音楽の喜び フルートとともに

フルート教室  久米素子 松井山手駅 牧野駅 090-9702-8163 motokofl@ezweb.ne.jp

片付けとクーラウ

2011-09-20 20:17:51 | 音楽

実家のさぼてん。なんだかシュールでしょ。門灯の、鋼鉄の側面と、ベージュの鉢、オレンジのレンガタイルがお似合いで。高さ15センチほどの鉢植えですが、ちょっとしたオブジェみたい。こういう母のセンスは、なかなかいけてると思います。

唐突ですが、来週27日に引っ越します。ブログのことではなく、現実の家のことです。

今の家からほんの5分ほど歩いたところですが、17年分の荷物が、大変。
狭い家にこんなに入っていたのかと思うほどすごい。
大きな本棚が4つと楽譜のボックス、こちらは、まだ手付かず。比較的小型のカラーボックス3つ分の本を片付け転居先にもって行き、ダンボール2箱分の本を処分したところで、1日費やしがっくり。

引越し屋さんには大物しか頼まないので、小物は絶対27日までに出しておかないとタンスが出ません…が、気が遠くなってきました。

「先生、片付け得意そうじゃないし、手伝いに来たましょか?」という、Eさんに、
「得意じゃないどころか、もうメチャクチャ。お願いします。」とありがたく飛びつきました。
22日に来てくれますが、その後、考えたらEさんに来てもらう前にある程度片付けないと、恥ずかしいくらいちらかっています。
困った…もうええかっこしても仕方ない。腹をくくってさらけ出すしかないか。
う~ん、でもひどい。引っ越しって本当に疲れる。

フルートを吹いているほうが楽しい。
今日は、クーラウの作品を、初見で片端から。
Sonata op.64 op.69 op.71 op.83(3曲) op.85
3duo brillante

クーラウの生きた1786年~1832年は、ベートーベン、モーツアルトが活躍し、後半はウェーバー、ロッシーニ、ベルリオーズなどロマン派が台頭していました。
クーラウの初期の作品はベートーベンと作風が似ていますが、後期のものは、ロマン派によっているように思えます。
何より、ベートーベンがフルートの作品をあまり残さなかったのに比べて、クーラウはたくさん残しています。
クーラウの曲は、美しくて華麗。フリードリヒ大王の名残りの宮廷文化の香りがします。

実際には、1810年にナポレオンの侵攻で、コペンハーゲンに亡命し、そこでなくなりました。コペンハーゲンでも、絶対君主制は崩壊が始まり、議会が台頭する前夜時代でした。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