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祭り

2024-07-26 21:00:00 | 近代
昨夜、帰宅前に夫が送ってきた写真。
大川の向こうに、夜店の灯りが、きれい。
天満橋駅近くにある夫の会社の通勤路から見える天神祭りの一部です。

あまりに人が多いので地元企業に務めていても、めったに行きません。
私ももう何年も前に行ったきり。
会社帰りに、船渡御を橋の上から何台か見たのと、後は夜店でビールや、とうもろこし、カルメ焼きなんかを買って暑い中外で食べたきり。
人しか見えません。

また、京阪電車の混むこと!
25日は花火があるみたいだけど、これ以上混むと聞いて近寄ったことありません。

大阪天満宮(おおさかてんまんぐう)は、大阪市北区天神橋にある神社。
大阪市民からは「天満(てんま)の天神さん」と呼ばれ親しまれています。

白雉元年(650年)、孝徳天皇が難波宮を造営した際、その西北に守護神として大将軍社を創建しました。

大将軍社(再建)
延喜元年(901年)に菅原道真

菅原道真像(菊池容斎『前賢故実』巻第五より
が藤原時平によって九州大宰府へ左遷させられた時、この地にあった大将軍社に参詣し、旅の安全を祈願してました。

延喜3年(903年)に菅原道真が没した後に天神信仰が広まり始め、天暦3年(949年)に道真ゆかりの大将軍社の前に7本の松が生え、霊光を放ったという奇譚が都に伝わりました。

そして、それを聞いた村上天皇の勅命によってこの地に天満宮が建立されることとなりました。
以後、大将軍社を摂社として新たに天満宮が中心の社となりました。

度々火災に見舞われ、なかでも享保9年(1724年)の享保の大火(妙知焼け)では全焼。
後に復興したものの、今度は天保8年(1837年)の大塩平八郎の乱による大火でまたも全焼してしまいました。しかし、天保14年(1843年)には現在の社殿が再建されて復興を果たしています。

1945年(昭和20年)6月1日の第2回大阪大空襲の際には幸運にも被害を免れています。

天神祭りは菅原道真の命日にちなみ、7月25日前に6月25日頃から1ヶ月間に渡って行われます。

船渡御

モーリス ラヴェル(1875-1937年)フランス共和国シプール生まれ、フランス共和国パリ没

ラヴェルの母親はスペイン・バスク地方出身のバスク人です。
ラヴェルは幼少時母親の歌っていたスペイン民謡に影響を受けています。

スペイン音楽に影響を受けた作品としては『スペインの時』『ボレロ』などがよく知られています。
ラヴェルが『スペイン狂詩曲』を完成させた1年後、ドビュッシーもスペインを題材にした作品『イベリア』(管弦楽のための『映像』第2曲)を作曲しています。

作品はシャルル・ド・ベリオの息子で、ピアノと作曲の教授だったシャルル・ウィルフリッド・ド・ベリオ(Charles Wilfrid de Bériot)に献呈されています。

初演は1908年3月15日、パリのシャトレ座

にて、エドゥアール・コロンヌ指揮


のコンセール・コロンヌ管弦楽団によって行われました。

第1曲:Prélude à la nuit(夜への前奏曲)très modéré=Molto moderato 

F-E-D-Cisが基本の循環主題が曲全体の印象を形作っています。 

第2曲:Malagueña(マラゲーニャ)
assez vif=Vivace assai

マラゲーニャはマラガの民族音楽のファンダンゴです。後半部にコーラングレのソロがあります。

第3曲:Habanera(ハバネラ)
assez lent et d'un rythme las=Lento assai

この曲には唯一、第1曲の序奏の主題が現れません。
1895年に2台のピアノのために作曲・初演されていたものです。ラヴェルは1907年から1908年にかけて「夜への前奏曲」「マラゲーニャ」「終曲」を2台ピアノのために作曲し、まもなく「ハバネラ」を加えてオーケストレーションを施し4曲からなる組曲としました。

なぜわざわざ旧作の「ハバネラ」を加えたのかははっきりしていませんが、ドビュッシーの「グラナダの夕べ」(『版画』第2曲)を聴いたラヴェルは、自作「ハバネラ」の盗作だという印象を持って不愉快がっていたという友人たちの証言があり、意趣返しの意味もあったのではという説もあります。

第4曲:Feria(祭り)
assez animé=Animato assai

祭の日の市場が賑わう様子を描写した色彩豊かな音楽。中間部にコーラングレとクラリネットのソロがある。

第4曲 Feria(祭り)