my favorite things

絵本の話を中心に、好きなもの、想うことなど。

最終日

2005-09-12 11:34:33 | special

 今日が写真展最終の日。
東京は、輝くような晴天に恵まれました。
エルタワーの壁面にも陽射しが反射し、きらきら輝いて
いることでしょう。

 静かな音楽が1日中流れている、28階のサロン。
55枚の写真を1枚ずつ整然と囲んでいるシルバーのフレームも、
天井からのライトで淡く輝いています。

 ぴたりと留まったきりのフレームの中の人々、空、雲、
光、影‥。今にも鼓動や、風の流れを耳元で感じられるほど、
どれも輝いています。私の大好きだった、きっと今でも大好きな
街の匂いが、すぐそこにありました。


 

 ★土曜日、日曜日で会う事ができた懐かしい方たちへ。
  『本当にどうもありがとうございました。
   見にきてくれたこと、会いにきて
   くれたこと、ほんとうに嬉しかったです』

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202

2005-09-11 09:30:20 | special
  作品タイトル『202』    New York  Hudson River Side  この作品は、今回の写真展には、出品されていないのですが、今日が9月11日なので、この写真を載せることに決めました。失われたtwin towersがくっきり写っています。 タワーが崩れ落ちる映像は、世界中のありとあらゆる人々に忘れがたい記憶を刻み付けました。もちろん私自身にも‥。  
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SUBWAY

2005-09-10 09:17:01 | special

 
作品№37  作品タイトル
『SUBWAY』 
1996年  New York   Christopher Street&Sheridan Square Park


 私が初めてNYで地下鉄に乗ったのは、1987年の10月。
落書きでいっぱいの車両に乗り合わせた時には、緊張しました。
剥き出しのコンクリートの階段、暗い照明、時折たれてくるしずく?
東京の地下鉄とのあまりのギャップにただ驚くばかりでした。 



最後にNYで地下鉄に乗ったのは、1998年の6月。
1歳10ヶ月だった娘を連れての旅行‥。
落書きの車両はとうになく、明るい雰囲気の駅も増えていました。
けれど、車内のプラスチック製の椅子は変わらぬまま。
つるっとすべってそこから娘が落ちてしまった時は、
私たちよりも向かい側に座っていた初老の御夫人の方が、
先に立ち上がって心配してくれました。


 

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BARBER SHOP

2005-09-09 13:30:15 | special

 作品№41  作品タイトル『BARBER SHOP』
 1996年New York  Columbus Circle Underpass  にて

 コロンバスサークルは、セントラルパークの南東にある、
Broadway と Central Park West ( 8th Ave. ) と
Central Parl South ( 59th St. )が交わる円形の広場の
名称です。地下鉄の入口があり、階段を下りていった
ところに写真のバーバーショップがあります。

薄暗い地下道に、なんでいきなり床屋が‥?
地下SCになっているわけでもなく、
華やかな雰囲気もどこにもなく。



 
 明るさに対する意識の持ちようが、私たち日本人とは
違うのだなとNYにいると、そう思います。部屋の照明も、
すべてを照らし出すより、
壁やフロアライトの間接照明を
好むし、日当たりの良し悪しも、
あまり気にしないように
思います。むしろ、日光によって家具や本なんかが色あせて
しまうことを気にする人もいるようです。

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La Campagna・DUPLEX

2005-09-08 11:16:24 | special



 作品№39 作品タイトル『La Campagna』(上の写真)
 1996年 New York  Grand Street にて

 マンハッタンには、いろんなエリアがあります。
その昔故郷から、何かを求めてアメリカへやってきた人々の
共同体から成り立っている場所で、有名なのはチャイナタウン
やリトルイタリーです。撮影場所のグランドストリートは
そのチャイナタウン、リトルイタリーへの「入口」
のような通り。
 
 お店に明りが灯り、シャッターを切ったところ、
それを見ていたウエイターの男性が、「乾杯」を
してくれたので、もう1枚撮ったそうです。
イタリア系の方なのでしょうか。洒落っ気があります。







 作品№38  作品タイトル『DUPLEX』(下の写真)
 1996年 New York  Christopher Street にて

 クリストファーストリートは、前出のパレードの時にだけ、
ゲイの方々が多いわけではなく、ごく普通に「カップル」で
生活しています。週末の夕方には、通りですれ違う人、
ピザ屋に集う人など。それも若い人たちに限られた
ことではなく、歴史を感じさせるような方たちも、
中にはいて‥。男
女、男男、女女、どの組み合わせも、
とても自然に見えました。



