おすすめ度 ☆☆☆☆
PG12
2012年製作のジョニー・トー監督作「ドラッグ・ウォー 毒戦」のリメイク。
いかにも、韓国らしい味付け。有能配役陣を駆使し、韓国ノアールに仕上げた。
おかげで、韓国での興収もダントツ。
巨大麻薬組織のボス、イ先生を追う麻薬捜査班の刑事ウォンホ。
麻薬製造工場が爆破され、一人の青年ラクが生き残った。
二人で麻薬組織に潜入する。
まずは、中国密売人。演じるキム・ジュヒョク、助演賞を獲得するも逝去。妻を演じるチンソヨンも助演賞受賞。女ながら格闘技に参戦。このシーンで、ウォンホ刑事は、瀕死の薬中毒に。
出てくる麻薬組織の人間はみなくそばかり。その辺のねちっこさは韓国映画の得意技。
銃あり格闘技ありの、アクションシーンも忘れていない。
刑事ウォンホと青年ラクの微妙な関係が最後までミステリーアスで、ラストの意見が二分される謎のシーンへ。
韓国映画の底力をうかがわせる傑作。