椿、百路の日暮(ももぢのひぐらし) 春の椿もいいものです。すごい名前。
今夜は、Sさんと、大栗裕没後30年記念演奏会に行ってきました。
私が、学生の頃、大栗先生が亡くなり、関学マンドリンクラブの追悼コンサートを聴かせていただいた覚えがあります。
その懐かしい関学マンドリンクラブも「舞踊詩」という曲で出演されていました。
びっくりしたのは、100人のホルン・オーケストラ。
「2つのファンファーレ」、「交響管弦楽のための雲水讃」ベートーヴェン「自然における神の栄光」を演奏。
息がぴったり合っていてすばらしかった。
大阪音大OBホルンアンサンブルによる「馬子唄による変奏曲またはホルン吹きの休日」は、ベートーヴェンや、ワグナー.ブラームス、マーラーなどなど、それぞれの作品のホルンの見せ場を馬子唄でつないだ面白い作品。
途中で、馬子と、馬に扮した演奏者があらわれ、オケの毛のないメンバーを拝んだり、キセルを吸ったり、やりたい放題。
初演は大栗先生が馬子を演じられたというから、驚き。楽しい作品でした。
吹奏楽のための小狂詩曲、吹奏楽のための神話~天の岩屋戸の物語によるは大阪市音楽団によるさすがの演奏。
大フィルと桐弦社による演奏で、筝と管弦楽による六段の調べ。
実は、これに母が出てました。
六段を変奏するのかと思ったら、六段はそのままで、オーケストラがそれにオブリガートや伴奏をつける感じでした。
それが、絶妙で音量のないお筝をくわず、色彩の豊かさを足しているように仕上がっていて、大栗先生の古典への敬意が感じられました。
日本万国博覧会EXPO'70讃歌、交声曲大阪証券市場100年より記念祝歌は、300人近いコーラスで歌いあげられ、70年代の混沌とした中にも、エネルギーが満ちていたあの頃の息吹を感じました。
ヴァイオリン協奏曲より第3楽章、バルトークの影響を色濃くうけた作品でエネルギッシュで聴き応えがありました。
ラストは大阪俗謡による幻想曲
朝比奈隆がベルリンフィルが演奏した作品で、天神祭りのお囃子や、大阪の夏祭りの音楽が組み合わされ、大阪ならではのたくましさ、パワーを感じられました。
オケ、マンドリン、ホルン、コーラス、筝、何人になるのでしょうか?
大人数に、大栗先生の影響力のすごさを感じました。
大阪で生まれ育った音楽。地場のもつパワー、エネルギー、そういうものを感じたコンサートでした。
最新の画像[もっと見る]
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます