梅田でレッスン。大川の柳の新芽が美しい。柳は、70年代小川が暗渠の下に埋められると同時期に激減した植物の一つじゃないかと思います。昔はどこの町にも柳並木の美しい小川があったものです。
ゴーベールのソナチネ、本番前最後のレッスン。
「はじめに出した音を覚えていて、その音に対して他の音を出していくんだよ。」
確かに一音一音の音程にとらわれすぎて、かえって音程がわからなくなっていました。先生の言われたことに気をつけてみると、はるかに音程が取りやすくなりました。
「正しい音程で吹こうとすると、高音は低めに、低音は高めになるけれど、本来枠にはめられれない音を枠にはめるために、そうなったのであって、それが純正調というものだけれど、自然には、高音は高めに、低音は低めが、人の耳には気持ちよくきこえるんだよ。無理矢理枠にはめるために、高音は抑えられた感じの演奏になっている人がたくさんいるよ。」
「♯系は少し暗い目、♭系は明るめに、♭や、♯が多いほど、別の世界、ファンタジーな世界に、行く感じがする。」
「一つ見つけたけれど、これは、コンサートが終わってから言うよ。もう、3日では無理だから。」
「3年位かけて修正しないといけないから、これからの課題だよ。」
先生のなぞの言葉。どうも、このコンサートが終わっても、ぼやぼやしている暇はないみたいです。
「この前にピアノと合わせた時のような演奏は、出来ると思うと、たのしみだねぇ。」
取りあえずは及第点ということかな?
後はヒノキの影響が心配ですが、もうのどに来ています。一体ベストコンディションのコンサートなんて一生にいくつあるのでしょう?今回もだましだまし、乗り切ろう
午後は、まいさんとピアノ合わせ。ひさしぶり
ドボザークのソナチネ、モーツアルトのGdurのコンツェルト。符読みはまだまだだけど、気持ちいい。ここというところに音が来る。私の勝手なテンポ改変も、ものともせず、戻したり、促したり、一緒にゆれたり。
なぜ?こんなにぴったりくるのか?
今日話していてわかったことが一つ。私は、マンドリンオケで指揮を学んだけれど、まいさんも指揮法を大学でとっていたそうです。音楽のテンポはメトロノームではない。ということを体で学んだという共通点、それが合う秘訣かもしれない。
とにかくこんな出会いはめったにない。大切にしたいと思います。
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