ひろの映画見たまま

映画にワクワク

ベルギー=フランス=イタリア映画「少年と自転車」、父を求める少年と里親の女性の交流!

2012-10-06 19:09:04 | 映画
おススメ度 ☆☆☆

こじんまりとよくまとまった映画だ。

児童相談所へ預けられた12歳の少年。父のことが忘れられず、父を訪ね歩くがなかなか会えない。

そんな彼に里親になってくれる美容師の女性が現れた。

タイトル通り自転車が一つの舞台回しに。本当は父が売ってしまったのに、盗まれたと勘違いするが、里親になった女性が自転車を買い戻してくれる。

街を颯爽と自転車で走り回る姿は、少年らしさの表現だ。(あとネタバレ)






















少年は父から見放され、親切にしてくれた青年の願いを聞いて、強盗をする羽目に。そんな彼をしっかりと受け止めてくれる里親の女性。

彼女は、自らの彼氏を少年と交換してしまう。

物事にいきずまった時の少年の一途な行動。それは無謀な行動ではあるが、ある種同情を呼ぶ。

その無謀を受け止めてくれる女性がいたことは、父親のつれなさと対をなす。

そこここで、少年に感情移入すると、涙が出てくる。少年はいつもいらいらしているか、悦びで走り回るか。

何とも言えない切なさの映画だ。
コメント
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