おススメ度 ☆☆
アウシュビッツをテーマにした映画は散見されるが、いずれもドラマ仕立て。
本作は、ノンフィクションではあるが、ドキュメンタリー要素がふんだん。
冒頭、監督の映画製作の意図が語られる。
そして、話の通り、現代の若者たちに「アウシュビッツについて問いかける」、これを見ると、ドイツでも風化しかかっているように見える。
そして、映像は、ユダヤ人たちが、貨車でアウシュビッツへ到着して、それぞれの宿泊所へ行くまでのシーンと、集められ、シャワーだと言って、裸にされ、一室に閉じこめられるシーンが、交互に描かれていく。その間、ドイツ兵たちが、規律正しいドイツ兵ではなく、人間らしさの見える描き方で描かれる、たとえば没収した貴金属を自分の妻への贈り物にするなど。
一方、アウシュビッツの記録映画も挿入され、当時がより現実味を帯びてくる。
ドラマでないので、感情移入はできないが、非道な所業が淡々と描かれ、それも加害者、被害者の両面から描かれている。
日本人にとっては、ちょっと遠い国の出来事のようだが、歴史上の大事件でもあり、一見の価値はある。
アウシュビッツをテーマにした映画は散見されるが、いずれもドラマ仕立て。
本作は、ノンフィクションではあるが、ドキュメンタリー要素がふんだん。
冒頭、監督の映画製作の意図が語られる。
そして、話の通り、現代の若者たちに「アウシュビッツについて問いかける」、これを見ると、ドイツでも風化しかかっているように見える。
そして、映像は、ユダヤ人たちが、貨車でアウシュビッツへ到着して、それぞれの宿泊所へ行くまでのシーンと、集められ、シャワーだと言って、裸にされ、一室に閉じこめられるシーンが、交互に描かれていく。その間、ドイツ兵たちが、規律正しいドイツ兵ではなく、人間らしさの見える描き方で描かれる、たとえば没収した貴金属を自分の妻への贈り物にするなど。
一方、アウシュビッツの記録映画も挿入され、当時がより現実味を帯びてくる。
ドラマでないので、感情移入はできないが、非道な所業が淡々と描かれ、それも加害者、被害者の両面から描かれている。
日本人にとっては、ちょっと遠い国の出来事のようだが、歴史上の大事件でもあり、一見の価値はある。