ひろの映画見たまま

映画にワクワク

日本映画「星守る犬」、野垂れ死にした老人に最後まで寄り添った忠犬!

2012-10-12 18:27:08 | 日本映画
おススメ度 ☆☆
     犬好き ☆☆☆

原作は、少年漫画のベストセラー。

だが、これは、ロードムービーだ。

失業し、妻にも捨てられた男が、愛犬とともに、旅する物語だ。

彼は、北海道の山奥で野垂れ死にした。そのそばで犬が死んでいた。犬は男の死からしばらく一人で生きていた。

そうした死亡現場に立ち会った市の福祉課の職員が、男の身元が分からないので、気になり、残されたメモと領収書を頼りに、男の足取りを追う。

即ち二つのロードムービーだ。市の職員は、東京で、家出していた娘にヒッチハイクを頼まれる。二人の旅が始まる。

東京は別人だったが、老人は、犬が拾ってきた当たりくじの旅館での一泊。コンビニでは、親切にしてやった少年に有り金すべて盗まれ、リサイクルショップでは、犬が病気になり、その手術代のために一切の家財道具を売りに出す、そして、元妻のいる青森ではねぶた祭りに、そして、青函連絡船へ。

様々な人との交流を通して、人生を描いた社会はドラマになっている。

老人の旅と、職員の旅の二つが並行して描かれていく。

老人の後を追う市役所職員は、幼いころの犬のトラウマがあり、それが物語を膨らませている。

ロードムービーはうまく描けば成功するのだが、この映画は余計な部分がすこし多い。

ただ、愛犬のシーンでは泣ける場面もあり、感情移入するとはまるかも。{
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする