職場から帰ろうとしたら、この空。西の空は晴れているのに、北東は真っ暗。等圧線のような雲の筋。
しばらくしたら霙(みぞれ)が降ってきました。寒かったぁ・・・。
質ってなんだろう?
高品質、付加価値。日本が不況脱出する鍵は、これしかない。って何度もコメンテーターが言っていた。
質を上げるってことかな。
りんご農家の木村さんは、誰もが挑戦しなかった無農薬のりんごを何年も作り続けたそうです。
何年も結果は出なかったし、できるかどうかもわからない。
合理的でもない。全く無駄になるかもしれない。
それでも、挑み続けた。
りんごがすごい品質で結果を出したから、みんな今では木村さんの話に耳を傾けるけれど、そのプロセスにおいて、木村さんは、非合理的、とんでもない能天気、夢想家。
家族は貧乏で困窮し、木村さんは自殺まで考えた。
苦しいものを乗り越えたから、木村さんは結果を手に入れた。と、言うけれど、苦しいだけなら続かない。
なぜ、木村さんはやり続けたのだろう?
非合理的、非科学的、非現実的と言われ、自分を苦しめ、家族を危険にさらし。りんごさえ生らない。
本当のことなんかわからないけれど、
こんなりんごができるとうれしい。という期待と希望。わくわく感。
できないのは、自分のやり方が違うから。りんごや、自然の声を聴き、学び続け、自分を変えることを厭わなかった。
学び続ければいつかやり遂げることができるという自分への強い信頼と期待。揺るがない目的。
そんなことが、木村さんを支えたような気がします。
質を上げる。というのは、プロセスにおいて、学び続け、手をかけ続ける。枠に捕らわれずに、挑み続けることだと解釈すれば、音楽の練習時間そのものが、質につながると思えます。
企業においては、合理化し、税金を優遇され、国から保護されればされるほど、質から遠ざかる。そんな逆説的なことが起きてくる?
わくわくして、経過を楽しめば、楽しむほどいいものが出来てくる。
そして、それは、外から与えられるものではないのです。
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