陽が落ちた。
コンヴェンション2日目、パトリック・ガロワ、マスタークラスはMozart G-dur フルート協奏曲。
モーツアルトを演奏する時に、いつもトリルのつけ方で悩みます。クヴァンツの本が有名ですが、ガロワさんは、1756年にレオポルト・モーツアルトによって書かれた「ヴァイオリン奏法」。1776年、モーツアルト21歳の時に再版されていて、この時代の音楽を考える時にとても参考になるそうです。
例えば、フランス風のトリルは、一つ上の音から始まり、ゆっくりそれから段々早く、クレッシェンド。イタリア風は同じテンポ。
速さの順番が
Andante→vivace→Allegro ma moderato→Allegro affay→ presto→prettissimo
注目はvivace・・・早いと言うイメージがありますが、andanteの次。これは、vivaceが速度を表すものではなく、キャラクターをあらわしたものであるからだろうとおっしゃっていました。
トリルのやり方など全部は書けないけれど、自由に演奏してもいいと言うことも言われていました。自由にするには、その時代の特徴。他の同時代の曲や、文献などを参考にして、時代の文脈と言うのを理解した上で、ということなのだと私は思いました。
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