おすすめ度 ☆☆☆
「ヘンリー五世」「から騒ぎ」「ハムレット」と、シェイクスピア作品を数多く手がけてきたケネス・ブラナーが、シェイクスピアの人生最後の3年間を描いた監督・主演作。
グローブ座の火災をきっかけにして筆を折り、故郷に帰ったシェイクスピア。
そこには、妻、長女と次女。次女の婚約者。
17年前に幼くしてこの世を去った最愛の息子を悼むために、庭を造ることを思い立つ。
シェイクスピアの劇作家ケネス・ブラナーが、自身がシェイクスピアを演じることで、シェイクスピアの集大成としている。
普通の家庭にある、家庭騒動を描くことによって、親しみやすいシェイクスピア像を作っている。
それまで家庭を顧みることのなかったシェイクスピア。
ケネス・ブラナー、ジュディ・デンチ、イアン・マッケランの助演陣も大活躍。
凡人シェイクスピアを描きあげている。