おすすめ度 ☆☆☆☆
PG12
木野本郁男(香取慎吾)はギャンブルをやめ、恋人の亜弓(西田尚美)と亜弓の娘の美波(恒松祐里)と共に亜弓の故郷である宮城県の石巻に移住し、印刷会社で働き始める。ある日、亜弓とけんかした美波が家に帰らず、亜弓はパニックになる。亜弓を落ち着かせようとした郁男は亜弓に激しく非難され、彼女を突き放してしまう。その夜、亜弓が殺される。
亜弓が死んだのは自分のせいだと悩む。
そして、ギャンブルにのめり込む。彼はギャンブル依存症。
自分が犯人と疑われたり、同僚が警察に捕らわれたり、負の連鎖が。
だが、やさしく迎えてくれる人もいた。
亜弓の父と仲の良かった小野寺。
だが、ギャンブルで大借金をこしらえ、挙句の果て、賭場に殴り込んで大暴れ。
それをやさしく迎えてくれたのは、亜弓の父勝美。
舞台になった石巻は、東日本大震災の被災地。
郁夫の再生と石巻の再生をオーバーラップ。
ちょっと、展開に強引なところがあるが、白石の演出と香取の演技が相まって良作となった。
ちなみに、父親役の吉沢亮は、毎日映画賞で助演賞を撮っている。渋い演技だ。