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きのこを食べた作曲家

2024-07-11 21:00:00 | 古典
日曜日に行った里山、虚空蔵谷周辺は森が深くきのこがたくさん。
これはドクベニタケだそうです。
毒はあってもスペインでは辛味の代わりに料理に用いるそうです。

アカモミタケかな〜?

常磐露草トキワツユクサも、意外に南アメリカ原産。帰化植物です。

クレピドゥトス 茶ヒラタケ
外来植物。

ヨハン ショーベルト(?-1767年)

ショーベルトの生地については確かなことがわかっていません。

生年もまた不確かで、1720年ごろ、1735年ごろ、1740年ごろと様々な説が出されています。

1760年にパリで、コンティ公ルイ・フランソワ1世

に仕えます。

鍵盤楽器のためのソナタ集をいくつか作曲していますが、そのほとんどは、一つ以上のオブリガート楽器が副そえられています。

ほかにチェンバロ協奏曲や交響曲、オペラ・コミック《 Le Garde-Chasse et le Braconnier (狩猟監視官と密猟者)》があります。

ショーベルトは美食家で、1767年の夏に、パリ郊外のル・プレ=サン=ジェルヴェでキノコ狩りを楽しみました。 
その後、自宅でキノコを調理し、スープを食しました。しかしその中に毒キノコが含まれていました。

フランス人の妻と子どもを含む家族と、友人の医者と共に中毒死しました。まだ20代だったそうです。

ショーベルトは、少年時代のモーツァルト
がフランス風のロココ趣味に傾倒するきっかけを与えた人物として有名です。
それにより、レオポルト・モーツァルトからは疎ましがられたそうです。

少年時代のウォルフガング モーツァルト(1756-1791年)

はショーベルトのソナタの楽章を研究して「ヴァイオリンとクラヴィーアのためのソナタK.6~9」に反映させ、クラヴィーア協奏曲第2番の第2楽章として「クラヴィーアとヴァイオリンのためのソナタ」作品17-2を編曲して用いました。

ショーベルトの「クラヴィーアとヴァイオリンのたのソナタ」作品17-2


モーツァルトの「クラヴィーアとヴァイオリンのためのソナタ」作品17-2
第2楽章に使われています。