おすすめ度 ☆☆☆☆
往年の映画ファン ☆☆☆☆☆
アカデミー賞作品の「ローマの休日」の脚本家、ダルトン・トランボの一代記。
第二次世界大戦が終わり、冷戦に突入するが、そのとき、アメリカでは猛烈な赤狩りが始まった。
エリアカザンがその余波を受けたという話は聞いていたが、トランボ氏は、初耳。まあ脚本家だったせいもあるが。
共産党員というだけで、表舞台からは、抹殺された、アメリカにも怖い時代があったのだ。
そのトランボ氏、表舞台からは消えたが、生活の必要から、偽名でB級映画の脚本を書くようになり、才能故に、どんどんと仕事が入り、「ローマの休日」などの名作を手掛けることに。
風呂場で書き上げるなど、その独特のスタイルは、映画的にもユニーク。
それにしても、テンポのよさと、物語の平明さ、コミカルな明るさで、実に楽しい映画に仕上がっている。
ヘレン・ミレンを悪役に起用し、その対比が明確。映画俳優や監督が実名で登場するので、ファンにはたまらない。
一方で、家族愛の映画でもある。愛想をつかされるトランボだが、妻の言葉に迫力があり、夫はしゅん。
権力を巧みにかわすユーモアが、全編にあふれ、ラストは爽快。
ブライアン・クランストンがトランボを好演。
暗い話をこれだけ明るく描いたジェイ・ローチ監督の手腕はたしか。
往年の映画ファン ☆☆☆☆☆
アカデミー賞作品の「ローマの休日」の脚本家、ダルトン・トランボの一代記。
第二次世界大戦が終わり、冷戦に突入するが、そのとき、アメリカでは猛烈な赤狩りが始まった。
エリアカザンがその余波を受けたという話は聞いていたが、トランボ氏は、初耳。まあ脚本家だったせいもあるが。
共産党員というだけで、表舞台からは、抹殺された、アメリカにも怖い時代があったのだ。
そのトランボ氏、表舞台からは消えたが、生活の必要から、偽名でB級映画の脚本を書くようになり、才能故に、どんどんと仕事が入り、「ローマの休日」などの名作を手掛けることに。
風呂場で書き上げるなど、その独特のスタイルは、映画的にもユニーク。
それにしても、テンポのよさと、物語の平明さ、コミカルな明るさで、実に楽しい映画に仕上がっている。
ヘレン・ミレンを悪役に起用し、その対比が明確。映画俳優や監督が実名で登場するので、ファンにはたまらない。
一方で、家族愛の映画でもある。愛想をつかされるトランボだが、妻の言葉に迫力があり、夫はしゅん。
権力を巧みにかわすユーモアが、全編にあふれ、ラストは爽快。
ブライアン・クランストンがトランボを好演。
暗い話をこれだけ明るく描いたジェイ・ローチ監督の手腕はたしか。
