おすすめ度 ☆☆☆ (劇場鑑賞)
恋愛映画好き ☆☆☆★
芥川賞作家・本谷有希子の同名小説を趣里の主演で映画化。
趣里は、水谷豊と伊藤蘭の娘。
この難役を、見事消化。
過眠症で引きこもり気味、現在無職の寧子は、ゴシップ雑誌の編集者である恋人・津奈木の部屋で同棲生活を送っている。自分でうまく感情をコントロールできない自分に嫌気がさしていた寧子は津奈木に当たり散らしていた。
要は、うつ病の典型。その原因とかはなく、ただその鬱の状態を延々と描写されるので、見ている方もうっとうしい。
津奈木の元カノ出現で、喫茶店でアルバイトすることに。
だが、どじってばかり。
そして、ちょっとしたことから爆発。
街を失踪、屋上で全裸になる。
一方、津奈木も会社で爆発。
絶叫の二人。
まあ、そんな二人に付き合わされるので、まさにうっとうしい。
ただ、その絶叫こそがこの映画のクライマックス、愛なのだ。
二人の愛が痛い。
津奈木を菅田将暉が演じている。