先週の金曜日は読み聞かせの当番で、2年生のクラスに行きました。
『中をそうぞうしてみよ』を、3年生に続き、2年生でも読んでみたかったので、
それを踏まえて選書したら、今週も3冊になりました。
科学絵本の「中を~」を最後にして、その前におはなし絵本、そして最初に
挨拶代わりの(?)、とても短い、この絵本を読みました。
浜辺で、動物と動物、動物と人間が
「あいたかったよ~」とか言いながら、
はぐ=hug=抱き合う だけなんですが、なんともほのぼのと、幸せな空気に
満たされます。
2年生になってから、初めての「読み聞かせ」タイムだったので、聞き手側の
緊張をほぐすような気持ちを込めました。
そうそう、この女の子の名前は「きのこちゃん」です。
佐々木マキさんファンには、お馴染みの名前ですよね~。
2冊目のおはなし絵本は、そらまめくんシリーズの中から「めだかのこ」に
しました。
雨が続いていて外で遊べない、という場面から始まっているので、
この季節にあっているかなーと思って。
そらまめくん。rが小さかった頃には、よく読みましたし、人気のシリーズだと
記憶していますが、今もよく読まれているのでしょうか‥。
2年生に「そらまめくん、知ってるよね?」と聞いてみましたが、反応がいまひとつ
だったような。
そらまめ、えだまめ、きぬさや、グリーンピースのお豆類が、ちょっと離れたところ
からでは見分けにくいかなと思いました。
みんなで、葉っぱのふとんをかけて、星空の下で眠るところとか、個人的には
かなり好きです‥。
そして、2年生でも読んでみたかった『中をそうぞうしてみよ』
結論から言うと、
3年生のクラスで読む方が、しっくりくるというか、ぴったりくるというか‥
そんな感じを受けました。
頭の中で想像する→レントゲン写真を見せられる→【中】なんだと実感する
これって、なかなか難しいことなんだなーって思いました。
レントゲン写真って、もしかしたら今まで一度も見たことないかもしれない
子どもに、これは物の【中】の方が写る写真なんだよ、という説明もなしに、
(クイズ的に)どうなっていると思う、想像してみよう、思い浮かべてみようと
言うわけですから。
レントゲン写真そのものに、興味を持っている子もいたみたいです。
おもしろい絵本なので、また別の機会に、別の学年でも読んでみたいと
思いました。
昨年11月以来、2回目の開催となった「はじめましての絵本たち」
ナビゲーターは、とことこペンギン隊の三蔵さんです。
今回も、川口まで来ていただきました。
私自身、こひつじ文庫さんでの「はじめまして~」を連続でお休みしているので
とても久しぶりの会に、わくわくしていました。
三蔵さんも、私の小学校での読み聞かせメンバーも、ほとんどの方が2回目
だったので、はじめからリラックスムードが漂い、とてもよい雰囲気だったような
気がしました。
では、紹介していただいた絵本を順番に。(昨年12月~半年くらいの新刊です)
穂村弘さん初の絵本作品(そうでしたよね? 三蔵さん)
「あかにんじゃ」は魔法も使えるんですね~(忍者って=魔法使いじゃ
ないですよね?)
とっても好きな感じの絵と紙質で、こころ揺れました。
私がブックマークしているブログのあちこちで
語られていた、おくはらゆめさんの新刊をやっとみることができました。
この日の会でも、1,2を争う人気ぶり。購入した友は、翌日の読み聞かせで
2年生のクラスで読んでいました。
「おふとんをちょっとなおす」のよさが、2年生には伝わっていないのでは
ないか‥次は別の学年で、と、私たち真剣に話し合いました・笑
「おふろ」の中に、てんぷらなべがあったことに
個人的に驚きました。
長谷川さんは、ほんとにこういうお話もうまいです。
この表紙みただけで、なんだか展開が予想できて、胸がきゅっと
なりませんか?
