今週は引きこもって練習ですが、息抜きに読み出したら、一気に読んでしまいました。
王の庭 かまた きみこさん作朝日新聞出版
平安時代、異界、現代をまたいだファンタジーです。
久米舞から、インスピレーションを受けたとかまたさんは書いていますが、平安と言っても、歴史とは違って、陰陽師や呪術が支配する世界という感じです。
悪意を持って使われる陰陽や呪術を、楽器を演奏する主人公が、楽器の心を理解したり、楽器に込められた恨みを演奏によってときほぐしたり、仲間を得て、合奏することによって清めていく。
それに呼応して、現代の世界でも、家族のしがらみによって居場所を無くした少年が、楽器を修得していくことで、世界とつながりを持ち、そのしがらみを浄化していきます。
ファンタジーなので、荒唐無稽です。
持ち主がうまく弾いてくれないとお箏が、家出して、妙手のところへ這っていったり、邪念のある奏者が琵琶を弾くと、弦がいっせいに切れたり、
読んでいて、私の笛も「おいおい、そんなに乱暴にふくなよ~!」とか言ってるんじゃないかと、心配になりました。
読み終えたら、
少しは心清らかに、楽器に向かえたような気がします。
王の庭 かまた きみこさん作朝日新聞出版
平安時代、異界、現代をまたいだファンタジーです。
久米舞から、インスピレーションを受けたとかまたさんは書いていますが、平安と言っても、歴史とは違って、陰陽師や呪術が支配する世界という感じです。
悪意を持って使われる陰陽や呪術を、楽器を演奏する主人公が、楽器の心を理解したり、楽器に込められた恨みを演奏によってときほぐしたり、仲間を得て、合奏することによって清めていく。
それに呼応して、現代の世界でも、家族のしがらみによって居場所を無くした少年が、楽器を修得していくことで、世界とつながりを持ち、そのしがらみを浄化していきます。
ファンタジーなので、荒唐無稽です。
持ち主がうまく弾いてくれないとお箏が、家出して、妙手のところへ這っていったり、邪念のある奏者が琵琶を弾くと、弦がいっせいに切れたり、
読んでいて、私の笛も「おいおい、そんなに乱暴にふくなよ~!」とか言ってるんじゃないかと、心配になりました。
読み終えたら、
少しは心清らかに、楽器に向かえたような気がします。