おすすめ度 ☆☆☆★
バートレイノルズ好き ☆☆☆☆
「脱出」「ロンゲスト・ヤード」「トランザム7000」「ブギーナイツ」など数多くの作品に出演したバートレイノルズ、「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・八ウッド」に出演が決まっていながら2018年9月に82歳で亡くなった。
その彼を模した落ちぶれハリウッド男優の悲喜劇。
映画賞にありつけるということで、勇んで行った映画祭。
田舎町のしょぼい上映会だった。
だが、彼をエスコートした、主催者の妹、うつ病の今どき若者。だが、徐々に気を許し、生まれ育った地へのロードムービー。
一番愛していた別れた認知症の妻との再会。
映画上映会では、昔の映画が上映され、今の彼とのセリフのやり取りがあったりして、名前こそ変えてあるが、まさに、バートの遺作だ。本人が死を意識していたかはともかく、絶品だ。
まさに、年老いて、好々爺。昔は、抱かれたい男ナンバーワンだった。結婚も回を重ねている。
かつて一世を風靡した映画界のスーパースター、ヴィック・エドワーズのもとに、ある映画祭から功労賞受賞の招待状が届く。歴代受賞者がデ・ニーロやイーストウッドだと聞いて、しぶしぶ参加したものの、騙しに近い名もない映画祭だと知ると、エドワーズは憤慨。だが、映画祭が行われていた場所は、彼が生まれ育った街ノックスビルに近く、過去の思い出が甦り…。