先日私がブログに載せていたのを察知して
三蔵さんがご用意くださいました。やっぱりステキな本でした。
コワイ、こわいと噂では聞いていましたが‥
三蔵さんが読んでくださいました。
「今までいろんなところで紹介してきたけど、売れたことないんですよ」と
いう三蔵さんの言葉にみんな頷いていたら、「えっ、私買ってもいいですか」と
いう人現れ、しばし盛り上がりました。
その方、その後、家族の前(小6、小4、小2?のお子さんとだんなさん)で読んだけど
誰も怖がらなかったそうなんです。
私は、夜になったらしんみり怖くなってきて、何度も天井見上げてしまいましたけど。
こういう絵本は小さいこどもと一緒に読みたいですよね~
同じく、小さい子と一緒に、絵もじっくりみたりしたい1冊
こちらも、私が欲しがっているのを知っていて(?)
持ってきてくれたに違いない本です。
思っていたとおりの美しさでした。
この男の子が、「のりもの」に変身するのですが
結構わいるどな感じで笑えます。
金環日食を機会に、ちゃんといろんなこと知っておく
よいチャンスだなと思いました。『月のかがく』とセットで揃えると完璧かも。
桜についてのあれこれがよくわかる絵本。
(手にとってよくみるの、忘れてしまいました~)
私的にはすごいヒット絵本。
3年生に続き、2年生のクラスでも読んできました。
エストニアの昔話。絵がポップでおもしろい。
読み応えたっぷり。カツラのことだけではなく
世界各地、いろんな時代のいろんな髪型についてとても詳しく描かれています。
こういう絵本のこと「文化人類学絵本」っていうんですね‥
絵がきれいな科学絵本?
(実はあまり印象に残っていないのです‥)
ここまでが新刊絵本の紹介で、このあとは、メンバーからのリクエストで
ユニークな絵本を三蔵さんがセレクトしてきてくれました。
その他として、こんなタイムリーな絵本の紹介も。
絵本じゃないけど‥
15人の絵本作家さんを紹介しているのですが
半分くらいの方は、名前や著作は知っているけれど、その作品をこどもと一緒に
読んだことがない!という事実に気が付きました。
12,3年前にはデビューしていなかったということなのかなーと思い、
なんとなく、なんとなーく、焦り? (ちょっと違うかも) 疎外感?
(これも違うような‥)複雑な気持ちがしています。
絵本好き、と公言するからには、読みこまないとなー勉強しないと、
なんて思ったりもして。
1回目の時には、いろんな意味でどきどきだったこの会も、いい感じに
読み聞かせ仲間に定着していきそうな予感がして、とても嬉しいです。
三蔵さん、次回もよろしくお願いします。
6月8日金曜日。
3年生のクラスで、3冊読んできました。
1冊目は、ジョン・バーニンガムの2010年に発売されたこの絵本にしました。
ネコのマルコムは昼間は眠ってばかり。夜は何をしているのだろうと
気になってしかたがない、マリー・エレインは、夏の夕方、おめかしてして
出かけようとしているマルコムを発見。
誰にも言わないからと懇願し、一緒に連れていってもらえることになりました‥
絵も、文字も大きくて、とても読みやすい絵本でした。
バーニンガムの絵本って、絵も文も「描き(書き)込み」過ぎていないところが
おもしろいと思います。
1冊目がおはなしの絵本だったので、2冊目は、詩の絵本にしました。
(ほんとは、ひみつだから!と、3冊目に読んだ↓のだけにしようと思っていましたが
それだけでは、時間が余ってしまいもったいないので、真ん中にこの本を
挟むことにしました。)
ヒルサイドセミナーで、末盛千枝子さんが、「傑作」とおっしゃったこの絵本。
何度読んでも、どの学年で読んでも、楽しいです。
大人が読むと、最後の一文にぐっときますね。
先日本屋さんで見つけて、図書館で借りてきて‥今回初挑戦の絵本です。
表紙の木の椅子には、くぎが何本使われているか、「中をそうぞうしてみよ」と
いうところから始まります。
中をそうぞうしてみてね、とか、中をそうぞうしてみよう! ではなくて
みよ、と命令形なところがとてもいいです。
仕掛けがわかってしまうとつまらないので、ここから先は書きませんが、
