ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「禅と骨」、天龍寺の禅僧ヘンリーミトワさんの一生!

2017-11-15 17:24:02 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆☆ (劇場鑑賞)

ドキュメントでありながら、ドラマあり、アニメあり、まさにごちゃ混ぜ映画。

映画の主、ヘンリーミトワさんは、もともとアメリカ人と芸者のあいの子。

戦争中は、日本では、外人とみなされ特高ににらまれ、アメリカでは日本人収容所に収監されるという、苦労の数々。

40歳を過ぎて、妙心寺に身を寄せ茶道を会得。

50歳を過ぎて、天龍寺の坊さんとなる。青い目の坊さんだ。

だが、その前に結婚、子供もいる。

この映画は、若いころをドラマ仕立てに、近年は、周辺の取材も含め、ミトワさん独特の会話。

例えば、長男夫婦が来日しているときの家族の会話。ウマのあわない次女との会話は秀逸。

最期は、死から、骨までさらけ出して、まさに人間ミトワ。

127分の長尺だが、「赤い靴」の映画製作にのめりこむ場面なども含まれ、まさにごった煮。

それにしても、ミトワの生きざまに感服する。

監督・校正 中村高寛。

 

 

 

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