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「立ち去った女」、ベネチア国際映画祭で金獅子賞(最高賞)受賞作!

2018-06-28 16:12:39 | フィリッピン映画

おすすめ度 ☆☆☆

228分(約4時間)の作品。途中の中休みなし。仕方なくDVDを待ちやっと鑑賞。

鑑賞に3日かける。

アクションとか、恋愛とか、いわゆる娯楽映画ではないので、覚悟が必要。

だが、映画マニアにとっては、美しくも徹底的な長回しと、蠱惑的なロングショット。動かない白黒画面にいつしか吸い寄せられてしまう。

殺人の罪で30年間投獄されていた無実の女ホラシアが出所した。

彼女を陥れたかつての恋人ロドリゴに復讐するため、彼のいる島へたどりつく。

物乞いの女やアヒルの卵を売る男、心身に傷を抱える謎の女ら生きることに疲れている人たちが現れる。

彼女は、彼らにやさしく接する。

子供たちに読み聞かせる物語や詩、歌、それらが、生きる、神と結びつき。

一方、金持ちになったロドリゴも、悩み牧師に悩みを聞いてもらおうとする。

心身をズタズタにされたゲイの男ホランダ。彼女突然日本語を使いだす。フィリピンも意外と日本と近い。彼女(彼)をやさしく受け入れるホラシア。

そして、意味深なラスト。

見終わった後のずっしり感は、もう一度見てみたい気を起こさせる。

監督ラブ・ディアス、主演チャロ・サントス・コンシオ。

 


 


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