火曜日朝は京都
は1948年、この詩集に作曲しています。
今出川大宮の富久田先生のレッスンでした。
雨の京都。
月1なのに雨率高いなぁ。
こってり絞られてプティメックでパン買って帰りました。
ピスタチオクリームのフランスパンが美味しかったです。
写真忘れたけど…。
ギヨーム・アポリネール(1880-1918年)
イタリア王国ローマ生まれ、フランス パリ没
図形詩とも呼ばれる「カリグラム」は、詩行を並べてある図形や絵を表わす方法で、文字を美しく書く(描く)カリグラフィー(書道を含む)と表意文字を意味するイデオグラムを組み合わせ「カリグラム」という言葉を生み出したのはアポリネールです。
彼はこのような表現によって「芸術、音楽、絵画、文学の統合」への一歩を踏み出しました。
没後の1918年に出版される『カリグラム』所収の詩「二等牽引砲兵」に含まれる5つのカリグラム、特に文字でエッフェル塔を描いたものが有名です。
このエッフェル塔は
« Salut monde dont je suis la langue éloquente que sa bouche ô Paris tire et tirera toujours aux allemands » という文章によって構成されています。
これはエッフェル塔が世界に語りかけるという想定で、「こんにちは、世界よ。私はその(世界の)雄弁な舌だ。その口であるパリは(おお、パリよ)現在もそして未来も、ドイツ人らに対して舌を出している(侮蔑している)のだ」という意味で、第一次大戦中に書かれました。
このカリグラムは、エッフェル塔をフランスの力の象徴として表現しています。
この詩集『カリグラム』は、詩の言葉が連なっているだけでなく、その文字が絵画のように配置されるという独特の表現がなされていて、文学と他ジャンルの芸術が融合したアート作品だといえます。
詩集「カリグラム」の中の「雨が降る」も同じく絵画のように表現されていて、言葉が窓に滴る水のように配置されています。
は1948年、この詩集に作曲しています。
かれは10代の頃からアポリネールの詩に傾倒していて、他にも19歳の時に「動物詩集」にも曲を書いています。
歌曲集 「カリグラム」
I.女スパイ
II.突然変異
III.南方へ
IV.雨が降る
V.追われる美女
VI.セミくらいには
VII.旅
Ⅷ.マズルカ
Ⅳ「雨が降る」
雨が降る
女たちの声がまるで
思い出の中で
死んでしまったかのように
お前たちもまた
素晴らしく降っている
私の人生の出会いたち
おお雨のしずくよ
そしてあの後足で立ち上がった
雲はいななき始める
耳に聞こえる町の全世界に
聞け 雨が降れば
後悔と嫌悪が
古い音楽に涙をこぼすのだ
聞け 束縛が切れ落ちるのを
お前を上と下で縛っていたものが
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