おすすめ度 ☆☆
老いらくの恋好き ☆☆☆
R18+/フランス・ベルギー・アメリカ合作 R18ほどの描写はない
カサノバといえば、18世紀イタリアの文筆家で、伝説のプレイボーイ。
これまで数々の女性と浮名を流してきた遊蕩児カサノバは、パリからの亡命を余儀なくされロンドンへやって来る。
そこで出会った娼婦マリアンヌ・ド・シャルピヨンに魅了され恋にはまっていく物語。
ただ、演じるバンサン・ランドンがもうお年寄りで、老いらくの恋としか映らない。
娼婦に入れあげるのも、わからなくはないが、所詮適当にあしらわれる。
まあ、老いらくの恋を延々と見せられてもなあ。
中世の貴族の気取った生活、ロウソクのシャンデリアの暗い室内、馬糞と糞尿がまき散らされた屋外。
まあ、中世感は出ていました。
ヒロインを演じるステイシー・マーティンがきれいなのが救い。
ちなみに「最後の恋」(1992)では、アランドロンがカサノバを演じている。