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レクチャー「子ども達の才能をいかに伸ばすか~感性から知性へ (How Develop Children's Abilities-From Sensibilities to Intelligence) 堀井恵&ザピーネ・ザイフェルト Pf渡邊由美子
人間には本来誰にでも素晴らしい才能があります。
ザイフェルトさんが未就学児から小学生を教えて、堀井さんが中高生を教えられた実践経験からの講習です。
ザイフェルトさんは、未就学児の場合、楽譜の読み方などの知識より、感性を育てることが大切だと言います。音楽に合わせて身体を動かしたり、簡単なダンス。順番に手を叩いたり。即興の曲を演奏したりして「遊ぶ」
曲を演奏する時も子どもが自分なりのイメージを持つことが大切で、音楽を絵に描いたりしてイメージを膨らませます。それがその作曲家が描いたイメージと違っていても構いません。大切なのは子どもが自分の感性で捕らえたイメージなのです。
叱ったり、怒ったりということは一切必要無い。楽しむこと、子どもが取り組み続ける意欲を引き出すことが大切だそうです。
夫の堀井さんはここで育った中高生になった子ども達を教え、コンクール受賞者を輩出していますが、コンクールにでることで、子ども達の意欲が高まるといいます。この頃になると、理論(知的に取り組むこと)と、感性の両輪必要だとも言います。
6歳の子どもから、コンクール受賞者まで、この教室で育った子ども達の実演演奏、ダンス、絵も交えながらの講習で、とても楽しかった。
終了後、ザイフェルトさんに「こんな素晴らしい成果はないですが、私も子どもと音楽を楽しんでいます。感性を引き出すために曲を聞いて絵を描いてもらったりということもしていますが、今日聞いたレクチャーで、自分の方向が間違っていないと言うことがわかってとても、役立ちました。」というと、「それはありがとうございます。大切なのは、子どもと楽しむこと、遊ぶことなんですよ。」
・・・成果なんて、愚かなことを言いました。本当にそうです。音楽は楽しい。それを伝えられるだけでいいのだと思います。
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