャンパン飲んで‥
楽しい8月も終わっていきました。