おすすめ度 ☆☆☆
シリアに関心のある方 ☆☆☆★
アラブの春がシリアにも飛び火したが、アサド政権はゆるぎなく、弾圧を繰り返し、その後はISの登場で現地は戦火の波にさらされた。
そんなシリアの現状を憂えても現地を撮影にも行けず、ただ、ひたすら平和を望むだけだが。
そんな、シリアを憂う映画作家は、パリにいた、シリア人オサーマ。
自ら現地にいけない中、SNSというネットに日々投稿が繰り返されたシリアの現状。
丹念に拾い集めた映像は、数知れず、1001人というシンボリックな数字で表した。
そこには、被害者視点の生々しい鮮血の映像がこれでもかと繰り返される。幼い子供たちの悲劇は痛ましい。
監督は、更に一歩進んで、SNSの中から一人の女性を見出し、自らの目の代わりを依頼する。二人が交わすセリフの数々は、愛にすら昇華する。
監督の指示に従った映像は、廃墟の数々を映し出し、惨劇の痛ましさを訴えてくる。
日本では、大震災による原発の悲劇がテーマになりうるが、シリアは、人々の争いがテーマとなる。
平和を祈っても届かない世界に、一条の灯をつなぐ世界は、胸を撃たずにはいられない。
シリアに関心のある方 ☆☆☆★
アラブの春がシリアにも飛び火したが、アサド政権はゆるぎなく、弾圧を繰り返し、その後はISの登場で現地は戦火の波にさらされた。
そんなシリアの現状を憂えても現地を撮影にも行けず、ただ、ひたすら平和を望むだけだが。
そんな、シリアを憂う映画作家は、パリにいた、シリア人オサーマ。
自ら現地にいけない中、SNSというネットに日々投稿が繰り返されたシリアの現状。
丹念に拾い集めた映像は、数知れず、1001人というシンボリックな数字で表した。
そこには、被害者視点の生々しい鮮血の映像がこれでもかと繰り返される。幼い子供たちの悲劇は痛ましい。
監督は、更に一歩進んで、SNSの中から一人の女性を見出し、自らの目の代わりを依頼する。二人が交わすセリフの数々は、愛にすら昇華する。
監督の指示に従った映像は、廃墟の数々を映し出し、惨劇の痛ましさを訴えてくる。
日本では、大震災による原発の悲劇がテーマになりうるが、シリアは、人々の争いがテーマとなる。
平和を祈っても届かない世界に、一条の灯をつなぐ世界は、胸を撃たずにはいられない。