ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「台北ストーリー」、エドワード・ヤン監督作品!

2018-11-19 17:54:49 | 映画

おすすめ度 ☆☆☆

エドワードヤン好き ☆☆☆☆

1985年 台湾映画 ただし、日本公開は2017年

エドワードヤン監督、第2作

台湾で、初回上映時、4日で打ち切られたという曲者。日本でも当時公開されなかった。

特に、前半、それぞれの関係が分からないまま進むと、確かに眠い。

そこを我慢して、それぞれの関係が分かってくると、俄然引き込まれる。そんな映画だ。

原題「青梅竹馬」は幼馴染のこと。

舞台は台北の古い問屋街である迪化街。そこで育った幼馴染みのアリョン(ホウ・シャオシェン)とアジン(ツァイ・チー)の恋人とも友達ともつかない関係に、近代化が進む台湾社会の変化が重ねられる。近代化の象徴として、台湾社会に浸透したアメリカと日本のイメージが頻繁に使われる。

二人は一緒に、アパート探しをするところから、話は始まる。

だが、不動産会社に勤めていたアジンが、会社の倒産で無職になり、兄のツテでアメリカ移住を考えている。一方、親の家業である紡績業を継いだ元野球選手のアリョンは、昔のしがらみに取りつかれている。

アリョンは、家を売ってアメリカ移住を考えるが、借金まみれのアジンの父のためにお金を使ってしまう。

アジンらは、自由に現代の台北を謳歌しているが、アリョンは、踏み出せない。

迪化街の崩れそうな建物と、日本企業のネオンサイン。アジンが囚われる古い台北と、アリョンが生きる新しい台北が軋んでいる。

ベートーベンかと思えば、ラストは「湯の町エレジー」、日本の演歌が、古い台湾によく似合う。

ディスコダンスとか、街を疾走するバイクとか、躍動するシーンも描かれる。

1980年代の台湾。どこか懐かしい。


 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「危険な情事」、まさに危険な情事!

2018-11-19 15:14:27 | NHKプレミアムシネマ

おすすめ度 ☆☆☆

不倫映画好き、恋愛ホラー映画好き ☆☆☆★

1987年 アメリカ映画

わずか一度の情事を楽しんだことから女につきまとわれる男の悪夢を描く。

ダン(マイケル・ダグラス)は有能な弁護士で、美しい妻ベス(アン・アーチャー)と6歳になる娘エレン(エレン・ハミルトン・ラトセン)に恵まれた幸せな家庭生活を送っている。

妻が実家に帰った日、ダンはパーティーで知り合ったアレックス(グレン・グロース)と一夜を共にする。翌日もずるずる、目くるめくセックス三昧。

その後、アレックスは、ダンにまとわりつく。妊娠したとの脅迫。

いい加減に、あしらうが、断り切れないダン。

やがて、家族にまで魔の手が及ぶ。

不倫、妊娠というありふれたパターンだが、見せ方が怖い。

そして、ラストの惨劇へと続く、ホラー映画だ。

不倫は怖い。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする