金曜日は、長居公園近くのヴァイオリン木村直子先生、チェロ木村政雄先生、ヴィオラ金重美代さん、フルート久米のカルテットレッスン。
今回も前回に引き続きいちご特集でした。
ふわふわいちごのシフォンケーキ
いちごカーディナル
その時に「これでチョコレートケーキを作って」と何枚も板チョコをもって来られたそうです。
先月からモーツァルトのAdurのカルテットです。
第1楽章は変奏になっていて、フルート、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロと主題を演奏する楽器が変わっていきます。そのためか、フルートは比較的低音域のメロディーから始まります。
そのせいか、楽器同士の融合度が高いように思えます。それでいて順番にメロディを受け持つのでそれぞれの楽器の個性が浮き上がる。モーツァルトの絶妙のバランス感覚が際立ちます。
ひと通り演奏したあとは、先日亡くなった池上敏先生が金重さんのために書いてくださっていたカルテットを演奏してみました。
モーツァルトに刺激を受けたというその曲は、第1楽章変奏曲はModerateテーマとヴァリエーション1で終わっています。
第2楽章、Alla sichiliana quasi Allegretto これだけが完成しています。
第3楽章Allegro
1ページ20小節目でいきなり途切れています。
金重さんがいうには「もう1ページあったはず」と言うことなので、探してきてくれることになりました。
改めて演奏してみるとモーツァルトの形式を踏襲しながらも、第1楽章はあかるく爽やか。
政雄先生「敏(びん)ちゃんの曲でこんな明るい曲は初めてきいた。」そうです。
完成した第2楽章は、澄み切った悲しみ…のような曲でフルートのカデンツァもあります。
美しい曲です。
今回も前回に引き続きいちご特集でした。
ふわふわいちごのシフォンケーキ
いちごカーディナル
池上先生、金重さんが作るケーキやお菓子がお気に入りで金重さんが運営する「いつもの処」の手作りお菓子つき
のコンサートに良く出入りしていたそうです。
のコンサートに良く出入りしていたそうです。
その時に「これでチョコレートケーキを作って」と何枚も板チョコをもって来られたそうです。
全部使う前に亡くなってしまわれたので、今日はその一枚をみんなで頂きました。
「ビーフシチューもお気に入りで、みんなで食事した後、敏ちゃんが残りを持ち帰るので、みんな食べてしまわないか、気が気でない様子だったのよ。」
と、金重さん。
思い出はつきません。
「ギター四重奏のための「出立(いでたち)への前奏曲」」池上敏作曲2021年初演