おすすめ度 ☆☆☆★
シリアス映画好き ☆☆☆☆
ベルギー・フランス合作
「ある子供」「ロルナの祈り」「少年と自転車」などカンヌ国際映画祭で受賞を重ねてきたベルギーのダルデンヌ兄弟が、過激な宗教思想にのめりこみ教師を殺害しようと試みた少年の姿を描き、2019年の同映画祭で監督賞を受賞した人間ドラマ。
13歳のアメッド。
ムスリムに感化され、学校の先生をイスラムの敵とそそのかされ、殺人未遂。
教化院に送られ、農場作業など、教化の日程が続く。
しかし、本性は癒えず、農場主の娘にキスされ、汚いと不貞腐れる。
また、先生との面会で再び殺そうと計画、失敗。
護送途中逃げだし、再び先生宅へ。
屋根に上って侵入しようとするが、転落。瀕死に。
先生が駆け付け、やっと手に触れるが???
淡々と、ドキュメント風に展開、サスペンスあふれる作りになっている。
ベルギーでは、テロリストの温床になっているといわれているが、この青年のような狂信者がいるのかも。
平穏な日本では考えられないこと。そういえば、オウムというのがあったね。