ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「赤い闇 スターリンの冷たい大地で」、世界中が恐慌下、なぜソ連だけが繁栄を続けているのか?

2021-06-07 17:49:46 | ヨーロッパ映画

おすすめ度 ☆☆☆★

PG12/ポーランド・イギリス・ウクライナ合作

スターリン体制のソ連という大国にひとり立ち向かったジャーナリストの実話をもとにした歴史ドラマ。

1933年、ヒトラーへの取材経験を持つ若き英国人記者ガレス・ジョーンズは、世界中で恐慌の嵐が吹き荒れる中、ソビエト連邦だけがなぜ繁栄を続けているのか、疑問を抱いていた。

資金源がウクライナにあると掴んだジョーンズは高官らを騙して現地へ向かう。まさに命懸けの取材の様子が本作の白眉。

ウクライナの描写は、モノクロ。
だれも見向きもしない置かれた死体。そしてあまりの食料のなさに、代用品を食するほど追い詰められた過酷な環境。

果たして、この惨状を記事にできるのだろうか?

対照的に、権力に迎合した記事を書くニューヨークタイムズ記者も描かれている。

まあ、知らなかった歴史の事実。参考に。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする