おすすめ度 ☆☆☆★
PG12
戦国時代の名将・武田信玄の父で、甲府を開いた信虎の晩年を描いた時代劇。
甲斐から追放された後の武田信虎の人生についてはまったく知らなかった。本作は「甲陽軍鑑」の記述に則って、信虎の晩年を描くことが冒頭で告げられる。
登場人物が多く、その相関関係も複雑。
腹を据えて、見るべし。
信玄死して後、しばらく世間には隠し通すのだが、その間に信虎の暗躍。
話としては面白いが、なにしろ、丁寧に描いているだけに複雑。
信虎を演じる寺田農が好演。
それにしてもはかない人生。