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「冬薔薇(ふゆそうび)」、儚く寄る辺なく紡がれる寄る辺なき者たち!

2023-01-26 17:18:28 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆★

PG12

冬薔薇は、冬にも咲く薔薇のこと。あらかた葉を落として、二つ三つ小ぶり の花をつける姿を目にすると、わびしい思いを禁じえない。

丁寧に育ててやれば冬にも咲く花。主人公の母親が育てている。

阪本順治監督が伊藤健太郎にあて書きした映画。

伊藤健太郎は、ひき逃げ事件で、放置したまま逃げていた。

そのだらしなさにあて書き、ゆえにエンディングはハッピーエンドではない。

学校にも行かず、半端な不良仲間とつるみながら、友人たちから金をせびってダラダラと中途半端に生きる渡口淳(伊藤)。

埋立て用の土砂を船で運ぶ海運業を営む彼の両親は、時代とともに減っていく仕事や後継者不足に頭を悩ませながらも、なんとか日々をやり過ごしていた。

船仲間や、船長を頼ってきた親子など、それぞれに悩みを抱えながら生きている。

なにか気になる映画だ。

小林薫、余貴美子らが脇を固める。

 

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