おすすめ度 ☆☆☆★
R15+/イタリア・フランス・ブラジル・ドイツ合作
イタリアのアカデミー賞と呼ばれるダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞にて作品賞など6部門を受賞。第72回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品作品。第92回アカデミー賞国際長編映画賞イタリア代表作品。
イタリアの巨匠マルコ・ベロッキオがイタリアマフィア史上最大のミステリーを映画化。
1980年代初頭、マフィア間の抗争が激化の一途をたどるシチリア。
抗争の仲裁に失敗したパレルモ派の大物ブシェッタ(ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ)はブラジルに逃れたものの、残された家族や仲間達が報復を狙うコルレオーネ派により抹殺された。
そのブシェッタも、警察に捕まり、シチリアへ送還される。
刑務所生活ののち、マフィア一味を捜査する判事に協力。
麻薬取引と抗争の一部始終を暴露。
裁判が始まる。
弁護側と検察側の証人はいずれも服役者、牢屋を法廷に設置して始まる法廷劇が見もの。
最初の抗争部分は、人物の多さと名前の複雑さに、ほとんど理解せぬまま進行(予め相関関係など見ておくといいのかも)
後半は、法廷劇、異様な審議風景に目を見張る。
この映画は、実話物で、エンドロールに本人が登場する。
ところどころ衝撃的なシーンがあり、唖然とさせられる。
イタリア版歴史劇だ。