おすすめ度 ☆☆☆ (劇場鑑賞)
江戸時代、大坂や伊勢と並ぶ日本三大商人に数えられた近江商人たちの活躍を描いた時代劇。
ある近江商人との出会いから、大津の米問屋・大善屋で丁稚奉公することとなった銀次。それから 5 年が過ぎ、商才を発揮する銀次は、店の仕事だけではなく、職人の互助組合作りや茶屋の看板娘お仙のアイドル化計画などを手掛け、町の人々を助ける。そんな彼の元には先輩の丁稚・蔵之介、同じ店で働く楓、眼鏡職人の有益や大工の佐助など仲間が集まるようになった。だが、悪辣な奉行の罠によって、大善屋が千両もの借金を背負うことに。蔵之介の父も関わるこの悪企みから店を守るため、銀次は大津と15 里=60km 離れた堂島の米の価格差を利用した裁定取引を思いつく。電話もネットもない時代、飛脚でも半日掛かる距離を越え、情報を迅速に入手するため、銀次たちが仕掛けた壮大な作戦とは?
元気をもらえる作り。
アイデア勝負の通信手段で、情報戦争を制するお話。
地道な近江商人の日常から、アイデアで勝負する主人公。
上村侑の銀次役のほか手堅いわき役陣。
正月映画にもってこいの映画。