おすすめ度 ☆☆★
弱冠22歳の若手監督・奥山大史が、脚本、撮影、編集も担当して手がけた、初の長編作品。
かなり凝った作品だが、しずしずと展開するので、退屈する。
サンセバスチャン国際映画祭で最優秀新人監督賞、ストックホルム国際映画祭とダブリン国際映画祭で最優秀撮影賞、マカオ国際映画祭でスペシャル・メンションを受賞した作品だ。
キリスト教を題材にした映画だけに宗教をテーマにしているのだが、描写は、淡々と小学生の生活を描くので、宗教色は薄い。
小さなキリストが出てくる。主人公の妄想だが、結局、何も聞いてくれないキリストにそっぽを向く。
小学生が主演だが、セリフの少ない演技を要求されている。
監督の今後が期待される。
