おススメ度 ☆☆☆
怒りを感じている人 ☆☆☆☆
題名とキャッチフレーズで甘い映画と見たら大間違い。
酒におぼれ、ばくちに手を出し、気に入らないと暴力をふるうとんでもない初老の男と、夫の狂気とまで言えるDVにおびえるキリスト教信者の中年女。
救いようのない暗い映画だが、それが、人間の本質をついているといえばいえる。
日本でも暗い事件が起きているので、世界共通の問題かもしれぬが、それにしても、暴力は如何なものか。
しかし、やり場のない人生に、怒りをぶつけたい人にとっては、この映画は救いの映画でもある。
酒に酔い、ばくちに負け、力任せに愛犬を蹴り上げると、ろっ骨を折った犬は、死んでしまう。彼の唯一の理解者であったはずなのに。
彼は、妻とは死別、職もなくぶらぶらし、生きる目的を失っていた。そして友人は、癌で瀕死の状態、死にたいという。
彼の怒りに似た表現に郵便局員は拒否反応を示す。すると、郵便局の窓ガラスに石をぶつけて壊す。
そんな暴力が堂々とまかり通る世界なのか。
ただ、彼が、暴漢に襲われふと立ち寄った古着屋の女主人。彼女はクリスチャンで、彼に救いを述べる。それをかわして出て行った彼だが、翌日ふと寄ってみたくなる。どこか癒されるような。
しかし彼女の夫は、性的異常者でDVだった。
その描写の巧みなこと、さらに演じる役者のうまいこと。引き込まれてしまう。
そして、究極の行為の後、ラストでは、救いが待っているのか?
いずれにせよ、痛い映画だ。
怒りを感じている人 ☆☆☆☆
題名とキャッチフレーズで甘い映画と見たら大間違い。
酒におぼれ、ばくちに手を出し、気に入らないと暴力をふるうとんでもない初老の男と、夫の狂気とまで言えるDVにおびえるキリスト教信者の中年女。
救いようのない暗い映画だが、それが、人間の本質をついているといえばいえる。
日本でも暗い事件が起きているので、世界共通の問題かもしれぬが、それにしても、暴力は如何なものか。
しかし、やり場のない人生に、怒りをぶつけたい人にとっては、この映画は救いの映画でもある。
酒に酔い、ばくちに負け、力任せに愛犬を蹴り上げると、ろっ骨を折った犬は、死んでしまう。彼の唯一の理解者であったはずなのに。
彼は、妻とは死別、職もなくぶらぶらし、生きる目的を失っていた。そして友人は、癌で瀕死の状態、死にたいという。
彼の怒りに似た表現に郵便局員は拒否反応を示す。すると、郵便局の窓ガラスに石をぶつけて壊す。
そんな暴力が堂々とまかり通る世界なのか。
ただ、彼が、暴漢に襲われふと立ち寄った古着屋の女主人。彼女はクリスチャンで、彼に救いを述べる。それをかわして出て行った彼だが、翌日ふと寄ってみたくなる。どこか癒されるような。
しかし彼女の夫は、性的異常者でDVだった。
その描写の巧みなこと、さらに演じる役者のうまいこと。引き込まれてしまう。
そして、究極の行為の後、ラストでは、救いが待っているのか?
いずれにせよ、痛い映画だ。