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STAPLES・OUTSIDE TALKER

2005-09-07 09:27:58 | special



  作品№49  作品タイトル『STAPLES』(右の写真)
 1996年  New York  Broadway にて

 マンハッタンは、徒歩が似合う街だと思います。
元祖広告付きのバスや、地下鉄、名物のタクシーで
どこに行くのも便利ですが、まずは歩いてみて下さい。
一つのアベニュー、一つのストリート。
通りが1本違っただけで、別の顔が現われます。

 ただひたすらに歩いている写真の中の男性。
風になびく旗。建物に落ちる影。
今度その場所に居るのは、私かもしれないし、あなたかも‥。





 作品№46 作品タイトル『OUTSIDE TALKER』
 
(左の写真)
 1993年  New York  Coney Island にて

  マンハッタンから、たった1枚のトークンで地下鉄に乗って
海を見ることができます。ブルックリンの一番端、
コニーアイランドで。
そこには、ビーチがあり、木製の長い
サイドウォークあり、遊園地があります。(あの有名な、
独立記念日のホットドッグ大食い大会も、ここで行われます)

 写真の男の子は、夕方から始まるショーの店番を
しているのでしょう。もう少し、眺めていたら、
こっちを振り向いてくれたかも。



 

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G.O.D.・FANCY FRUITS DAIRY

2005-09-06 12:00:00 | special



 作品№43 作品タイトル『G.O.D.』(上の写真)
 1996年 New York  Houston Street にて

 ニューヨークシティの地下鉄は、慣れてしまえば
東京の地下鉄よりも大変わかりやすいものです。
90年代は「トークン」と呼ばれていたコインのような
ものをあらかじめ「トークンブース」で買い求め、
それを改札のBOXに入れた後、ホームに入る仕組みに
なっていました。1996年当時、トークンはまだ1ドル25セント
だったと思います。改札を出ない限り、どこまで乗って
行っても、その値段です。



 

 作品№23 作品タイトル『FANCY FRUITS DAIRY』
   
(下の写真)
 1994年 New York  Christopher Street にて

 ダウンタウンの西側、グリニッジビレッジと呼ばれるエリアに
クリストファー・ストリートはあります。
前出のゲイパレードの時、メインストリートになる通りです。
 お店に前にこんなに人が居るのは、パレードの日なのかなと
思いますが、いつまでも日が暮れない6月頃からは、
なんでもない普通の週末でも、通りにはこれくらい人が
あふれていました。




 ★本日より写真展が始まりました。あいにくの雨ですが、
  どれくらいの方が来てくれるのでしょう‥。
  私がここに掲載している写真はポストカードサイズですが、
  オリジナルプリントはきちんと額装丁され、とても
  美しく仕上がっているそうです。午後から出かけて
  行きますがとても楽しみです。



 

 

 

 

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FedEx・DKNY

2005-09-05 15:14:46 | special

 作品№47 作品タイトル『FedEx』
 1997年 New York Greenwich Avenue にて

1990年代、毎年6月の最後の週末に、ニューヨークシティでは、
ゲイ&レズビアンPRIDE DAY(通称ゲイパレード)が
行われていました。この写真はその中のワンシーン。
竹馬に乗った仮装のカップルがFedEx社のトラックの後ろで
休憩しているところです。
※今回の写真展の案内はがきにも使った写真です。

 



作品№48 作品タイトル『DKNY』
 1998年 New York Broadway にて

 携帯電話が全世界的に普及した今となっては、こんなふうに
街中の電話ボックスを使っている人は見られなくなった光景
でしょうか‥。タイトルのDKNYは言わずと知れた、あの
ファッションブランド。
90年代のNYシティでは、無敵の感が漂っていました。

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1ヶ月前

2005-08-05 11:10:30 | special
 突然ですが、みなさん、写真は好きですか?
 
 



 私の楽しみにしている写真展が、
新宿ニコンサロンで、1ヶ月後に開催されます。90年代のNY‥マンハッタンのダウンタウンあたりを中心に撮影された、モノクロの写真です。


『ささやかな日常生活も、一年に一度しかない特別な時間も、語りかける人も、物言わぬ建物も、きらめく瞬間を秘めているという点において、まったく同じなのだ。そうした街にあるものが、写真という限定された空間の中で、すべてが等しく再び息づき始めるようにという想いをすべての作品に込めた。』


 ‥といった、説明がついていましたが。 
理屈はともかく、かっこいい写真です。

              
コメント (6)
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