ひろの映画見たまま

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「生きうつしのプリマ」、死んだ母にそっくりなプリマ!

2016-08-10 19:07:50 | ドイツ映画
おすすめ度 ☆☆☆

なんともミステリアス。

真相は、なぜか徐々に明らかに。

そして同時並行的にラブロマンスが。

1年前に亡くなった母エヴェリンにそっくりなオペラ歌手がニューヨークにいることをネットで見つけた父親。執拗に尋ねることを強要する。

仕事と愛に息詰まっていた、ソフィ。父親が金を出してくれるとのことで、そのオペラ歌手カタリーナを尋ねる。

適当にあしらわれるが、カタリーナのマネージャとねんごろになったおかげで、再びカタリーナと接触。彼女の母であるローザを訪ねる。彼女は痴ほう症だが、エヴェリンを知っていた。

そして明かされる、父パウルと父の兄ラルフの確執。ラルフも母エヴェリンを愛していたというのだ。

舞台となるドイツとニューヨークの美しい風景、ドイツでは田園風景が、ニューヨークでは人工的な美しさが映画を引き立てる。

主役のソフィは、ジャズ歌手、ドイツではあまり好かれなかったが、ニューヨークでは受ける。その歌詞はこの映画のテーマを語っているかのよう。一方、カタリーナは、正統派オペラを歌い上げます。演じるスコバとリーマンは歌がうまい。

ミステリアスな展開に興味津々で最後まで見せてくれる。

ただ、父親は気の毒で妻の夢にうなされている。

「ハンナ・アーレント」のマルガレーテ・フォン・トロッタ監督がちょっと変わった味付けの作品を作った。


コメント
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