音楽の喜び フルートとともに

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聖杯の周辺の物語

2024-04-23 22:19:00 | バロック
オランダカイウ属。
サトイモ科の属の一つ。サンテデスキア属ともいうそうです。
南アフリカ原産。
近所の庭で咲いていました。

カラー (calla) またはカラーリリー (calla lily) が最近では一般的になりました。

古くは「海芋」「海宇」(かいう)というそうです。

ギリシャ神話カロスが語源と書かれていましたが、元は取れませんでした。

カリスという美の女神はいましたが…。

こちらではないかな?
ゼウスから生まれたカリスは美と優雅を司る女神です。
1人ではなく、何人もいました。

『三美神』(アグライアー、エウプロシュネー、タレイア)、ラファエロ・サンティ/絵、1504-1505年頃、コンデ美術館所蔵
とか、

『プリマヴェーラ』(Primavera)細部、サンドロ・ボッティチェッリ/絵、1482-1485年頃、ウフィツィ美術館所蔵
こちらのお三人とか。
名前はわかりませんが、いろいろな三美神パターンがあるようです。
と、ここで調べていたらカリスに聖杯という意味があるそう。

晩餐のキリスト(16世紀)
ラテン語でCalix。



なんだかカラーの形が聖杯を思わせたりなんかしない?
立ち姿が美の女神という気もしますが…。

聖杯を求めて探索の旅に出るのはアーサー王の円卓の騎士の1人パルシヴァル。あるいはガラハッド、ガウェイン。

ヘンリー パーセル(1659-1695年)イングランド ロンドン生没

1691年に「アーサー王」というセミオペラをコヴェントガーデンのクィーンズ劇場で上演しています。

このオペラはアーサー王を借りて、チャールズ一世の王政復古、キリスト教、ゲルマン神話の魔法使いマーリンなどか入り混じった筋書きです。

大きくは
宿敵であるケントのサクソン王オズワルドによって誘拐された婚約者である盲目のコーンウォール王女エメリンを取り戻そうとするアーサーのお話になっています。

アーサー王より、終幕のシャコンヌ




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2 コメント

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三美神 (takan32)
2024-04-23 23:44:25
久米さんへ、私のブログにいいね!をありがとうございます。
マドリッドのプラド美術館に行ったことがあります。ここにはルーベンスの三美神があります。この美術館の必見の絵です。
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Unknown (m-fluteangel16)
2024-04-24 15:01:04
@takan32 さん、ルーベンスの三美神をご覧になったのですね。
いいなあ~!
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