読み聞かせというより、対話というか、モンダイ?を出すみたいな感じで
3年生とわいわいできて、楽しいひとときでした。
今週の金曜日は2年生のクラスに行くので、やはりこの絵本を入れてみて
3年生との反応の違いを楽しんこようかなーと思っています。
あの‥突然ですが、私はお医者さんへ行くことが好きではありません。
歯医者さんはもちろんのこと、年に一度の健康診断も、ちゃんと欠かさず
受けてはいますが、肯定的&積極的な気持ちからでなはく、義務だと思って。
なので、健康診断がある6月は、もう5月の終りくらいからユーウツな感じで、
数日前も、寝る前に、「あーもうやだな、健康診断」と誰に言うでもなく言っていたら、
rの口から次のようなおことばが。
「なんで? どこかわるいところが見つかるかもしれないじゃない。
なんでそんなに嫌がるのかわかんないな。すごくいいことなのに」
はいはい、おっしゃる通りです。 って、胸の中で返しながら、気が付きました。
これって、いつも夫から言われているフレーズなんです。
健康診断の前に、いやだいやだと言うたびに、なんで? どこかわるいところが~って。
二人とも、すごく前向きですごくえらいです。
***
二日前に、PTAの役員を一緒にやっていた友達から、今度は後援会の
ちょっとした役をやってもらえないかと打診メールがきました。
もう何も引き受けないつもりだったけど、活動内容はものすごく軽いものだったので
すぐに、やりません、できません、と返信するのも憚られて‥
頼まれるうちが花かも、という気持ちもあり、迷っていたのです。
今朝、「どうしようかなー」と言う私のつぶやきをrが聞きつけ、なにが?と
問われたので、簡単に経緯を説明したところ、
「それくらいのことならやったほうがいいんじゃないの。
やらなかったことを後悔するよりは、やってからやっぱやめればよかったって
思うほうが、まだいいんじゃないの」 というおことば。
へえー と思いました。
これって、私のモットーだからなんです。
「やらなかったことを後悔するよりも、やってから後悔したほうがまし」
友には「了解しました。引き受けます」の返信をさっきしました。
娘はあと2カ月ちょっとで16歳になります。
返却期限だったので、週末に図書館へ返してしまいましたが、
頭の中は、いまだ、サウスカロライナの蜂蜜小屋です。
読んだ方は、私が付けた「オーガスト」というタイトルと
これだけで、そうそうとわかるかなーと思います。
この本です。
読書の醍醐味は、知らず知らずのうちに、目の前の文章が
自分の頭の中で映像化され、その中で、登場人物と同じ体験を
あたかも、自分もしたかのように思えることだと思うのですが。
アメリカ サウスカロライナの、焼けるように暑い夏の日や、
日がとっぷりくれた中、川への道を急ぐ姿、月明かりの中での
水浴び、そして、蜂蜜小屋、黒いマリア像、砕け降り注ぐ窓ガラス‥などなど
自分がそこに居なかったことが信じられないくらい、くっきりとしたイメージが
今も、私の中に残っています。(そして蜂蜜の甘い匂いも‥)
主人公はリリィ。14歳。
おとーさんは居るけれど、おかーさんはいません。
物語の舞台は1964年のアメリカ南部。公民権法が制定されたとはいえ、
当時の南部では黒人に向けられる目はとても冷ややかです。
14歳の少女が抱えるにはあまりにも重すぎる荷をしょったままのリリィと
リリィが出会う養蜂家の黒人姉妹。
一番上のおねーさんの名が、オーガストなのですが、読み終わって少したつと
このオーガストの存在が、とても重要だったなあと思えてきて、彼女に敬意を
評して、この文のタイトルを「オーガスト」にしました。
(ちなみに妹たちにも、それぞれジューンやメイといった、「月」の名前が
ついています)
包容力があって、決断力があって、優しくて厳しくてー
やっぱり、家族の中の、一番のおねーさんはこうでなくちゃと、思いました。
蜂蜜の生態についての文章もとても興味深かったです。
*DVDも観てみたい気がしますが、もう少し自分の中のイメージに浸ってからに
しようかなと思っています。