水生植物園の温室に咲いていたネコノヒゲという名前のシソ科の植物。インド マレー産クミスクチン茶の原材料です。健康茶だそうです。私は飲んだことがないけれど・・・。
耐寒性がないそうですが、最近の関西なら耐えるかも。アレルギーがあるので猫は飼えないけれど、お花なら大丈夫。一度育ててみたい花です。
「学ぶ」ということについては、人間は子どもの時が一番能力があるそうです。
そりゃそうですね。
赤ちゃんは、生まれて3年くらいで、食べることを覚え、立つことを覚え、歩くことを覚え、言葉を覚えます。
音楽について言えば、6歳までに鍛えなくては絶対音感は覚えられないとも言われています。(・・・でも本音を言えば、人生80年時代。たくさんの方が、以前は無理だと考えられていたことに挑戦し、習熟したり、すごい記録を出していることを思えば、そう諦めることもないかもしれないと私は思っていますが)
比較して相対音感は、成人してからも鍛えられます。
私も長いこと相対音感がわかるようにいろんなことをしてきました。
1日何時間もスケールやアルペジオをやったり、歌ってみたり、ピアノを弾いておいて音名を当てるゲームをしたり。
しかし、どれも効率が悪く、あまり効果を感じませんでした。
それはやることが悪いのではなく、筋肉技というか、反復していればいずれわかるようになる。という感じの練習で、いいところもあって、指は早くなったし、調性の配列、GというとB、Dなんていうのが自動的に動くようにはなりました。
ですが、肝心の音は、3時間吹きっぱなしで吹こうと思うと、はじめからそういう体や、集中力になってしまうんですね。なので、あまり聞けていなかった。
それにわかならない人が、自分の音だけを聞いても、なかなか高いのか、低いのか?がわかるようにはなりません。
では、どうしたらいいのか?
赤ちゃんは、自分の中から言葉が出てくるわけではありません。親や周りの人の言っていることをまねて、言葉を覚えていくのです。
それだけでなく、発生語まで行かなくても、口を動かしたり、舌をうごかしてみたり、口の中の動きをいろいろな形にしてみたりいろんなことを試しています。それから、話しては、正されたり、伝わらなくて言い直したり、でもまたすぐ新しいことを試してみたり。
何が言いたいかというと、人を真似して、人に聴いてもらって、人に修正して貰うと、学ぶ効率が断然いいということです。
ハ長調のスケールを吹いてみて、聴いてもらって、ここがこうと言葉で修正してもらい、わかるまで吹いてもらって,また吹く。
そういう過程でI先生にレッスンをして頂くと、私も少しずつ音がわかるようになってきました。
その際、修正されると突然パニックになって、固まってしまうと先に進みません。
私もほうっておくとパニックになります。
なので、勇気を持つこと、今ここで誤りがわかってラッキーと思うことです。
赤ちゃんは伝わらないと、すぐまた親の様子を観察して次のやり方を試します。
なぜ、そうするのか?
親や世界をまるごと受け入れていて、信じていて、興味深く、おもしろいと思っているから。
できないかもしれないなんて思い悩んだりするよりも、好奇心が勝つから。
それに親のこのやり方は間違っているかもしれないとか、やる前に疑うことも無い。
ただ試したい。試してダメだったら捨てればいいのです。
やってみないことには、何もわからない。
音楽家にはいろいろな人がいます。
でも、より前向きで、人を信じている人が成功しやすいと私は思っています。