ひろの映画見たまま

映画にワクワク

イラン人監督による日本映画「ライクサムワンインラブ」

2012-10-15 17:23:41 | 日本映画
おススメ度 ☆☆
   芸術的映画の好きな方 ☆☆☆☆

一味違う日本映画。それもそのはず、イランの巨匠アッバス・キアロスタミ監督作品だ。

最初、デリヘリクラブ(ちょっと予備知識がないとよくわからない)、様々な会話が交わされ、いやだとかいいだとか。要は、女性に男を紹介しているのだが、普通のバーのような気がして。

で、ヒロインの女子大生明子、田舎から出てきたおばあちゃんの留守電無視して、男の所へ。

男は、80代の元大学教授。

デリヘル嬢の話だから、エッチな場面でもあるかと思えば、皆無に近い。で、翌朝、大学へ車で送っていく。そこに待ち伏せしたのが、彼氏。でもこの彼氏一方的なところがあって、早く結婚したいという。中学出で自動車整備を経営している。

この男、老人を彼女のおしいちゃんと勘違い。おじいちゃんに説教される。

ただ、映像が音楽が、背景がちょっと違う。それは、鏡であったり、書斎だったり、車の中だったり、視点が違うのだ。

物語は、単純なだけにわかりはいいのだが、なにしろシーンが長い。それなりに意味があるのだが、退屈する人もいるだろう。

そしてラスト。これがラストと誰もが疑問を感じる終わり方。

でもこれが余韻を残す。よいと感じるかダメと感じるか?あなたはどっち。
コメント (1)
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