おすすめ度 ☆☆☆★
PG12
片山慎三監督が姿を消した父親と、必死に父を捜す娘の姿を描いたヒューマンサスペンス。
大阪の下町で中学生の娘・楓と暮らす原田智。ある日彼は、「お父ちゃんな、指名手配中の連続殺人犯見たんや。捕まえたら300万もらえるで」と言い残すと、不意にどこかへ消えてしまう。楓は、父親の行方を懸命に捜し回った末、建設現場で働く労働者のリストに父親の名前があることを知るが、原田智の名で現われたのは、見知らぬ若い男だった。その後楓は、指名手配犯の張り紙の中にその男の顔写真を発見し、さらに驚くことに。
母の死にまつわるサイコパス、快楽殺人、SNSの闇と自殺幇助さらには介護や貧困の問題等など重いテーマが次々と。ラストは卓球。
智の佐藤二朗、伊東蒼が楓役を演じるほか、清水尋也、森田望智ら好演。