おすすめ度 ☆☆☆
サスペンス好き ☆☆☆★
2017年・第30回東京国際映画祭コンペティション部門に出品され、最優秀男優賞(ドアン・イーホン)と最優秀芸術貢献賞を受賞した。
香港返還の年、1997年。中国の小さな町で発生した若い女性ばかりが狙われる連続殺人事件。
小さな町の古い国営工場で警備員を務めるユィ・グオウェイは、泥棒検挙で実績をあげ得意になっていた。
そして警察をさておき、事件の捜査に当たる。
自らの恋人をおとりにしようと画策。
ずっと雨の暗い映像。救いがたい。
ユイは、疑惑の男を殺し、刑に服します。
2008年、刑期を終えたユイは出所。
そして工場へ、やがて工場は破壊されスーパーに。
変遷する中国、地方都市の闇を雨で表現、サスペンスは盛り上がる。
だが、結末がすっきりしない。
あと一歩でサスペンスあふれるノアール映画になったのだが。