おすすめ度 ☆☆☆☆
実録映画好き ☆☆☆☆★
オーストラリア・アメリカ・インド合作 R15+(リアルな殺害現場)
2008年に起きたムンバイ同時多発テロの際、タージマハル・ホテルに閉じ込められ、人質となった500人以上の宿泊客と、プロとしての誇りをかけて彼らを救おうとしたホテルマンたちの姿を描く。
この映画の優れたところは、まだ年端も行かないテロ集団の側を丁寧に描いているところだ。
なぜ彼らが、これほどまでの惨事を引き起こしたのか。背後には、イスラム組織のボスがいる。(パキスタン人で、いまだにつかまっていないらしい)
そして、懸命に働くホテルマン。裏部屋に客たちを移動、だが、携帯電話の情報が報道陣にばれて、テロ軍団に筒抜け。
特殊部隊でないと対応できないので、長時間の対決がもたらされる。地元の警官も、ホテル在住の人を助けるために奮闘するが、多勢に無勢。
赤ん坊がいるアメリカ人の勇敢な行動も目が離せない。
だが、お客様第一のホテルマンたちの働きは見事。
まさに、緊張しっぱなしの2時間余。
圧巻のドキュメンタリータッチ。
よくまあ、ここまで迫力のある映画に仕立てたものだ。