昨日から福岡に出張している夫から、大宰府の飛び梅の写真が送られてきました。
この梅の木。
飛び梅は調べたら、月宮殿と言う種類の梅でした。道真を追って都から一晩の内に飛んできた。と言われています。
「こちふかば におひおこせよ うめのはな あるじなしとて 春なわすれそ」
今日は、梅田でレッスン。
曲はBozzaの「Agrestyde」。
Bozzaが描いた14のエチュードアラベスクも今日から見てもらいます。
先生の話では、武満徹さんの曲をしていた時、調度武満さんに会い、食事をしたそうです。そういうことが時々起きるそうです。
だから、何が起きるのか?具体的に数字したり出来ることは何もないけれど、そういうことも音楽にはきっと役立つと思うそうです。
Bozzaは亡くなっているけれど、曲をする時には、あらゆる角度から、その曲や、作曲者のことを知ること。エチュードを残していればもちろんそれをすること。
何を言いたかったのか?どういう思いで書いたのか?どういう思考をたどりこの曲の表現に行き着いたのか?
フルートだって、その日によって、表情が違うよ。
吹き込んだ後は、うれしそうに輝いていたり、磨きすぎたらかえってくすんでいたり。
亡くなってしまった作曲家のことなど、本当のことはわからないけれど、知ろうとすること。フルートを見るように楽譜の表情を見ること。そういうことは通じることがあるんだよ。
人にはいろいろな面があるよ。
対立する考えや、身体に悪いと思われる電磁波など、いろんな中で生きていかなくちゃいけない。それでも、その中でも、病気にならず、対立していても仲良くやっている人が必ずいるでしょ。
そこには何があると思う?
「感謝」だよ。
病原菌だって、生きている。ウィルスをもらっても「ありがとう。」と言えるようになることが僕の修行なんだよ。
違う意見の人にも、ありがとうと言えると、違ってくるよ。
やっぱり先生の話は深いです。
Bozzaのような近代作曲家の曲は、今までの調和した音楽とは違います。
中には受け入れがたいような、気持ち悪い拍子や音も使われています。
それを、全て「おもしろい!良く作ってくれたありがとう。」と、言えるような自分を育てること、そんなことが音楽を学ぶということの一部ではないか?と思います。
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